'14~'16年とJRA最多勝利騎手&MVJに輝いた戸崎圭太騎手による、大井競馬在籍時代から続く
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11月11日時点1556勝
オークスは無敗馬と初コンビ!いよいよ来週は日本ダービー!
2018/5/18(金)
競馬ラボからのお知らせです!いよいよ来週に迫った第85回 日本ダービー(G1)!ご存知のとおり、戸崎圭太騎手は皐月賞馬エポカドーロとのコンビでダービーに騎乗の予定です。そこで競馬ラボでは「ダービーに挑む戸崎圭太騎手へ」というテーマで応援メッセージを募集いたします!
応募はメールで、件名に「週刊!戸崎圭太係」と明記の上、「お名前(ペンネーム)・年齢・応援メッセージ(300字以内)・その他、当コーナーへのご意見、ご感想があれば」をお書き添えいただき、以下に送信ください。
メールアドレス:keita_tosaki@keibalab.jp
正直、どれくらいのメールが来るか未知数ですが(苦笑)、たくさん来ればサイト内に掲載いたします!もっとたくさん来れば、本人にメッセージをお見せします。皆さんのご応募をお待ちしております。
※無記名のメールはサイト内に掲載いたしません。
※いただいた個人情報は当企画以外の目的では使用しません。
※締め切りは5月20日(日)といたします。
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今年は粒ぞろい、いや歴史的ハイレベルになるかもしれない牝馬クラシック第2冠・オークス。戸崎騎手はテン乗りのロサグラウカとのコンビで挑むことになるが、2戦2勝と底をみせていない未知の能力を大一番でどれだけ引き出せるだろうか。
また次週に迫る日本ダービーは皐月賞馬・エポカドーロとのコンビで参戦。次週は特別企画もご用意しているだけに、競馬の祭典は戸崎騎手の声にいつも以上にご期待いただきたい。
-:今週はオークス(G1)にロサグラウカ(牝3、美浦・尾関厩舎)と臨まれます。2週続けて追い切りに乗られたそうですね。感触はどうでしたか?
圭太:状態面の比較はつきませんが、いい状態できているんじゃないかと思います。どちらかといえば、長く脚をつかうような印象は受けましたね。
-:2戦2勝という成績ですが、実戦での騎乗は初めてになりますね。
圭太:これは事前にも関係者から聞いていましたし、実際に跨っても思ったことですが、まだ成長途上、伸びしろのあるタイプですね。ただ、ここまでの外枠とは……。
ロサグラウカの最終追い切りに騎乗して感触を確かめた(中央)
-:オークス、ダービーと東京芝2400m戦は1コーナーをロスなく入りたいですよね。
圭太:現状出せる力を引き出せるよう、精いっぱい騎乗したいですね。頑張ります。
-:土曜の騎乗馬では、5R(3歳未勝利)のシンボリティアラ(牝3、美浦・菊川厩舎)は2戦目で2着に好走しましたね。
圭太:いいスピードをもっていますね。マイルの距離があっていそうですし、前回は勝ち馬も手ごわかったです。引き続き楽しみですよ。
-:是政特別のサノサマー(牡4、美浦・中舘厩舎)は久々の騎乗になりますね。青竜ステークスでは3番人気に推されたことを思い出します。
圭太:能力は高い馬なんです。ただ、どうしても気性面の難しさをかかえていますね。ここのところも勝ちきれないのも、そういうところが原因かもしれません。
-:メイステークスのタイセイサミット(牡5、栗東・矢作厩舎)も昨夏以来の騎乗ですね。
圭太:こちらも気性の難しさがあるんですよね。ただ、昨年も勝ったレースのようにコースは問題ないです。ひと工夫必要なところがあるかもしれませんが、期待して臨みたいです。
-:日曜の丹沢ステークスはテイエムコンドル(牡7、美浦・石栗厩舎)と3戦続けてのコンビです。
圭太:ええ、昇級にはなりますが、このコースも合いそうなイメージは沸きますね。
-:先週のレース回顧に移らせてもらうと、ヴィクトリアマイル(G1)のアエロリット(牝4、美浦・菊沢厩舎)は4着。事前に追い切りにも騎乗されていましたが、実戦に乗ってみていかがでしたか?
圭太:いい形で運べたと思います。欲を言えば、もう少しリラックスして走れたらと思います。馬場も結果的にはもう少し乾いていてもとは思いましたね。
-:馬場に関しては、僕は渋っても問題ないと思っていました。そこは落鉄の影響もあるのではないですか?
圭太:あんな馬場だったのでそれはあるかもしれません。いつもそうですが、どこで(蹄鉄が)落ちたかわからなかったですからね。
-:おそらくゲートあたりで落ちたのかと思いますが、それでレースを走りきるとなると影響はあったのではないかと。当日は13時くらいから小雨がパラツキ始めましたね。どんな馬場でしたか?
圭太:ぬかるみを感じるものの、時計は速く、妙な馬場でしたね。去年のNHKマイルカップの時は晴れていましたが、似た馬場でしたね。
-:ドボドボになったらわかりませんが、僕も去年のようなイメージでした。そういう意味ではチャンスかと思いましたが、やはりテンのスピードから好位からになってしまいますよね。
圭太:ワンペースなところがあるので、もう少し時計勝負になるペースでいいかもしれませんね。ただ、コーナーの回り方など特徴はつかめたのでね。
-:その他のレースでは、スマートルビー(牝5、美浦・尾関厩舎)は惜しい競馬でしたね。
圭太:以前乗せていただいた時よりも成長を感じましたね。いいポジションで運べたと思うのですが、勝ち馬が内から抜けてくるとは思わなかったですね。
-:ニシノジャガーズ(牡3、美浦・萱野厩舎)はオッと思うところもありましたが、やはりゲートが課題でしょうか?
圭太:ゲートよりも気難しさがありますね。この前とは行きっぷりも違いましたし。でも、ああいう競馬でも形になったことは収穫です。
-:セガールモチンモク(セ4、美浦・粕谷厩舎)は連勝ですね!
圭太:やっぱりブリンカー効果ですね。前回から着けたことでいい効果がありましたよ。最後も接戦でしたが、しぶとかったです。
-:京王杯スプリングカップ(G2)のリライアブルエース(牡5、栗東・矢作厩舎)はどうでしたか?
圭太:率直にいい馬でしたね。今後、重賞でも活躍する馬じゃないかと思いますよ。
-:わりとコンスタントに使っているイメージ。状態は大丈夫でしたか?
圭太:大丈夫だったと思いますよ。あとは理想をいえばもっと内枠なら。外を回ると気難しさを出すイメージだったので、モマれるくらいの枠でよかったかなと思います。
-:ルックトゥワイス(牡5、栗東・藤原英厩舎)は惜しくも勝利ならず、いかがでしたか?
圭太:相手が強かったですね。休み明けも問題なかったですし、モタモタするような面もよくなって、成長を感じましたが、あの時計で逃げ切られては……。
-:そして、いよいよ来週はダービーですね!いまの心境はどうですか?日増しにダービーへ向けての気持ちのたかぶりもあったり?
圭太:いや、まずはオークスと今週の競馬もありますからね。そこにしっかり集中したいです。
-:ダービーについては事前にいろいろ伺っているので、読者の皆さんにはそれもチェックしてもらえればと思います。来週、追い切りに乗ることはありますか?
圭太:いや、栗東にはいかないと思いますよ。美浦にいくと思います。
-:直前の意気込みはこのコーナーもご覧いただければと思いますが、陣営には取材もさせてもらいました。ただ、まずは今週がんばってください。ということですね(笑)。
圭太:そうですね(笑)。ありがとうございます。
(聞き手:競馬ラボ・小野田)
※次回は5月25日(金)に更新予定です!
プロフィール
戸崎 圭太 - Keita Tosaki
1980年7月8日生まれ、栃木県出身。99年に大井競馬の香取和孝厩舎所属としてデビュー。初騎乗、初勝利を飾るなど若手時代から存在感を放っていたが、本格的に頭角を現したのは08年で306勝をマークし、初めて地方全国リーディング獲得した頃から。次第に中央競馬でのスポット参戦も増えていった。
11年には地方競馬在籍の身ながらも、安田記念を制して初のJRAG1勝ち。その名を全国に知らしめると、中央移籍の意向を表明し、JRA騎手試験を2度目の受験。自身3度目の挑戦で晴れて合格し、13年3月から中央入りを果たした。移籍2年目はジェンティルドンナで有馬記念を制す劇的な幕引きで初の中央リーディング(146勝)を獲得。16年も開催最終週までにもつれた争いを制し、3年連続のJRAリーディングに。史上初となる制裁点ゼロでのリーディングだった。19年にはJRA通算1000勝を達成、史上4人目のNARとのダブル1000勝となった。プライベートでは2022年より剣道道場・川崎真道館道場の総代表を務めている。