
'14~'16年とJRA最多勝利騎手&MVJに輝いた戸崎圭太騎手による、大井競馬在籍時代から続く
人気コーナー!トップジョッキーならではの本音、レースへの意気込みをお届けします!

3月23日時点1724勝
今週から戦列復帰で中山と阪神へ!
2026/4/10(金)
騎乗停止期間を終えて、今週から待望の復帰となる。土日ともに重賞での騎乗も予定しているが、特に注目は桜花賞だろう。自身にとって1番人気が2度、2番人気が1度あったが、決して相性がいいとは言えないレースでもある。今年はテン乗りのパートナーと挑むが、好結果となるだろうか。
異例の騎乗停止、気持ち新たにフェアプレーを意識
——ここ2週もお話は伺っておりましたが、今週から通常通りに話していただくことになりますね。まずは騎乗停止明けの復帰となりますが、気持ちとしてはどうでしょうか。
戸崎:2週間休んでいて、いつものルーティンじゃなかったり、曜日の感覚が分からなくなったりといろいろありましたが、またこうしてレースに乗れるということを改めて幸せに感じます。その反面、制裁を受けての停止だったので、今後はより一層綺麗に乗れるように、ファンの皆様にもいいレースを届けられるように心がけて騎乗していきたいなと思っています。
——1週間のメンタル的なバイオリズムとしては、やはり曜日によって波は普段はあるものですか。
戸崎:いや~どうですかね。週末にかけて、緊張するというよりは、集中が増してくるという感じですかね。
——その点、この2週間は普段とはちょっと違う感じでしたか。
戸崎:全くスイッチ入らずに過ごしていた感じでした。この1週間は、先週日曜日が終わってからはまたいつものルーティンに戻して、気持ちは切り替えています。
——やはりそういう切り替えもできるものですね。
戸崎:ある程度「慣れ」みたいなものはありますからね。今日もトレーニングやってきましたけど、体もいい動きでしたし、追い切りも乗っていますけど、感触も良かったので。
——追い切りに乗った感じでは、違和感などは特になかったですか。
戸崎:どうなのかなと思ってはいたんですけど、特に問題なくいけましたね。むしろ体調がいいくらいで。
——より一層気をつけてというお話でした。短い期間で騎乗停止となると、より制裁も重くなると思います。いわゆる「加重制裁」のようなものも懸念しないといけないですよね。
戸崎:そこは全く気にしていないです。それだから気をつけるのではなく、改めて心構えとしてということですね。制点数がどうこうというよりは、日頃から精神的には常に気をつけていたつもりではあるので。「加重制裁が怖い」とかではなくて、ですね。
ディアダイヤモンドの追い切りに騎乗
——ご自身のモットーに対して意識を高めるということですね。今週は桜花賞(G1)が一番の注目だと思います。ディアダイヤモンドの追い切りに乗った感触はいかがでしたか。
戸崎:すごく乗りやすい馬だと聞いていたので、安心して乗ることができたなというところです。本当に乗りやすくて「走る馬だな」という感触は得ました。動き自体も良かったですし、順調にきているなと感じました。
——最終追い切りは、中3週の間隔、関西圏への輸送、最終追い切りなので、攻める内容の追い切りではないかと思います。どういったテーマでしたか。
戸崎:当該週でもありましたので、併せ馬で感触を掴む程度でという指示でした。最後は反応を見て欲しいという感じでしたね。
——前走のアネモネステークスは速いタイムだったと思いますが、セールスポイントはどう感じていますか。
戸崎:前走は強かったですね。相手を引き離すような内容だったので、走るだろうなという感触ですね。
——関西地方は雨予報もありますが、土曜も気温が高いですし、乾いておかしくないかと思います。時計が速くなる分にはいいタイプでしょうか。
戸崎:大丈夫だと思います。ただ、馬場についてはある程度、どんな状態でもこなすのかなという感じは受けています。バランスもいいですし、気持ちも余裕がありますから、折り合いも良さそうですね。
——一進一退の戦績ですが、関西圏への輸送の経験もありますね。
戸崎:輸送の際で敗れていますが、当時は熱発明けだったりと状況も違いますからね。
——桜花賞というレースに対しての思いは何かありますか。
戸崎:やはり有力馬を乗せてもらっている印象の中で、結果が伴っていません。別の陣営ですし、その分も、とはなりませんが、何とかいい結果を出したいなと思っています。
——騎乗停止期間が終わった直後、ファンの注目度も高いと思いますが、そのあたりも含めていかがでしょうか。
戸崎:そうでなくとも、最善は尽くしたいですが、先日の書籍のイベントでも直に皆さんの声を伺えて、より感謝しました。期待に応えられるような結果になるといいですね。
——内枠しか引いていませんが、この枠についてはどうでしょうか。
戸崎:大丈夫だと思っています。
——土曜日の騎乗馬についても伺います。アイデアユーは引き続き同じ条件ですか。
戸崎:だんだん使うごとにセンスも出てきているものの、距離が持たなくなってきているなというイメージはあります。組み立て方をちょっと考えて騎乗したいなと思います。
——ピエスユニークはいかがですか。
戸崎:新馬の際に乗り味は良かったんですけど、精神的な部分で若さがあって集中力が欠けているなという中でのレースでした。前走は少し気持ちが入ってきて乗り味の能力は出せていたのかなと思うので、チャンスだと思っています。
——ノットファウンドはだいぶ久しぶりの騎乗です。
戸崎:乗り味はいいタイプでしたけど、沈み込み方が甘いかなという感じで、勝ち味に遅いタイプかなと思っていました。そのあたりが変わってきてくれているといいなと思います。当時はダートの短距離という感触というイメージはなかったですね。それでも、こうした条件で安定してきたので、前とは変わっているのでしょうね。
——ニュージーランドトロフィー(G2)のディールメーカーは未勝利勝ちが強い内容でしたが、ここには他にも好タイムで勝ってきた馬もいます。相手関係が変わってどうでしょうか。
戸崎:未勝利は本当に強かったなと思います。昇級しても勝ち上がることができましたし、能力は感じているので、どこまで対応できるかなというところですね。
——馬場状態についてはおそらく金曜の雨が残りでそうですね。
戸崎:どうすかね~。あくまで感覚ではしぶらない方が良さそうですね。
——次週の東京スプリント(Jpn3)はドラゴンウェルズに騎乗されます。
戸崎:いつもついてくるところだと思うんですけど、スムーズに走ることができたらいいなと思っています。あとはダート発走のところがちょっと気をつけたいなというところです。相手関係も変わりますが、まずは力を出し切れる条件であることが理想ですね。
——今週もありがとうございました。今後も関西遠征はありますが、次週は皐月賞(G1)でグリーンエナジーに騎乗。引き続きよろしくお願いいたします。
戸崎:はい、よろしくお願いします。ありがとうございました。
プロフィール

戸崎 圭太 - Keita Tosaki
1980年7月8日生まれ、栃木県出身。99年に大井競馬の香取和孝厩舎所属としてデビュー。初騎乗、初勝利を飾るなど若手時代から存在感を放っていたが、本格的に頭角を現したのは08年で306勝をマークし、初めて地方全国リーディング獲得した頃から。次第に中央競馬でのスポット参戦も増えていった。
11年には地方競馬在籍の身ながらも、安田記念を制して初のJRAG1勝ち。その名を全国に知らしめると、中央移籍の意向を表明し、JRA騎手試験を2度目の受験。自身3度目の挑戦で晴れて合格し、13年3月から中央入りを果たした。移籍2年目はジェンティルドンナで有馬記念を制す劇的な幕引きで初の中央リーディング(146勝)を獲得。16年も開催最終週までにもつれた争いを制し、3年連続のJRAリーディングに。史上初となる制裁点ゼロでのリーディングという快挙を達成した。19年にはJRA通算1000勝を達成、史上4人目のNARとのダブル1000勝となった。プライベートでは2022年より剣道道場・川崎真道館道場の総代表を務めている。2025年5月よりYoutubeチャンネル「戸崎圭太のベリベリチャンネル」を開設。





