
外枠有利の新潟直線1000mで最内枠から内ラチ沿いを通って勝利するなど、その大胆な騎乗に注目度が
日増しにアップしている永島まなみ騎手が、騎乗論から日常まで余すことなく語りつくします!
雪ニモマケズ!激動の週末のウラ側とまなみトーーク第5弾始動!
2026/2/13(金)
先週末は東京競馬で騎乗…がまさかの雪で叶わず、日曜の京都競馬も順延するど激動となってしまったまなみ騎手。東京競馬中止の経緯から、京都に戻ってのドタバタ劇、今週末の展望、そして古川奈穂騎手との"まなみトーーク"第1弾など、今週も超盛りだくさんでお届けします!
Snow WomanVS雪!激動の週末
——ただただお疲れ様でしたという言葉しかありません。先週末の競馬は激動でしたね…
東京では8Rの返し馬だけ乗って終わったので、みんなに「何しに来たんや」と言われました…(笑)
PN.leyさんご提供
——先週末の土曜、一鞍入魂だった土曜の東京8Rでバルダンツァに騎乗される予定でしたが、まさかの直前取りやめとなりました。経緯について伺いたいです。
8Rが始まる前、7Rに乗っていたジョッキーの皆さんが「雪で前が見づらくて危ない」とは言っていたんです。それでみんな、やめたほうがいいんじゃないかという話になっていました。
8Rの返し馬をした段階でも雪は結構降っていたのですが、8Rは芝スタートのダート1600mで、スタート部分の芝に雪が積もってしまっていたんです。
そんな状態では滑ったりするので、スタートで躓く可能性が高くなってしまいます。それで8Rに乗るジョッキーの間でも話し合いとなり、上のジョッキーの皆さんが「危ないから中止にしよう」と提案してくださいました。
PN.ゆーさんご提供
——中継で見る限り、レース直前の雪はそこまでではなかったようにも見えました。
返し馬が終わってからポケットに入るまでは結構降っていたんです。さすがにこれは中止かなと思っていたのですが、発走委員の方が更に上の方々へ話を持っていっている間にちょっと雪が止んできて(笑)
そのシーンがテレビで上映されていたと思うので、その分もあったかもしれません。ただ8Rは芝スタートでしたし、人馬ともにケガがないのが一番なので仕方ないですね。
PN.きゃべつ太郎さんご提供
——よく芝スタートのダートレースは切れ目の部分が危ないと聞きます。
そうですね、雪の場合だと馬が下駄を履いて(蹄鉄の間の溝に雪が詰まること)滑るので、そちらのほうが大きいかなと思います。
——PN.leyさんから「土曜日は東京開催お疲れ様でした。レースが中止となりましたが、まなみ騎手から見て馬場状態はどうでしたか?」というご質問がありました。返し馬でダートを走られたと思いますが、ダートはどんな感触だったのでしょうか。
ダート自体はまったく問題なかったですね。スタート地点の芝の問題でした。ダートスタートならあったかもしれません。
PN.leyさんご提供
——同じくPN.leyさんからは「雪の中で馬に乗ることが怖いなと思ってしまいますが、雪の中の返し馬での視界はどうだったのかも教えていただきたいです!」というメッセージもありました。
返し馬をした時は結構降っていたので、見えづらかったですね…
——雪の影響でレースが始まる直前に天候調査が入り、ジョッキーの皆さんが待機する展開となりました。皆様どのような話になっていたのでしょう。
私がみんなにイジられていました(笑)。何しに来たんやから始まって…。皆さん(8Rの開催を)やめようという感じだったのですが、私はこの8Rだけだったので乗る気マンマンでした(笑)。もちろん安全第一です。
PN.ゆーさんご提供
——ふと気になったのですが、このような形で直前に中止になると、どのような形で中止したことが伝えられるのでしょうか?
まずノリさん(横山典弘騎手)と戸崎(圭太)さんが率先して、ジョッキー側は危ないと見ていることをJRAサイドに伝えてくださったんです。
その後、発走委員の方が更に上の方にその旨を伝えてくださるのですが、今回の場合は一回ゲート裏まで行ったんです。
ゲート裏まで行ってから、発走委員の方に「これからファンの方に中止をお知らせするので、もう一度ポケットに戻ってください」と言われて、またポケットに戻る形になりました。
PN.水無月さんご提供
——どの馬ももう一度ポケットに戻ったのは、発走時刻が遅れるからだと思っていました。
その時にはもう中止は決まっていましたね!
——まなみ騎手は土曜、一鞍入魂で8Rのみの騎乗でした。仕方のないこととはいえ、消化不良感があったのでは。
そうですね、バルダンツァ、乗りたかったです…
——振り返れば24年11月2日の京都8Rがレース直前で取りやめになった時、まなみ騎手はクアトロジャックに騎乗予定でした。
そうでしたね、今回もその時も、2つとも結構人気している馬に乗せていただいていたんです…
24年11月2日、クアトロジャックで中止になった日
PN.きゃべつ太郎さんご提供
——まなみ騎手は同じく24年、8月25日に新潟12Rが落雷で中止になった時も新潟競馬場に居合わせ、翌週8月31日の中京競馬6R・2歳新馬が大雨で発走が遅れる珍しいケースがあった時も、まなみ騎手はケングロリアに騎乗されていました。よく"当たり"ますね…
覚えてます覚えてます!本当に運がないのかな…。でも人馬が無事なのが一番かなと思います。
——翌日日曜は京都競馬での騎乗でした。まなみ騎手は京都競馬の場合、前夜栗東トレセンの調整ルームに滞在し、朝の調教に乗ってから京都競馬場に移動というのがよくあるパターンだと思います。今回はどうだったのでしょう。
東京で8Rの返し馬だけ乗って帰ってきて、次の日日曜の京都競馬は栗東で調教に乗ってから行く予定だったんです。ただ日曜朝に2頭の調教に乗ったところで、日曜開催は中止と言われて。
それでまた厩舎に戻って残りの馬の調教に乗って、雪が凄かったのでその日のうちに京都競馬場の調整ルームに移動したんです。
PN.726さんご提供
そうしたら月曜朝に競馬はないと言われ、普段なら栗東まで40分くらいで着くところ、2時間半かけて栗東まで戻りました…。
一旦家に戻ってから、また月曜夜にはトレセンの調整ルームに戻って、火曜の朝に調教に乗ってから京都競馬場に行った感じです。
——本当に激動だったのですね。PN.えりさんから「まなみちゃんこんにちは!今週は雪の影響で大変な開催になったと思います…お疲れ様でした。このような変則開催となった場合は、騎手の方々はどのようにして過ごされるのでしょうか?」というメッセージがありました。知られざる部分ですね。
皆さんどうしてるのかな…?競馬がなくなった時点で、開催前夜の21時までは自由時間なんです。することはないですが(笑)。裏で競馬開催もなかったのでヒマでした…
PN.水無月さんご提供
——まなみ騎手は2時間半かけて栗東に戻った後、夜また調整ルームに入るまでご自宅でどう過ごされたのでしょう。
なんもしなかったです、家の中にこもってました(笑)
——日曜夜は京都競馬場の調整ルームにいらっしゃったとのことですが、てっきり日曜夜もトレセンの調整ルームにいらっしゃるのかと思っていました。
トレセンの調整ルームにいようか迷ったんです。ただ雪が凄くて京都競馬場に行く時に高速道路が閉鎖されたら嫌だなと思いまして。
月曜は普段なら休みの日ということで朝の調教もなかったので、それだったら競馬場に行ったほうが遅れないし安心かなと思っていたら、日曜夜に京都競馬場に着いた時点で"明日も競馬ないなぁ…"と思うくらい雪が降っていました(笑)
調整ルーム入室前、雪の京都競馬場の様子
まなみ騎手ご提供
——ファンの方の中には、雪で馬の状態がどうなったか、判断を迷った方もいると思います。今回の京都は2日延びましたが、2日でも影響は大きいものなのでしょうか。
栗東トレセンにいる関西馬に関しては、月曜日に翌日のレースを使う馬の調教はできたんです。ただ京都競馬場にいる美浦の馬は調教できていない馬も多かったようで、3日間運動だけという馬もいました。
——3日も軽い運動だけとなると、馬も重くなるのでしょうか。
そうですね、私も火曜にレースで美浦の馬に乗せていただいたのですが、結構硬くて…
今日(取材は12日木曜)、藤懸(貴志)さんと話した際にも、「3、4日間運動だけで、調教で乗れなかった関東馬はちょっと硬かった」とおっしゃっていました。多少なりとも影響はあったかなと思います。
——そんな火曜、きさらぎ賞は京都競馬場に3泊4日だったゾロアストロが勝ったことで話題になりました。
凄いなと思います!ゾロアストロは調教乗れたようなのですが、それでも凄いです。
——先週コラムにて滞在競馬のお話になりましたが、もし滞在が苦手な馬だったら大変でしたね。
本当にそうだと思います…
——自厩舎の高橋康之厩舎は土日全て小倉で7頭、火曜の京都で2頭使われていました。雪で小倉組が帰ってくるのが大変だったとか…?
そうですね、全然帰ってこなかったです。帰りは2組に分かれていたのですが、1組目は火曜に帰れたのに対して、2組目にいた助手の原口さんとかは水曜に小倉出発して帰ってこられました。
——水曜まで小倉にお泊まり会だったのですね。
そうなんです、お泊まり会だったみたいです!
PN.726さんご提供
——すると栗東トレセンにいるスタッフさんも少ない分、トレセンでの調教も大変だったのでは…?
大変でした、それこそ日曜はウチの厩舎が小倉で5頭も使っていたので人手が足りず、朝2頭調教に乗って競馬開催中止と言われた後、もう一回厩舎に戻った後に1頭調教に乗って、乗った後に私も1頭手入れして、そこから厩舎のハロー掛けもしました。全然人がいなかったです。
——大変お疲れさまでした…。高橋先生も小倉臨場だったと思いますが、無事帰ってこられたのでしょうか。
先生は無事に帰ってきました!ただ日曜は小倉臨場だったので、日曜は余計に人がいなかったです。
——ファンの想像以上に関係各所の皆さんが忙しい週末だったのですね。
そうですね、私が一番バタバタしたかなと思います(笑)
PN.726さんご提供
"思い出の女の子"のラストランに騎乗!
——仕切り直しで今週末は土曜東京2鞍、日曜京都7鞍の計9鞍に騎乗されます。いつも通り実戦、追い切りに騎乗経験のある馬を中心に伺いますが、土曜予定していたストーンズが節が足りず出走できなかったのは残念です…
先週出走予定だったのに雪で中止になってしまい走れなかった馬が、今週全部流れてきてしまったのでもうしょうがないですね…
——先週末に騎乗予定だったバルダンツァが同じレースにスライド出走しようとしていましたが、こちらも除外、不運でしたね。
バルダンツァも走れなかったですね。次どうなるかは伺っていないのですが、また乗りたいです!
PN.なんたんさんご提供
——日曜の京都について伺っていきます。1R・3歳未勝利のレイナサンライズは先月末の新馬戦に続く騎乗となります。
新馬戦は前半ちょっと動き切れませんでしたが、3、4コーナーの走りは良かったです。2走目で競馬に慣れてくれていたら全然もっとやれる馬だと思います。元々使って良くなりそうな馬だったので楽しみです。
——デビュー戦はそんなに速くないスタートでした。2度目でもう少しスタートは良くなりそうでしょうか。
そうですね、良くなってくれていることを祈ります!
——3R・3歳未勝利ではサトノダイヤモンド産駒センリョウヤクシャと初コンビを組まれます。今週CWでの最終追い切りに騎乗されましたね。
追い切りには初めて乗りましたが、先週、先々週と馬場での普通キャンターに乗せていただいていたんです。まだ集中力が足りていないところがあって、結構フワフワして周りを気にするところがありますね。
今週の最終追い切りでも一頭で走っていた際、終始フワフワしていました。集中力に課題がありそうです。
——芝のシンザン記念を勝ったグァンチャーレの弟という血統です。今回が初ダートとなりますが、感触的にはいかがでしょう。
背中はいいんです。あとは距離に対応できるかなというところはあります。前走騎乗された(岩田)康誠さんが「1400mのダートがいいと思う」とおっしゃっていたようですし、頑張りたいです。
——そしてこの日の最終12R・4歳上2勝クラスでは以前新馬戦を勝ったフェリとコンビを組まれますが、大変久し振りのコンビです、23年3月以来、3年振りの騎乗となります。
そうですね、フェリ自身、今回が引退レースと伺っています。最後しっかりいい結果を出せるように頑張りたいなと思います!
——フェリといえば…
佐々木厩舎のスタッフさんにお願いします!と言いに行ったところ、「蹴られるなよー!」と言われました(笑)。気を付けます。
——ご存知ない方もいるかもしれませんので書きますと、フェリの新馬戦において、レース前にまなみ騎手がフェリに蹴られながらも根性で騎乗して勝利した経緯があります。思い出の一頭ですね。
そうですね、まだ足にうっすらと蹴られた跡があります。フェリと一緒に生きています(笑)
フェリで新馬勝ちした後、口取りで痛みをこらえるまなみ騎手
——ユニオンの会員さんもご覧になっているかもしれません。どんな女の子なのでしょう。
すごく気が強いです(笑)。嫌なことがあったら嫌と言うタイプです。逆にそういう面が競走馬に向いているのかなと思います。
——蹴られた時も嫌がった感じなのでしょうか。
元々脚が速い(蹴ってくるという意味)とは聞いていたんです。パドックで跨ろうとしたら、怖かったのか嫌だったのかスパーン!と蹴られて…。一瞬で崩れ落ちました。
——そんな思い出の女の子が、3年前とどう変わっているのか楽しみなところです。近走少しずつ前との差を詰めています。今の京都の重たいダートもいいタイプなのでしょうか?
そうですね、最近の藤懸さんのレースを見ていたら、差しも板についてきたように見えました。あとは仕掛け一つかなと思っています。
"古川姐さん"こと古川奈穂騎手登場!
——恒例となりましたコラム内対談・"まなみトーーク"、第5弾の時間です。まずはまなみ騎手、本日のゲストのご紹介をお願いいたします。
まなみ騎手(以下まなみ):本日のゲストは37期の同期の”古川姐さん”こと古川奈穂さんです!
古川奈穂騎手(以下奈穂):古川奈穂です…(笑)
——呼び方は"古川姐さん”でよろしいのでしょうか。
まなみ:はい!古川姐さんで!
奈穂:と、呼ばれていることが今発覚しました(笑)
まなみ:結構古川姐さん使わせてもらってます!
——競馬学校37期の同期である古川騎手ですが、”まなみの学び”は読まれていらっしゃるのでしょうか。
奈穂:はい、大人気コラムの一読者としてしっかり読ませてもらってます。すごい内容の充実っぷりが。
まなみ:いやいやいや、変なことしかしゃべってない(笑)
奈穂:知ってる一面なので驚きはないです(笑)
——慣れとは恐ろしいものです。まずお互いを紹介するならどんな人物なのでしょう?
まなみ:古川姐さんは"超"がつくほど賢くて、真面目です。ただファンの皆様が知らない一面もあって、掘り下げると超絶面白い方です。
奈穂:これを受けてのまなみちゃんの紹介ですか?お分かりいただけるようにホンワカとしていて…。
まなみ:…天真爛漫(小声)
奈穂:いや天然(笑)。天然でありつつ、みんなから愛されるキャラだと思います。
まなみ:これはいいことにしておきましょう!
——そういうことにしておきましょう。早速ファンの方からのご質問です。PN.道端の猫さんから「お互いの一番可愛いところ、カッコいいところを教えてください!」というメッセージがありました。
まなみ:可愛いところ…。古川さんはふとした表情がめちゃくちゃカワイイんです。以前パドックでファンの方が古川さんの写真を撮られていて、その写真がめちゃくちゃ可愛くて姉と話題になりました。
でも馬に乗ると負けん気が強過ぎます(笑)。そこがカッコいいところです。
奈穂:まなみちゃんの可愛いところはしゃべり方であったり、女性らしい所作であったり私にはないものがありますし、"ザ・可愛い"というオーラを出してるところですね。
まなみ:この回ちょっといいかもしれない、嬉しいのでカットしないでおいてください(笑)
奈穂:カッコいいところはやっぱり馬に乗っているところですかね。普段コラムの読者の皆さんも、まなみちゃんのホンワカした部分を見つつ、真面目なレースの回顧であったり、レースの分析であったりを読まれていると思います。仕事に対してすごく真面目に取り組んでいるなと思います。
まなみ:ここもカットせずにお願いします!
——もちろん掲載いたします。多くの方から頂いたご質問だと、「以前古川さんとまなみちゃんと呼び合っているとのことでしたが、今も変わらずでしょうか?」というメッセージがありました。
まなみ:"古川姐さん"とみんなの前でも言わせていただいているんです。でもご本人の目の前だとこれが初めてかもしれない。
奈穂:まなみちゃんはもう、"まなみちゃん"で変わらずです。
——PN.づかさんから、「永島まなみ騎手は、ファンから"まなみん"と呼ばれることが多いと思います。永島まなみ騎手が古川奈穂騎手に愛称をつけるなら、何とつけますか」というご質問をいただきました。
まなみ:あれ?"なほほん"って呼ばれてましたよね?
奈穂:なほほん(笑)
まなみ:同期の水沼(元輝)くんが古川さんのことを「なほほん、なほほん」と呼んでたんです。私も何回か勝手に呼んじゃったことがあります!
奈穂:…(笑)
まなみ:でも"お姉さん"の雰囲気が強くて、大人の女性感があったので、結局"古川姐さん"になりました。
"なほほん"の名付け親・水沼元輝騎手
文武両道!"姐さん"との出会い
——お2人の初対面となるといつだったのでしょう。
まなみ:初めて会ったのは入学前で、古川さんにはその時からお世話になってます。
奈穂:1年生と2年生でちょっと被ったよね。ケガで留年することはもうその時には分かっていたので、そんなに先輩風は吹かせていなかったと思います(笑)
まなみ:正直初対面の時はあまり覚えてないんですよね…。
奈穂:まなみちゃんが試験を受けている時は覚えているかも。2次試験は競馬学校の寮に泊まるので、その時に声が可愛い子がいるなって。
まなみ:ホホホ(笑)。すんごい高かったですね、みんなにイジられてました。今より高かったはず。
奈穂:しかも男性ばかりだったんで、まなみちゃんもそんなに声が高かったというわけではなかったんですけれど、男性の中に入ると目立つ存在でした。
まなみ:当時から古川さんは優しいオーラが半端なかったです。怒らなさそうな。
奈穂:ナメられてましたね(笑)
まなみ:ナメてないです(笑)
——在学当時のお互いの印象について伺ってみたいです。
まなみ:古川さんは何でもできてました。勉強もできるし、私はできなかったんですけどマット運動とかの空中回転とかもポンポンポンポンやられていて、凄かったです。
定期的に男子も混ざっての体力測定のランキングみたいなものが出るんですけれど、男子に負けないんです。1位ばっか。
奈穂:乗馬のほうで勝てないんで、そこを頑張ろうと(笑)
——古川騎手は元陸上部、するとマット運動はあまり関係なさそうな…
奈穂:体操とかも好きで、小さい時にやってたんですよね。
まなみ:下半身の強さとか凄いですよ。
——古川騎手はまなみ騎手が辛い種目に挙げられていたブルガリアンスクワットなども凄かったと聞いております。
奈穂:ブルガリアンスクワットって共通で出てくるワードなんですね(笑)
まなみ:古川さんが一番です。MAXまで行くんです。最後500回くらいまで行っていて。30分以上やってるんです。本当に凄かったです。10kgの重りを持って、片足で身体を支えて。
奈穂:いやいやいや(笑)
まなみ:途中ボールから落ちても何回も繰り返していいんですけれど、私なんかは心が折れて下で見ていたら先生に「おい、やれよ」と怒られてました(笑)。しかも足も速いですし。マラソン大会でも一緒にスタートしたはずなのにすぐいないんです。
奈穂:男子には敵わなかったです…。それでも一人でも負かそうと頑張りました。
——まなみ騎手と一緒に仲良く走ろうという概念はない。
まなみ:私がめちゃくちゃ足引っ張るんで(笑)
奈穂:そんな青春はしなかったよね。
まなみ:置いていかれてました、パーって(笑)
——勉強面でも中高一貫校に通われていた分、授業は苦にならなかったのでは…?
奈穂:まあ、一夜漬けでなんとか…。
まなみ:うわぁ、凄い、カッコいい、言うてみたいです。私もうずーっとやってました(笑)
奈穂:でも普段はお互いコツコツやってなかったよね?「ヤバいね~」と言いながらみんなで前日にはやってたけど。
VS虫!白井サファリパークの思い出
——競馬学校時代、これが一番できた、という学科などはあるのでしょうか。
奈穂:新聞のスクラップ。
まなみ:スクラップですか(笑)
奈穂:週に1回か2回、自分で新聞を読んで、気になった記事を切り取って、それに関して意見を書くという授業があって。
まなみ:社会を知る、みたいな感じであったんです。
奈穂:それで世間に対してモノ申していたら、結構そういうのが好きな学科の先生が色々な資料をくださって。本当に娯楽がなかったんです。パソコンは先輩たちが使っていて見れないですし。それでその資料をありがたくもらって。
——それは娯楽になるのか分かりませんが、当然まなみ騎手もやっていたんですよね。
まなみ:やってました!私はもうその記事について気になっても、内容と言葉がよく分かってないから、すごく簡単なものをやってました。
小学生の作文みたいに、「~だと思いました」とか「~になればいいなと思います」みたいな感じで書いたら、先生に「もうちょっと深く書けや」と訂正されました(笑)
——進研ゼミ。それこそ上野動物園にパンダ誕生のニュースみたいな記事を選んで…?
まなみ:そういうの!そういうのです!(笑)。簡単というか、書きやすいのにしてました。古川さんの選んだ記事は絶対賢いです。
奈穂:新しい資料が欲しかったので、あえて難しい記事を選んでましたね。ちょっと攻めたやつを選んでました。
——競馬学校で特に印象深かった、2人の思い出を伺いたいです。
まなみ:私は一緒にドラマの"恋つづ(2020年、TBS系:恋はつづくよどこまでも)"を観てたことですね。競馬学校でキュンキュンがないから、これを観てキュンキュンしようってことになって。
佐藤健さんと上白石萌音さんのこのドラマを毎週楽しみにして、2人で娯楽室で観てました(笑)
奈穂:あと"#リモラブ(2020年、日本テレビ系)"も観てたよね。
まなみ:観ました観ました!
奈穂:私たち、好きなタイプが違って。そういう恋愛ドラマを観ていても被らずに盛り上がれるという。
まなみ:女子の娯楽室なんで、先輩関係なく観れるんですよね。
奈穂:同じ目的で、一緒にキュンキュンしながらね(笑)。楽しかったなぁ。あと私はピザ。
まなみ:ああ、ピザ(笑)
奈穂:私たちがトレセン実習に行っている時がちょうどコロナ渦で、途中から全休日も外出しなくなったんです。
まなみ:元々2人とも外出しなかったけど(笑)
奈穂:ずっと寮にいたので、まなみちゃんに「ちょっとピザ食べない?」って誘って、宅配ピザをシェアしようって話になったんです。
電話で宅配したんですが、呼ぶ場所を間違えて、到着した場所まで走って取りに行って…。そしたらピザを持って走っているところを厩務員さんに目撃されて、私とまなみちゃんのピザパーティーがバレるという(笑)
まなみ:翌日スタッフさんに言われました(笑)
奈穂:この一回だけですね。なんだかジャンキーなものが食べたいと思って。2人とも体重には余裕があったんですけれど、ちょっと罪悪感もありつつ…。ピザ持って走ったのはあれ以降ないです(笑)
——可愛いエピソードではあります。この前まなみ騎手が1年時のサマーキャンプで千葉に行って、古川騎手と肝試しも一緒だったとおっしゃっていましたね。
まなみ:一緒でしたね。角田(大和)さんとも一緒で3人で。私、怖いもの無理なんです。古川さんも無理で。
奈穂:はい、無理です。
まなみ:古川さんのほうがたぶん無理です(笑)。ナガシマスパーランドにザワと水沼くんと古川さんとで行った時に、お化け屋敷に入って、古川さんはもう前見てなかったです、ひたすら下見て歩いてて(笑)
魔のお化け屋敷に行った日
まなみ騎手ご提供
奈穂:ホントダメですね…。
まなみ:一番乙女なんですよね(笑)
奈穂:なんで驚かされないといけないのか分かんない…。あと苦手なのは虫?
まなみ:古川さんは虫無理なんで、寮の部屋にゴキブリが出た時は私がスプレーかけに行きます(笑)。隣の部屋に何度も呼ばれてます。
奈穂:よく緊急要請してます(笑)
まなみ:古川さんは心が綺麗だからスプレーかけられないんで、私がシャーって(笑)
奈穂:いやいや、私の根性が足りないだけで…。
まなみ騎手ご提供
——千葉白井の競馬学校はあの環境だとかなり虫もいるのでは?
まなみ:いますいます!あのでっかい…ムカデ?もいますし。ゴキブリに、クモに、ヤモリに…。
奈穂:本当によく生きていけましたよね。夜はもう虫さんたちのパーティーにお邪魔させていただくみたいな…。そういう時はもう人を前に置いて、虫除けしてもらって。
まなみ:たぶん沼(水沼元輝騎手)が餌食になってます(笑)
奈穂:虫が嫌いな人に言っておきたいのは、ビビり過ぎると面白がってくる人がいるんです。その時は冷静な対応で"嫌いだ"ということを伝えないといけないんです。
まなみ:こういう時に古川姐さんはたぶんキレてます(笑)
奈穂:シャレにならない。水沼くんは結構面白がってくるんですよね。ここでキャーって言ったら、ウェーイと言いながらより面白がってくるので。
まなみ:古川さんキレてましたね(笑)
怒らせてしまった方
※発見!競馬学校のいいところ!古川奈穂騎手との仲良し同期対談第2回は2月20日金曜公開!
いつも永島まなみ騎手コラム"まなみの学び"をご覧いただきありがとうございます!コラム開始2年5か月、ここまでまなみ騎手に色々な質問に答えていただきました。
"ファンの皆様と共に歩む"コラムとして、これからもファンの皆様の質問を幅広く頂戴し、ご本人に聞いていこうと思っております。
競馬に関すること、そして日常生活について、永島まなみ騎手にこれだけは聞いてみたい!ということをぜひご応募ください。頂いたご質問、メッセージは上記のようにご本人に届けさせていただきます。
すべてのご応募はメールにて受け付けております。メールの件名に「まなみ騎手へ」、本文にお名前(ペンネーム)を記載の上、以下のアドレスまでご質問をお願いいたします。皆様ぜひご投稿よろしくお願いします!
manami_nagashima@keibalab.jp
プロフィール

永島 まなみ - Manami Nagashima
2002年10月27日生まれ、兵庫県出身。
父は兵庫競馬で数多くの重賞を制した永島太郎元騎手(現調教師)。父の背中を見てジョッキーを志し、幼少期から乗馬を始め、2018年に競馬学校騎手課程37期生として入学。2021年にジョッキーデビュー。
同年3月14日中京2Rでアクイールに騎乗し初勝利を挙げると、1年目はJRA7勝を挙げる。そして2年目の22年に3倍となるJRA21勝を挙げ躍進。外枠有利が定説の新潟直線1000mで、セルレアを内ラチ沿いから勝利に導くなど大胆な騎乗も多く、ファンを魅了する騎乗に注目が集まっている。趣味は映画、ドラマ鑑賞、料理。好きな言葉は「一生懸命」。常に上を目指す期待のアスリート。





