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大和屋さんがG1参戦を確信!?の2位指名馬

大:2位は冒頭に説明しましたね。アウィルアウェイ(牝2、栗東・高野厩舎)で既に勝ちましたからね。特別ルールにしておいて良かった。(POG会議前に指名馬を申告するルールを提案してくれた)森川さん、ありがとう。馬も思いの外、強かったですね。出資した本人もビックリしています。

小:逆に出遅れたのが結果的に良かったですかね。出て行っちゃったら、そのままグーンと行っちゃった可能性がありますからね。

大:1200を使わなくて良いよと思ったけど、けっこうスピード感があるし、調教を見ても、やれば行きそうなのにかなり抑えていたから。

小:ファンタジーSで完勝しそうですけどね。

大:そこで終わりじゃなくて、来年のクラシックまで頑張ってもらわないと。

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▲ジャスタウェイ産駒初勝利を飾ったアウィルアウェイ

小:オーナーズでの出資でしょうが、この馬が重賞に出たら、現地に行くレベルですか?

大:行かないとダメじゃないですかね。

小:フィリーズレビューから桜花賞という感じですかね。

大:早い内に賞金に達してもらって、このまま安全圏に連れていってもらいたいですね。ジャスタウェイ産駒はだいたい違う名前が付けられているようで、近い名前はアドマイヤジャスタくらいですもんね。これはそれっぽくてシャレオツな感じで、良かったですよね。この調子でジャスタウェイ産駒にはドンドン勝っていただいてね。

小:ジャスタウェイ自身、成長力があると言われていますけど、最初から走っていますからね。

大:(社台スタリオン)スタリオンから追い出されないように、何とか頑張って欲しいです。今年は結果を出しておかないとね。デビューする前に出されちゃう場合もありますからね。同じタイミングで種牡馬入りのベルシャザールはもういないですから。

小:ありがとうございます。続いてよろしくお願いします!

大和屋暁

▲アウィルアウェイの勝ちっぷりに大和屋さんコメントにも自ずと力が入った

担:2位はストリートパレードの2016(牡2、美浦・小笠厩舎)で新種牡馬のグランプリボスですね。毎度お馴染みというか、自家繁殖で、お母さん(ストリートパレード)を持っていて、当然毎年入れているんですが、これで3回目の種付けなのかな。そもそもお母さんを買ったキッカケが2012年のセレクトセールで、これの2012というサクラバクシンオーの子を2000万円のアンダービッダーで買えなかったら、冬にお母さんが繁殖馬で出ていたという流れで買ったのです。お母さんのお腹にいた子がすでに2勝してくれたんですけど、それで(グランプリボスが)種牡馬になったので、バクシンオーの直系に付けたということです。僕のところに来てからは初の男の子ですし、もう美浦近郊までは来ていますし、期待の1頭です。上3頭がお世話になっている小笠厩舎に。馬名はまだ通っていないんですけど、一応、イワネコゴシキという予定なんですけどね。

小:やっぱり兄弟は同じ厩舎に入れた方が良いんですか。

担:いや、何となく分かっているような気もするので、本当に分かっているのかなと、ハハハ(笑)。やり方は分かっていると信じて。

小:でも、そういう傾向にありますよね。1口だとコロコロ替わって、移動しますけどね。

担:5~6頭いると、振り分けが楽というのもありますよね。

プロソフトクリーマー・森川勇一郎氏「エピファネイアの全妹で、シンボリクリスエス×シーザリオの子供のロザリンドを持っていたので、この初仔はぜひ欲しいということで、出資させてもらいました」


森:2位はアーデンフォレスト(牝2、栗東・藤原英厩舎)です。これもシルクの1番人気だったらしいですけど、出資させていただいております。出資した理由が母親のロザリンドを持っていました。これはエピファネイアの全妹で、シンボリクリスエス×シーザリオの子供のロザリンドを持っていたので、この初仔はぜひ欲しいということで、出資させてもらいました。ロザリンド自体は未勝利で終わったんですけど、デビュー戦は上から下まで◎が並び、圧倒的1番人気で、調教の動きも抜群に良かったことを覚えています。何かが噛み合わずに未勝利に終わってしまったのですが、競走成績に現れなかったですけど、能力自体は非常に高いものがあると。それで、エピファネイアと全く同じ血統であるということで、ここにルーラーシップを掛け合わせて、大きく化けてくれるんじゃないかという期待を込めて、2位指名にしております。

藤原厩舎もいま飛ぶ鳥を落とす勢いで、この藤原調教師がシルクの会報で「そろそろシルクに大きなお返しがしたい」というインタビューコメントを書かれておられまして、この馬が成し遂げてくれるんじゃないかなと思い、指名させていただいております。非常に期待の高い1頭、アーデンフォレストです。今年もオルフェ×ロザリンドが入っていますけど、これも楽しみですね。

小:「お返し」の理由が気になるところですが、楽しみですね!続いてよろしくお願いします!

河野聡平氏「この父と母はみなさんご存知だと思いますが、2005年の宝塚記念のワンツーなんですよね」


聡:2位指名はスイープセレリタス(牝2、美浦・藤沢和厩舎)です。シルクさんの募集馬で、父ハーツクライ、母スイープトウショウですね。6月の遅生まれということですけど、募集をしていた時から6月生まれとは思えないすごく立派な馬体で、6月8日にゲート試験を受かりました。おそらく夏の札幌でデビューしてくるんじゃないかと思いますが、それよりも何よりも出資した理由というのが、このハーツクライとスイープトウショウはみなさんご存知だと思いますが、2005年の宝塚記念のワンツーなんですよね。

大:良いライバルでしたけどね~。

聡:ハーツが負けていますから、嫌な思い出かもしれませんが、これは夢の配合という気がしてならないんですよね。スイープトウショウ産駒がなかなか活躍しないところに、ディープやステイゴールドを付けていましたけど、ハーツは初めてなので、伸びしろはあるんじゃないかと。関東の藤沢和雄厩舎で、5月26日に入厩していますし、やってくれると思います。今年からノーザンファーム生産ですし、POGは関係ないんですけど、宝塚記念を制覇してくれたら、すごく嬉しいなと思って、2位指名をしました。

山:僕はシェルメール(牝2、栗東・渡辺薫厩舎)で、母ディアマイベイビーです。こちらも僕のキャロットの出資馬ですけど、理由はジャスタウェイを絶対に出資したいというのがまずあったので、その中で自分の予算と相談して選びました。今は函館に一旦入って、ゲート試験の準備をしていて、おそらく秋くらいには行けるんじゃないかなという期待の段階なので、とりあえずは函館でゲート試験を受かってもらって。今回は一旦ゲート試験だけみたいな感じなので、上手く出来上がってデビューしてくれれば嬉しいなと。渡辺薫彦厩舎なので、若手好きの僕としては注目ポイントです。

競馬ラボ狩野

▲競馬ラボ狩野は毎年人気の血統馬を指名

狩:ポルトラーノ(牡2、美浦・萩原厩舎)。オルフェーヴル×ポルトフィーノです。僕も出資馬を混ぜさせてもらいました。ちなみにサンデーレーシングは40口で、30口までは出資実績で選ばれるんですけど、残り10口はフラットな抽選で、そこに奇跡的に入ったということでした。みなさんご存知の通り、この血統は屈腱炎がどうかというところ。上はみんな屈腱炎です。ポルトドートウィユのように走る能力はあるんですけど、萩原厩舎でソフト仕上げ厩舎も良い方に行ってくれないかなと思っています。

森:育成の度に、仕上げ方も段々熟知してきているでしょうしね。

小:2位はハーツクライ産駒を選びたかったので、ホウオウサーベル(牡2、美浦・奥村武厩舎)です。半姉がビッシュということで、紫苑Sを勝つ前に、僕が知っているジョッキーの追い切りの感触がメチャクチャ良くて「これはけっこうすごいぞ」みたいなことを言っていたことを思い出すので。父は替わっているんですけど、これは押さえたい感じを受けました。

狩:これはセレクトセールで高かったですよ。1億3500万です。

小:見た目を見る限りの印象では悪くはないのかなと。厩舎が奥村武で、小笹さんの馬(ホウオウパフューム)でオークスでは結果を残せなかったので、期待している馬を入れているということはあると思いますので、頑張って欲しいですね。

さあどんな良血・高額馬が飛び出すのか?1位指名を発表!
大和屋オーナーのPOG会議続編は7月11日(水)に公開いたします。お楽しみに!

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