3日間開催はダートの若駒戦に注目だ!
2020/3/15(日)
土曜中山新馬戦に良血馬がズラリと登場!
3月20日
◆新馬・阪神ダート1800m
ヴェラアズール(牡、エイシンフラッシュ×ヴェラブランカ、栗東・渡辺厩舎)
おばトールポピー(G1を2勝)、アヴェンチュラ(秋華賞勝ち馬)、おじフサイチホウオー(重賞3勝)。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)は、CWで一杯に5F67秒台、1F12秒台後半の時計をマークし、3頭併せで最先着している。鞍上は福永騎手。
アイスジェイド(牡、ルーラーシップ×プリンセスカメリア、栗東・牧田厩舎)
半兄アルフレード(朝日杯FS勝ち馬)。CWで一杯に69秒台、1F13秒台前半の時計。内容がもう一つということもあり、1週前の新馬に出走の予定を、もう1週延ばした。この効果を期待したい。
◆未勝利(牝馬限定)・阪神芝1800m
ヴィオリーナ(牝、ディープインパクト×レディアルバローザ、栗東・中内田厩舎)
母は中山牝馬S2勝、半姉オールフォーラヴ(オープン特別2勝)、母の妹キャトルフィーユ(クイーンS1着)、エンジェルフェイス(フラワーC1着)。芝コースで一杯に5F67秒台、1F11秒台後半の時計をマークし、1週前にデビューしたアウサンガテ(未勝利戦2着)に先着している。鞍上は和田騎手。
チャンチキ(牝、オルフェーヴル×ショーコ、栗東・杉山厩舎)
半姉オメガセニョリーナ(4勝)。CWで一杯に追い66秒台、1F11秒台後半をマーク。さすがに3歳オープンのクリスティとの併せ馬は遅れたが、時計は上々だ。
3月21日
◆新馬・中山ダート1800m
ルヴィーヴル(牡、オルフェーヴル×ストライキングアイ、美浦・菊沢厩舎)
おじアルバートドック(重賞2勝)、リライアブルエース(5勝、中京記念3着)。ウッド5F68秒台、1F12秒台前半の時計をマークし、古馬オープンのミッキースワローに先着(こちらが先行)。デビュー戦から期待できそうだ。
アルファレディ(牝、オルフェーヴル×ピュアーフレーム、美浦・小西厩舎)
半兄ニシノジャーニー(3勝)。「ゲートを含めておっとりしているが、乗り込んで動きは明らか良くなってきた。気性的に初戦がどうかも、この時期の相手関係ならやれても」と佐藤助手。坂路56秒4-12秒4。全体時計は平凡だが、ここ2週は余裕を持って終い12秒台を出しており、仕上がりは上々だ。
フライングターン(牡、ワークフォース×パドパピヨン、美浦・田島厩舎)
おじにパドトロワ(重賞3勝)。祖母グランパドドゥ(中日新聞杯勝ち馬)。ウッド4F52秒台、1F12秒台後半。昨秋の入厩時は平凡だったが、その時に比べると良化は見られる。
プレシオーソ(牡、ブラックタイド×エアラホーヤ、栗東・清水久厩舎)
半兄マジェスティハーツ(重賞2着4回)、ラプタス(交流・黒船賞勝ち馬)。CWで5F66秒台、1F12秒台前半を抑えてマーク。一杯に追った2週前は上り12秒台を切っており、初戦から勝ち負けを期待したい。
ラストマン(牡、ゴールドアリュール×プラセンティア、美浦・戸田厩舎)
おじアロンダイト(ジャパンCダート勝ち馬)。ウッド5F68秒台、1F12秒台前半を抑えてマーク。終いの時計が良く、デビューへ向けて楽しみは増す。
ピュアブレンド(牝、ヴィクトワールピサ×ウルトラブレンド、美浦・中川厩舎)
母は北米G1勝ち馬。半姉ベアインマインド(4勝)。ウッドで強めに5F67秒台、1F12秒台半ばをマーク。
◆未勝利・阪神ダート1400m
ヒューミリティ(牡、ダイワメジャー×ヴァイオレットラヴ、栗東・安田隆厩舎)
半姉コイウタ(ヴィクトリアマイル勝ち馬)、半兄ベールドインパクト(G2で2着2回)。坂路で一杯に53秒6-12秒7。2週前にも坂路で52秒7を出しており、いい状態でデビューを迎えられそうだ。
3月22日
◆未勝利・中山芝1600m
キャンディダム(牝、ドリームジャーニー×リリウム、美浦・宗像厩舎)
半姉アイスフォーリス(オークス3着)。体質的にしっかりしていないところがあり、立て直しての調整。血筋は通っている馬で、血統的にも実戦の芝にいって良さが出てくれれば」と栗田徹師。ウッド5F67秒台、1F13秒台前半の時計で、併せて少差遅れたが、相手は古馬2勝クラスの馬。動きは良化しており、レースまで更に上げていきたい。
プロフィール
山田 乗男 - Norio Yamada
厩舎育ちのPOG好きという変わり者。主なPOG実績として、過去にナリタブライアン、ビワハヤヒデ、ディープインパクト、オルフェーヴル、ブエナビスタ、ロジユニヴァース、ヴィクトワールピサ、アンライバルドら指名の実績を持つ。POG=超大物狙いということだが、その格高理論は仲間うちから一目を置かれている。有名競馬雑誌でPOGコーナーを担当中。