4月25日

◆1勝クラス・新緑賞(東京芝2300m)

ダノングロワール(牡、ハーツクライ×ソーメニーウェイズ、美浦・国枝厩舎)
「師の話では、『東京に合わせてじっくり調整してきた。良くなってくるのはこの先だが、パンとしてくればもっと走れてきそう。広い東京や長い条件が合っている』とのこと。前走の勝ちっぷりから、1勝クラスでも即通用する」と、美浦担当関係者。

デビュー2戦は期待外れだったが、距離が伸びた前走で大変身。勝ち方、時計ともに優秀で、青葉賞を狙っても良かったのでは、と思うほどの器だ。1勝クラスでは勿体ない?

リスペクト(牡、エピファネイア×ラヴィアンフルール、美浦・奥村武厩舎)
初勝利まで6戦かかったが、格上げ初戦の山吹賞は2着。1勝クラスの主的な存在だったエヴァーガーデンを相手に、半馬身差まで追い詰めた脚は目立った。キレはないものの、いい脚を長く使え、長距離は合っている。

◆1勝クラス・あやめ賞(京都芝1800m)

キングサーガ(牡、キングカメハメハ×ディアマイベイビー、栗東・池江厩舎)
気性面に問題があり、前走後に去勢手術。このレースが復帰戦となる。『前走後に去勢。効果が表れるのは先かもしれないが、これがいい方に出てくれれば。これまでのあれだけ走れているように、能力は高い』と厩舎スタッフも力が入っていた」と栗東担当記者。前走は入れ込みが激しかったので、去勢の効果があったのか? パドック映像で確認したい。

アドマイヤベネラ(牡、ハーツクライ×ライフフォーセール、栗東・友道厩舎)
全姉にGⅠウイナーのダノンファンタジー。セレクトセールで2億を超えた高額馬である。ハーツクライ産駒らしく使いながら良化し、3戦目の前走で初勝利。まだまだ伸びる素材だ。

オーマイダーリン(牝、ディープインパクト×ラブーム、栗東・河内厩舎)
2戦目の未勝利戦は、レース上りを1秒上回る末脚で差し切り。格上げ戦のシンザン記念も4着に来ている。前走の君子蘭賞は、稍重馬場と前残りのレースに泣いた形。改めて注目したい。

◆未勝利(東京芝1800m)

トウカイラルゴ(牡、ロードカナロア×トウカイファイン、美浦・栗田徹厩舎)
半兄トウカイセンス(5勝)、トウカイビジョン(4勝)。『陣営の話では、「稽古もやれば動く。フットワークがいいし、走りそう。経験馬相手は楽ではないが、いきなり通用しても』と好印象」と、美浦担当記者。1週前調教は坂路54秒6-12秒2を一杯にマーク。しっかり時計は出ており、既走馬相手にどんな競馬を見せてくれるか。鞍上は田辺騎手。

イルミナル(牝、ロードカナロア×クルミナル、美浦・奥村武厩舎)
母は桜花賞2着、オークス3着と活躍。2月のデビュー戦は調教内容からどうかと思ったが、2着と好走。その後は休養を挟み、デビュー戦と同じ東京に照準を合わせてきた。調教内容も前回より濃くなっており、勝ちを計算できる一戦だ。鞍上はルメール騎手。

グレイトオーサー(牡、ノヴェリスト×ディアデラノビア、美浦・堀厩舎)
昨夏には本州へ向け移動する態勢に入っていたが、骨折が判明。回復後はじっくり調整し、昨年末にしがらきに移動。3月に堀厩舎に入厩し、いよいよ待望のデビュー戦を迎える。500キロを超える大型馬で、いきなり結果を出すのは厳しいかもしれないが、そこは良血馬、そして堀厩舎、レーン騎手騎乗と、走る条件は揃っている。

◆未勝利・牝馬限定(京都芝1600m)

パリスデージー(牝、エピファネイア×ルミナスハッピー、栗東・高野厩舎)
半兄ルミナスウォリアー(函館記念勝ち馬)。デビュー2戦目から3戦連続2着、続く2走は連続3着と、初勝利まであと一歩のところにいる。前走はスタートの不利でポジションが悪くなり、結果は3着。不利が無ければと悔やまれる一戦だった。今度こそ決めたい。鞍上は岩田望騎手。

◆未勝利(東京ダート2100m)

ファクトベース(牡、ゴールドアリュール×ウイッチフルシンキング、美浦・久保田厩舎)
半姉メーデイア(JBCレディスクラシック勝ち馬)。12月の中京でデビューし2着。初勝利は近いと思われたが、その後ソエが出て休養。症状も収まり、ここが復帰戦となる。久々だが、坂路で1F12秒台前半の時計を連発しており、仕上がりは上々。この時期のダートの未勝利戦ならポン勝ちを決めたい。鞍上はヒューイットソン騎手。

◆未勝利・牝馬限定(福島芝1800m)

アヴァンセヴェリテ(牝、オルフェーヴル×コケレール、美浦・武井厩舎)
半兄ラヴィエベール(3勝)。昨夏の新潟デビューし2着、その後軽い骨折が判明。思っていたよりも休養が長くなってしまったが、ようやく復帰戦を迎える。1週前調教では時計も出ており、いきなり好勝負も可能だ。鞍上は吉田隼人騎手。

4月26日

◆未勝利・牝馬限定(京都芝2000m)

ストリクトコード(牝、ディープインパクト×レニーズゴットジップ、栗東・庄野厩舎)
近2戦は4着続き。前走は1、2着馬(ともに青葉賞出走予定)が強かったので、4着も仕方あるまい。その前走が中1週の出走だったこともあり、今回は少し間隔を開けた。1週前の調教はCWで上り1F11秒台をマークし、仕上がりは良好。初勝利見えてきている。

未勝利・若手騎手限定(福島ダート1700m)

ヴェルテックス(牡、ジャスタウェイ×シーイズトウショウ、栗東・池江厩舎)
4月12日のレースを予定も、熱発で回避。すぐに回復し、2週延ばして出走を迎える。1週前調教の時計は平凡だが、馬場が重かったので中身は悪くない。近3戦は2、2、3着。母が重賞5勝・桜花賞2着、半兄は6勝のトウショウピストで、POGでも人気になった馬。早く勝ち上がりたいところだ。鞍上は川又騎手。

◆2歳馬新規入厩

オーソクレース(牝、エピファネイア×マリアライト、美浦・久保田厩舎)
母は宝塚記念などG1を2勝。

アークライト(牡、ディープインパクト×ヒストリックスター、美浦・藤沢和厩舎)
全姉ハープスター(桜花賞馬)

カランドゥーラ(牡、モーリス×ラストグルーヴ、美浦・藤沢和厩舎)
半兄ランフォザローゼス(重賞2着2回)、半姉レッドルレーヴ(フラワーC2着)。

ヨーホーレイク(牡、ディープインパクト×クロウキャニオン、栗東・友道厩舎)
全兄カミノタサハラ(弥生賞勝ち馬)、ボレアス(レパードS勝ち馬)

リノユニヴァース(牡、ネオユニヴァース×ボシンシェ、栗東・友道厩舎)
全兄グレンツェント(重賞2勝)。

インディアナギャルの18(牡、ロードカナロア×インディアナギャル、栗東・中内田厩舎)
半兄ダノンプレミアム(朝日杯FS勝ち馬)。

レッドジェネシス(牡、ディープインパクト×リュズキナ、栗東・友道厩舎)
近親キングオブキングス(イギリス2000ギニーなど欧州でG1を2勝)

ハイジュエラー(牝、エイシンフラッシュ×ジュエラー、栗東・藤岡厩舎)
母は桜花賞馬。母の姉ワンカラット(重賞4勝)。

スーパーホープ(牡、キズナ×ケンホープ、栗東・藤岡厩舎)
半姉プールヴィル(フィリーズレビュー勝ち馬)。

ラピカズマ(牡、キンシャサノキセキ×レイズアンドコール、栗東・安田隆厩舎)
全兄モンドキャンノ(京王杯2歳S勝ち馬)、半兄カリボール(現3勝)。

インフィナント(牝、モーリス×モルガナイト、栗東・音無厩舎)
半兄ブラックスピネル(東京新聞杯勝ち馬)、半姉モーヴサファイア(5勝)