初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『ダイナースクラブのイベントにいってきた』
2018/12/4(火)
それはいいとして、先日ダイナースクラブのイベントに参加するために京都にいってまいりました。このイベントは競馬場の来賓席で競馬ができるというイベントで、バックヤードツアーなんかもあったりしつつ、そこに僕と鈴木淑子さんのトークショーもやったりするというものです。
コンセプトとしては競馬に興味のある皆さんに是非馬主になってくださいという趣旨の元に行われているイベントです。ちなみに今年で3回目になるイベントで、去年と一昨年は東京競馬場にて行われており、今回は京都へと遠征することになりました。
このイベントの主役は言うまでもなく来賓室です。通常では入ることのできない豪華な部屋に入れてもらえるということで、有料にもかかわらず毎年申し込みが殺到するそうです。そんな競馬に興味のあるお客さんに馬主になるとこんな特典があり、こんな奴もいるのです、とアピールするために僕は呼ばれているのです。
そんなイベントの一番の楽しみは鈴木淑子さんとお話できるというところです。競馬をする人間なら誰もが知ってる淑子さん。
スーパー競馬でおじさん達を笑顔で転がし、G1の時には日本人離れした巨大な帽子をかぶっていらしたあの鈴木淑子さんなのです。そんな僕らの青春時代のアイドルである淑子さんとご一緒できるだけでも名誉といっていいでしょう。テレビで見ている人と話してみるとイメージと全然異なることがありますが、淑子さんはテレビのイメージそのままの素敵な方です。
鈴木淑子さんと記念撮影!
というわけで今年で3年目のこのイベントも淑子さんのお陰でとどこおりなく終えることができました。京都ということで出てきたお弁当がとても和食で美味しかったです。自分の馬ではありませんが、ジャスタウェイ産駒の活躍についても今年は語ることができました。来年には自分の馬についても熱く語れるようになっているといいなと思う今日このごろです。
我が愛馬カリボール、一時はゲート試験合格までいきましたが、その直後、肺炎にかかってしまい放牧、体質が弱く現在も調整中です。しばらくデビューはできそうになさそうなニュアンスですが、しっかりと治して、しっかり鍛えてデビューの日を迎えて欲しいです。
アウィルアウェイの捻挫や、スキッピングロックの競走除外など、いろいろとアクシデンタルな近況ではありますが、ジャスタウェイの子供達、しっかり立て直してまた頑張っていってほしいですね。というわけで来年のダイナースのイベントはどこでやるのだろうかと、今から楽しみにしている僕がいたりいなかったり。
ダイナースカード会員で馬主に興味のある皆さん、来年またどこかでイベント(もし、ある場合はダイナースの会報の後ろの方で募集がありますので)があるようでしたら是非応募してみてください。その会場では手汗をかいている僕が来賓室で待っているかもしれません。
了
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。