初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『プロソフトクリーマーが本を出しました!』
2023/12/8(金)
皆さん、こんにちは。ライター大和屋です。更新が滞っていて申し訳ありません。勝ったときに喜びの更新をと思っていると、いつまでもしないのは相変わらず。
今回はヒヒーンが週末に走るので、そのことと、我らが友人の森川勇一郎さんがプロソフトクリーマーとしての集大成かもしれないと言っていた本の紹介をしようと思います。
まずはヒヒーンについて、阪神ジュベナイルフィリーズを回避し中京1勝クラスのつわぶき賞へと報道されていたかもしれませんが、抽選の枠が増えたのと、鞍上にマーカンド騎手が確保できたのでG1への出走を狙っていくこととなりました。
どちらもボンドガールの回避のお陰ともいえるのですが、良い流れが来ているので是非とも抽選を突破していただきたいですね。と思っていたところ、除外されたと速報が入ってまいりました。
オツウの時も除外の憂き目にあったこのレース(出走できてたらかなりの人気になっていたはず……あそこで歯車が狂ったんだよなぁ、なんてことを思い出しています)。縁がなかったのかもしれません。ここは気を取り直してつわぶき賞へ全力投球と参りましょう。
ここをしっかり勝ち上がってくれれば、トライアルまでは確実に出走できるようになりますし、賞金足して少し休ませてあげられればいいなぁなんて思っています。使い詰めできていますからね。というわけでヒヒーンは年末の共同記者会見の夢は破れましたが、クラシック戦線での共同記者会見へ向けて頑張っていければと思います。
そしてもう一頭。カリボールですが久しぶりの出走です。来週の土曜、阪神11RタンザナイトSに出走予定です。ハンデ戦ですのでかなりの軽量が期待できるはずな上に、鞍上は今週から短期免許で来日したルーク・モリス騎手が乗ってくれることになりました。
ここ数戦迷走を続けている状態のカリボールですが、得意の芝1200mに条件を戻し、巻き返しを狙います。馬が自分でやめてしまっている状態ですので決して実力負けではありません。やる気をなくすことなく最後まで走ればきっとここでもやれるはず。
ハンデ戦ですし、鞍上にモリス騎手。さらには本当にもう人気はないでしょうから、馬券のほうもとても楽しみにしています。是非とも巻き返してください!来年の高松宮記念、まだあきらめておりませんからね。
他、キングロコマイカイ、オシゲ、パッカパッカブーとそれぞれ外厩で調整中です。ロコマイカイは年内に使うかもと言っていたのでそろそろ入厩しているかもです。中でもパッカブーはガレていた馬体がもどりプラス30キロくらいになってるとの報告が入っています。北海道の育成場でもなかなかの動きを披露していてくれていたので次走はきっと巻き返してくれるはずです。
そして本日の本題です。私の数少ない友人であるプロソフトクリーマーの森川さん。この度その集大成といえるソフトクリーム本を出版することになりました。その名も『いとしのソフトクリーム130(主婦と生活社) 』税込み1650円なり。
甘い物を食べてる暇があったらしょっぱいものをもう一品という考えの私でしたが、森川さんに出会ってからというもの少しずつ甘い物の接種率があがっていって、今では一軒目が終わった後は絶対に甘い物という流れが完成していました。
そんなクリーマーな私はかなりソフトに詳しくなったつもりでいましたが、森川さんの今回の本の中で知っているお店はごく一部しかありませんでした。もっと勉強しなければと思う反面、どれも美味しそうで近くにいったら是非寄ってみようと思う次第でありました。
そんなこんなでもう年末。願わくば今年が終わるまでにもうひとつか二つ、勝ち星を伸ばしたいと思う今日この頃なのでした。まずは明日のヒヒーンに頑張ってもらいましょう!
了
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。