初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『セレクトセール下見旅行2』
2015/7/1(水)
皆さんこんにちは、ライター大和屋です。今回は前回に引き続きセレクトセールの下見ツアーについて書かせていただきます。
ツアー一日目は、ノーザンファーム空港でナヅナヅ(イイナヅケ)とピラミマの13とのご対面。そしてここでニュースをひとつ、丸山さんの愛馬ピラミマの13、この度名前が『エマノン』に決定いたしました。エマノンとはNO NAMEの並び替え、ノーネームを後ろから読むとエマノンです。サザンの歌のタイトルにもなっている模様です。最後の二文字がこだわりです。バンドワゴン、ナンヨーカノン、走ってる兄弟はゴンとかノンとかついているのでノンはマストで、セイショウナゴンと付けようとして弾かれた経歴、危うくノーネームになるところを逆転、韻をふむのにこだわって、無事名前もついてこれから秋に向かって期待が膨らみます。おしゃれな名前ですね。要チェックです!
話が横道にそれました。その後社台コーポレーション早来ファーム。社台ファームと移動して上場予定馬の全てを見学した僕達でした。夜は居酒屋でラーメンサラダなんかを食べて馬について熱いトークを交わしたものの、僕が寝不足のために深酒なしで解散。申し訳ない。そして二日目、今回はノーザンファームの見学です。
まず最初にジャス君の顔を見に社台スタリオンステーションへと移動します。これは次回たっぷり書こうと思っていますのでお楽しみに。ジャス君との再会を果たすと道路をへだてた向かいにあるノーザンファームへと突入です。
事前に連絡してあったので牧場の皆さんも準備万端、前日の社台ファームももそうでしたが、いっぱいいるので複数の厩舎に移動しての見学です。なんと今度はあの吉田俊介さんがじきじきにおつきあいしてくれます。恐縮です!いつもお世話になってます!
というわけで俊介さん、そして牧場の偉い方の付き添いで見学開始!さすがは天下のノーザンファーム、どいつもこいつも良血揃い。ていうかこれ俺買えないだろ、というような凄い馬達が平気な顔して引っ張られて参ります。カタログもブラックタイプで真っ黒です!とてもじゃないが僕では手の出ないような馬ばかりではあるのですが、こう見えてノーザンファームの馬を僕はこれまでに3頭お買い上げしている実績あり、うまく立ち回れば決して買えないことはない。と気をとりなおし気合を入れます。
一日目とは異なりゆっくり睡眠をとっているので体調は万全、最近ようやくスマホにした僕は昨日に引き続き写真を撮りまくります。しかし、ノーザンファームは社台ファームとは違ってお尻に上場番号が貼られておりません。一杯とってきたのですが、一見しただけでは誰が誰だかわかりませんね。
せっかくなので今回クイズにしてみます。皆さん誰が誰ちゃんなのか、カタログ、もしくは公式サイトから探してみてください。ヒントは皆ハーツクライ産駒です!答えは次回の更新で!全問正解の方の中から抽選で3名の方にジャス君グッズをプレゼント!するかどうかはわかりませんが、どしどし応募してください。
★ここでお知らせです!上記の大和屋さんの「ハーツクライ産駒クイズ」に答えて、SPジャスタウェイグッズをGETしよう!応募方法はコチラ⇒
[クイズの回答][お名前][競馬ラボ会員ID][大和屋さんへ一言]
をお書き添えの上、メールの件名に「大和屋オーナークイズ宛」と記載し、以下にメールでお送りください。
funfunkeiba@keibalab.jp
なお、クイズの答えは
(写真1枚目)母の馬名
(写真2枚目)母の馬名……
といった形で7頭の血統をお書きください。
全頭を正解した方の中から抽選で3名様に特製グッズをプレゼント。応募者・正解者多数の場合は抽選となります。応募〆切は大和屋さんコラムの次回更新日時まで(いつかは未定です)!たくさんのご応募をお待ちしております!
※この募集は締め切らせていただきました。沢山のご応募ありがとうございました!
というわけでまたしても脱線、話を本筋に戻しますね。僕はジャス君の嫁候補、そしてハーツクライを中心にチェックです。やはりここでも嫁候補は限られますね。ノーザンファームだけでなく牧場の皆さん、僕のブログや雑誌の記事を読んでくださっていて、これならジャスタウェイにつけられますよ、と囁いてくださいます。ハービンジャーの仔、ルーラーシップ、オルフェーヴルにクロフネ、タートルボウル、キンカメなどなど。いるにはいるのですが、やはりどこかにサンデーの血が……。アウトブリードはやはり厳しいか……。
などと悩んでいるとイイナヅケの弟君なんかも登場です(2014はトーセンホマレボシをつけておりました)。なんせ一日で全部の上場馬を当歳、一歳全部見ようってんですからペースは速いです。そこの厩舎の見学が終わるとすぐに車で移動し、次の厩舎へと慌ただしく見学します。午前中で当歳、午後に一歳みたいな感じでまわりました。俊介さんに昼飯をごちになり(ご馳走様でした。ノーザンホースパーク内、ケーズガーデンのポークジンジャーとても美味しかったです、と声を大にして宣伝しておきます(笑)。ケーズガーデンお蕎麦始めました!冷やし中華ではなくお蕎麦です!うまいらしいぞ!)。
北海道、天気が良くてお昼は暖かく東京と違ってじめじめしてなくとても過ごしやすかった。午後3時くらいから突然寒くなりましたが、それでも気候は今が一番いいのでは?と思うくらいに気持ち良かった。この仔いいなぁ、かっこいいなぁと思ったらサトノラーゼンの下だったりとか、サトノネプチューンの下だったりとか、いろいろと気になる馬は沢山沢山おりました。やっぱり今年もハーツの仔は難しいかなぁ、なんて思いつつ、いや、今年はキンカメでばらけてる間にどさまぎで買えるかも、とか思ったり思わなかったり、ぼんやりセリに参加してもぼんやりしているうちに終わってしまう可能性大、しっかりと勉強し検討し、本番に臨みたいと思います。作戦をたててきっちり一歳買わないと来年デビューの仔がいなくなっちゃうからなんとかして買わねばと思う僕なのでした。
夕方になって寒くなり、ノーザンファームのジャンパーを借りつつ寒さをしのいで見学を終了、これで社台ファーム、ノーザンファームの上場馬のほとんどを網羅した見学ツアーは無事終了とあいなりました。
牧場の皆さま、貴重な体験をさせていただきまして本当にありがとうございました。厩舎の中で大和屋さん○○!と叫んでいた女の子、気をつかってくださってありがとうございます。なんか照れました。あなたの声はよく通りますね。僕のような相場眼のない人間に馬を見せていただけるのが本当に申し訳ない感じです。当たり前ですけど、見せてもらうだけで沢山の人が仕事をしてくださっているわけですものね。なんとか買えればと真摯な気持ちでセリに挑む所存でおります。
それから社台、ノーザン、早来ファームの皆さんが僕の顔を見てすぐに「オツウおめでとうございます!」と言ってくれました(前日にオツウが多摩川Sを勝ちました)。ありがとうございます。皆さんのご尽力と関係者一同の努力のお蔭です(オツウはノーザンファームの仔です)。須貝厩舎の皆さん、三浦騎手、皆さんありがとうございます。この場で改めてお礼を言わせてください。
というわけで無事セレクトセール下見ツアーは終了です。よくわからないので詳しい事は書けませんでしたが、お腹いっぱい馬を見てまいりました。こんなに間近でこんなに沢山の馬を見たのは言うまでもないですが、人生で初めてです。次回は久しぶりのジャス君の記事を書かせてもらおうと思っております。要チェックです!
前走多摩川ステークス優勝によって待望のオープン入りを果たしたオツウは、中京記念を目標にする予定と報道で聞いておりましたが、今週末の巴賞に出走することになったことを昨日知りました。
相手関係、出走頭数などを計算に入れた上での出走でしょう。調教師のせんせも熟考したあげく決定したそうです。好調は維持しているそうなので連勝を期待します。皆さん応援よろしくお願いいたします。ラッキーピエロ食べて来ます!
ツアー一日目は、ノーザンファーム空港でナヅナヅ(イイナヅケ)とピラミマの13とのご対面。そしてここでニュースをひとつ、丸山さんの愛馬ピラミマの13、この度名前が『エマノン』に決定いたしました。エマノンとはNO NAMEの並び替え、ノーネームを後ろから読むとエマノンです。サザンの歌のタイトルにもなっている模様です。最後の二文字がこだわりです。バンドワゴン、ナンヨーカノン、走ってる兄弟はゴンとかノンとかついているのでノンはマストで、セイショウナゴンと付けようとして弾かれた経歴、危うくノーネームになるところを逆転、韻をふむのにこだわって、無事名前もついてこれから秋に向かって期待が膨らみます。おしゃれな名前ですね。要チェックです!
話が横道にそれました。その後社台コーポレーション早来ファーム。社台ファームと移動して上場予定馬の全てを見学した僕達でした。夜は居酒屋でラーメンサラダなんかを食べて馬について熱いトークを交わしたものの、僕が寝不足のために深酒なしで解散。申し訳ない。そして二日目、今回はノーザンファームの見学です。
まず最初にジャス君の顔を見に社台スタリオンステーションへと移動します。これは次回たっぷり書こうと思っていますのでお楽しみに。ジャス君との再会を果たすと道路をへだてた向かいにあるノーザンファームへと突入です。
事前に連絡してあったので牧場の皆さんも準備万端、前日の社台ファームももそうでしたが、いっぱいいるので複数の厩舎に移動しての見学です。なんと今度はあの吉田俊介さんがじきじきにおつきあいしてくれます。恐縮です!いつもお世話になってます!
というわけで俊介さん、そして牧場の偉い方の付き添いで見学開始!さすがは天下のノーザンファーム、どいつもこいつも良血揃い。ていうかこれ俺買えないだろ、というような凄い馬達が平気な顔して引っ張られて参ります。カタログもブラックタイプで真っ黒です!とてもじゃないが僕では手の出ないような馬ばかりではあるのですが、こう見えてノーザンファームの馬を僕はこれまでに3頭お買い上げしている実績あり、うまく立ち回れば決して買えないことはない。と気をとりなおし気合を入れます。
一日目とは異なりゆっくり睡眠をとっているので体調は万全、最近ようやくスマホにした僕は昨日に引き続き写真を撮りまくります。しかし、ノーザンファームは社台ファームとは違ってお尻に上場番号が貼られておりません。一杯とってきたのですが、一見しただけでは誰が誰だかわかりませんね。
せっかくなので今回クイズにしてみます。皆さん誰が誰ちゃんなのか、カタログ、もしくは公式サイトから探してみてください。ヒントは皆ハーツクライ産駒です!答えは次回の更新で!全問正解の方の中から抽選で3名の方にジャス君グッズをプレゼント!するかどうかはわかりませんが、どしどし応募してください。
★ここでお知らせです!上記の大和屋さんの「ハーツクライ産駒クイズ」に答えて、SPジャスタウェイグッズをGETしよう!応募方法はコチラ⇒
[クイズの回答][お名前][競馬ラボ会員ID][大和屋さんへ一言]
をお書き添えの上、メールの件名に「大和屋オーナークイズ宛」と記載し、以下にメールでお送りください。
funfunkeiba@keibalab.jp
なお、クイズの答えは
(写真1枚目)母の馬名
(写真2枚目)母の馬名……
といった形で7頭の血統をお書きください。
全頭を正解した方の中から抽選で3名様に特製グッズをプレゼント。応募者・正解者多数の場合は抽選となります。応募〆切は大和屋さんコラムの次回更新日時まで(いつかは未定です)!たくさんのご応募をお待ちしております!
※この募集は締め切らせていただきました。沢山のご応募ありがとうございました!
というわけでまたしても脱線、話を本筋に戻しますね。僕はジャス君の嫁候補、そしてハーツクライを中心にチェックです。やはりここでも嫁候補は限られますね。ノーザンファームだけでなく牧場の皆さん、僕のブログや雑誌の記事を読んでくださっていて、これならジャスタウェイにつけられますよ、と囁いてくださいます。ハービンジャーの仔、ルーラーシップ、オルフェーヴルにクロフネ、タートルボウル、キンカメなどなど。いるにはいるのですが、やはりどこかにサンデーの血が……。アウトブリードはやはり厳しいか……。
などと悩んでいるとイイナヅケの弟君なんかも登場です(2014はトーセンホマレボシをつけておりました)。なんせ一日で全部の上場馬を当歳、一歳全部見ようってんですからペースは速いです。そこの厩舎の見学が終わるとすぐに車で移動し、次の厩舎へと慌ただしく見学します。午前中で当歳、午後に一歳みたいな感じでまわりました。俊介さんに昼飯をごちになり(ご馳走様でした。ノーザンホースパーク内、ケーズガーデンのポークジンジャーとても美味しかったです、と声を大にして宣伝しておきます(笑)。ケーズガーデンお蕎麦始めました!冷やし中華ではなくお蕎麦です!うまいらしいぞ!)。
北海道、天気が良くてお昼は暖かく東京と違ってじめじめしてなくとても過ごしやすかった。午後3時くらいから突然寒くなりましたが、それでも気候は今が一番いいのでは?と思うくらいに気持ち良かった。この仔いいなぁ、かっこいいなぁと思ったらサトノラーゼンの下だったりとか、サトノネプチューンの下だったりとか、いろいろと気になる馬は沢山沢山おりました。やっぱり今年もハーツの仔は難しいかなぁ、なんて思いつつ、いや、今年はキンカメでばらけてる間にどさまぎで買えるかも、とか思ったり思わなかったり、ぼんやりセリに参加してもぼんやりしているうちに終わってしまう可能性大、しっかりと勉強し検討し、本番に臨みたいと思います。作戦をたててきっちり一歳買わないと来年デビューの仔がいなくなっちゃうからなんとかして買わねばと思う僕なのでした。
夕方になって寒くなり、ノーザンファームのジャンパーを借りつつ寒さをしのいで見学を終了、これで社台ファーム、ノーザンファームの上場馬のほとんどを網羅した見学ツアーは無事終了とあいなりました。
牧場の皆さま、貴重な体験をさせていただきまして本当にありがとうございました。厩舎の中で大和屋さん○○!と叫んでいた女の子、気をつかってくださってありがとうございます。なんか照れました。あなたの声はよく通りますね。僕のような相場眼のない人間に馬を見せていただけるのが本当に申し訳ない感じです。当たり前ですけど、見せてもらうだけで沢山の人が仕事をしてくださっているわけですものね。なんとか買えればと真摯な気持ちでセリに挑む所存でおります。
それから社台、ノーザン、早来ファームの皆さんが僕の顔を見てすぐに「オツウおめでとうございます!」と言ってくれました(前日にオツウが多摩川Sを勝ちました)。ありがとうございます。皆さんのご尽力と関係者一同の努力のお蔭です(オツウはノーザンファームの仔です)。須貝厩舎の皆さん、三浦騎手、皆さんありがとうございます。この場で改めてお礼を言わせてください。
というわけで無事セレクトセール下見ツアーは終了です。よくわからないので詳しい事は書けませんでしたが、お腹いっぱい馬を見てまいりました。こんなに間近でこんなに沢山の馬を見たのは言うまでもないですが、人生で初めてです。次回は久しぶりのジャス君の記事を書かせてもらおうと思っております。要チェックです!
はみだしオツウ情報
前走多摩川ステークス優勝によって待望のオープン入りを果たしたオツウは、中京記念を目標にする予定と報道で聞いておりましたが、今週末の巴賞に出走することになったことを昨日知りました。
相手関係、出走頭数などを計算に入れた上での出走でしょう。調教師のせんせも熟考したあげく決定したそうです。好調は維持しているそうなので連勝を期待します。皆さん応援よろしくお願いいたします。ラッキーピエロ食べて来ます!
了
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。