初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『北海道へいってきました』
2015/11/18(水)
皆さんこんにちは、ライター大和屋です。予告していたように今回は先日行ってまいりました北海道旅行について書きたいと思います。今回は競馬仲間と一緒に自分の馬の様子伺いがメインの旅行です。写真も一杯とってきたんで良かったら見て行ってください。
というわけで前から馬メインで北海道へ行きたいよねーなどと仲間内で話していた企画が実現しました。社台スタリオン、ノーザンファーム、ノーザンファーム空港。ジャスタウェイを筆頭にデビュー前の馬や放牧中の馬などにまとめて会って参りました。
まずは友人一行のお目当てであるエピファネイア。脚のほうもすっかりよくなって元気にしているとのこと。スタッフの方に話を聞いたところ種馬としての資質も充分、結構好き物らしいですよ。笑
そしてジャス君です。厩舎が変更になって奥まったところになっていましたが、馬房から放牧場へと自由に行き来できるようになって快適な生活が送れているとのこと。しかもオフシーズンで落ち着いているとのことでしたが、どういう訳か僕だけ噛まれそうになりました。ジャス君から何か恨みでも買っているのでしょうか?でもまあ元気そうだったのでよしとします。来年も頑張ってください。
種牡馬となり初めてのシーズンを終えたジャスタウェイ
他にも友人達や僕の一口のお馬さん達に会わせていただいたのですが、頭数がかなりのものになってしまうので抜粋して紹介していくことにします。
まずはイイナヅケ。ナヅちゃんについては残念なお知らせがあります。捻挫した脚が回復したので乗り出したところ、また同じ場所を痛めてしまったとのこと。検査したところ小さな軟骨が飛んでいることが確認され、内視鏡で除去手術を行うことになりました。とまあそんな感じで年内の移動は絶望です。しっかり治して来年のデビューを目指すことになります。うーん、残念。会うたびに競走馬らしい馬体に成長していっていたので期待していたのですが……。でもイイナヅケは相変わらず可愛らしい感じで馬房におりました。早くなおしてね!
よもやの骨折でデビューが先送りになってしまったイイナヅケ
ベルラップ。こちらは骨折した箇所も完治し乗り運動をはじめようかという状況です。立派な馬体で元気そう。スタッフの方も休んだことにより成長しているとコメントしてくれました。復帰は来年になると思いますが頑張ってもらいたい。
そして今年のシルクで超話題となっていたヒストリックレディの14。仲間内では皆好評価で、周囲の皆さんも凄く馬体がいいと評判になっておりました。来年どうなっているか楽しみですね。
最後はカールファターレの15。今年セレクトセールで僕が買った牝馬ですが、種牡馬や現役馬やなんかと比べると仔馬です。小さい……と思わず呟くとスタッフの方はいや、小さくありませんと、突っ込まれてしまいました。いえ、あの種牡馬や現役馬と比べると小さいという意味ですからね。とにかく可愛い。デビューまでまだまだ時間があるので元気にそして無事に育ってください。
来年の目玉?ヒストリックレディの14
カールファターレの2015と大和屋オーナー
とまあそんな感じでたっぷり馬を堪能してまいりました。ここには書いておりませんが、一口の馬を何頭も見て回るのは大変です。そして嫌な顔もせずに案内してくださったKさん。本当にありがとうございました。自分の愛馬を見つめる人は僕も含めて皆ニヤニヤしておりました。北海道グルメを満喫し観光なんかもしてまいりました。まだ10月だったのですが、さすがは北海道、かなり寒かったと言わざるを得ない感じでした。いやあ、楽しかったです。
そんな大和屋の本『ふるさと納税完全制覇読本』ですが、現在絶賛発売中です。とりあえず発売しておりますので、皆さん本が出版されているということを宣伝してくださると助かります。値段も700円とお安くなっておりますので、よろしければ読んでみてください。よろしくお願いします。
了
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。