【ファルコンS】キングオブロー「やはりオープンに上がったら自分の形を作らないと」

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14日、土曜中京11レース・ファルコンステークス(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、ヒヤシンスステークス8着のキングオブロー(牡3、美浦・伊藤伸厩舎)は、大野拓弥騎手を背に坂路コースで追われ、5F51.7-37.8-24.6-12.2をマークした。

追い切りに関して、伊藤伸一調教師
「良い動きでしたよ。前走時も良い状態でしたが、今回もそのときと同じような感じでキープ出来ています。大野騎手も動きに納得してくれていました」とコメント。

「前走はオープン特別でしたが、ダートの強いメンバーが揃っていましたね。この馬自身ダートで2勝していますが、前々走のクロッカスステークスを見ると、現状では芝の方が良いような気がします。初戦から3戦騎乗した勝浦騎手が言うには、まだ馬が子供だそうです。新馬戦はポンと出て良い格好で勝ちましたけど、2戦目は内の馬を気にして外に逃げようとするのを矯正し続けていましたし、3戦目もフワフワしていて直線しか競馬をしていないように、新馬戦以外はまともに競馬をしていません。それでも能力があるので下のクラスでは何とかなりましたが、やはりオープンに上がったら自分の形を作らないと厳しいですからね。前々走と同じような競馬が出来ればと思います。大野騎手が中京競馬場で良いレースをしていますし、そこにも期待しています。芝で改めてどんな競馬をしてくれるか楽しみです」と巻き返しを狙う。

また同厩舎の管理馬で、昨年の京成杯、セントライト記念を制したフェイトフルウォー(牡4、美浦・伊藤伸厩舎)が、来週の日経賞(G2)で戦線復帰を予定している。

「山元トレセンから戻ってきて、いつも通りに調整をしています。まだちょっと緩いかなという感じでしたが、今日ポリトラックで併せ馬をやったので、これで変わってくると思います。体は、数字的には大きな変化はありませんが、丸みもあって見た目は良くなっています。初の古馬対戦になるので、力を借りながら成長していってくれればいいですね」と見通しを語る。