【スプリングS】グランデッツァ「この世代の中で何本かの指に入る馬」

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馬房でのグランデッツァ(7日撮影)

3月14日(水)、18日(日)に行なわれるスプリングS(GⅡ)に出走予定のグランデッツァ(牡3、栗東・平田厩舎)を管理する平田調教師の調教後コメントは以下の通り。

-:前走は久々で臨んだラジオNIKKEI杯2歳Sなんですが、その中の3着という結果、改めて振り返ってみていかがでしょう?

平田調教師:状態的には十分と思って競馬に使ったんですけど、結果的に1週前におこした筋肉痛の影響もあったのか、最後ちょっと伸びを欠くという競馬で3着でした。まあ、その筋肉痛が原因だったとしたら、よく頑張ったかなという評価はできると思います。

-:そのレースからまた3ヶ月間隔を置かれましたが、やはりそれは筋肉痛の影響ということになるんでしょうか?

平:いや、もう当初からラジオNIKKEI杯2歳Sを使った後は、弥生賞かスプリングSから本番、という予定を立てていたので、それは全く関係ないですね。

-:この3ヶ月間の調整過程を教えていただけますか。

平:競馬が終わった後は山元トレセンで疲れを取ってもらって、レース後の反動もないことを確認してから乗り出して、そこからは順調に今日まできましたね。

-:今日の最終追い切りなんですが、どういった点に課題を置いての調教だったのか教えてください。

平:先週、先々週とコースで長めをやって、体も十分にできているので。中山まで輸送もありますし、今日はもう「あんまり強い調教はいらないのかな」という感じだったので、「坂路で軽くサーッと馬なりでやってくれ」という指示でやりました。

-:その動きの評価を教えて頂けますか?

平:全くの馬なりだったんですけど、十分いい動きだったと思いますね。

-:いい臨戦過程がとれた、というところですね。

平:そうですね。今回はココまで何事もなくこれましたね。

-:今回は中山への輸送ということになりますが、輸送という面ではこの馬にとっていかがでしょう?

平:以前に競馬の週に函館から札幌まで移動したということもあるんですけど、まあ、男馬なのでそんなに心配はしていません。

-:年を越しての成長がありましたら教えてください。

平:成長ですか…。まあ競馬を経験してきたせいなのか、今までに比べると今回は気持ちが入っている、という感じで、体も今までのポッテリ感がなくなって締まったいい体になってきましたね。

-:それにしましても、これまで戦ってきた馬のその後を見ても、この馬もかなり高い位置にいるんじゃないか、という印象があるんですが、いかがでしょうか。

平:そうですね。間違いなく、この世代の中で何本かの指に入る馬だと思っています。

-:既に重賞を勝っていて、十分に賞金を加算されているわけですが、今回のトライアルはどういった点に課題を持って臨まれたいと考えていますか?

平:是が非でも権利を獲らなければならないという状況ではないんですが、本番に向けていい経験を積めるように、繋がる競馬をしてくれたらと思っています。

-:本番にいい形で臨めるように期待しています。

平:はい、ボクも期待していますので(笑)、よろしくお願いします。

-:順不同になってしましましたが、最後にファンの方にひと言いただけますでしょうか。

平:前走は期待を裏切るような形にはなったんですけど、あれがこの馬の本当の姿じゃないということを、今回見せられたらと思っています。