【ドバイWC】モンテロッソ快勝!日本馬連覇の夢かなわず

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3月31日(土)、ドバイ・メイダン競馬場で行われたドバイワールドカップ【Dubai World Cup Sponsored By Emirates Airline】(G1)(北半球産馬4歳上、南半球産馬3歳上、1着賞金:600万米ドル、AW2,000m)は、M. バルザローナ騎手騎乗、地元UAEのモンテロッソ MONTEROSSO(牡5、M. アル・ザルーニ厩舎)が優勝。 勝ちタイムは2.02.67。

2着にはカッポーニ CAPPONI(牡5、M. アル・ザルーニ厩舎)、3着にはプラントゥール PLANTEUR(牡5、英・M. ボッティ厩舎)がそれぞれ入っている。9番のシルヴァーポンド SILVER POND(牡5、D. ワトソン厩舎)は出走取消。

日本から出走したトランセンド(牡6、栗東・安田厩舎)は徹底したマークを受け失速し13着。 スマートファルコン(牡7、栗東・小崎厩舎)はゲートで後手を踏むと、他馬に寄られ後方からのスタート。自らの形でレースができず10着。 エイシンフラッシュ(牡5、栗東・藤原英厩舎)は後方のインを追走していたが、ジリジリとした伸びで6着に終わった。

勝ったモンテロッソは昨年のドバイWCの3着馬。前哨戦のマクトゥームCR3では4着だったが、見事、地元の期待に応える結果となった。

【C.ルメール騎手(エイシンフラッシュ)のコメント】
「ゲートの中でチャカついてしまい、スタートがよくありませんでした。道中はうまく運べましたが、直線を向いた時には、少し後ろすぎました。」

【藤原英昭調教師のコメント】
「ゲートの中で外の馬が暴れて、ナーバスになってしまいました。本当は3、4番手につけたかったのですが、ゲートで3馬身はロスをしたと思います。状態はよかったのですが、ここではその様なちょっとしたことが命取りになってしまいます。馬はよく耐えて、一所懸命走ってくれました。今日の経験が次につながればよいと思います。次に日本で走るときも応援してください。」

【武豊騎手(スマートファルコン)のコメント】
「ゲートを出て、2歩目で滑って、つまずいてしまいました。あれが全てでした。自分の形でないので、よいリズムで走ることができませんでした。ゲートでは気分が乗りすぎていて、早く出ようと突進もしていました。ゲートを出るのが早すぎたのが、結果として失敗になってしまいました。競馬は改めて何が起こるか分からないと思いました。ペースを読んで、まくることのできるペースであれば、まくろうとも思っていましたが、そのようなペースにもなりませんでした。自分の形で負けて、同じ着順ならばまだスッキリするのですが、そうではないだけにさすがに複雑です。残念です。」

【小崎憲調教師のコメント】
「一番予想しなかった形でのレースとなりました。ゲートは最後入れで、そこまでは完璧でしたが、発走直後滑ってしまい、この馬の形でのレースを進められませんでした。正直納得していませんが、これが競馬です。また自厩舎の馬で世界に挑戦したいです。応援ありがとうございました。」

【藤田伸二騎手(トランセンド)のコメント】
「両サイドからプレッシャーをかけられましたが、プレッシャーをかけられてこその馬なので、何とかなると思っていました。しかし、ハナに立っても、じっとしておらず、ハミも取りませんでした。それにしても、手応えがなさすぎました。期待の大きい馬なので、あまりにも不甲斐なかったです。」

【安田隆行調教師のコメント】
「とてつもなく速いペースになってしまいました。ハナに立ったので『おっ』と思ったのですが、耐えられませんでした。馬には気の毒なレースになってしまいました。」

全着順は以下の通り。

01 モンテロッソ 2:02.67
02 カッポーニ 3
03 プラントゥール 1/2
04 ソーユーシンク 1/2
05 ザズー 2.1/4
06 エイシンフラッシュ 1
07 プリンスビショップ アタマ
08 マスターオブハウンズ 1/4
09 ロイヤルデルタ 1
10 スマートファルコン 3.1/4
11 メンディップ 1/2
12 ゲームオンデュード 8.1/4
13 トランセンド 4
出走取消 シルヴァーポンド


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