ジェンティルドンナ

4日(水)、栗東トレセンで行われたジェンティルドンナ(牝3、栗東・石坂厩舎)に騎乗する岩田康誠騎手の桜花賞(G1)共同会見は以下の通り。

－：ジェンティルドンナの岩田騎手に伺います。おはようございます。いよいよ今週は桜花賞、今のお気持ちはいかがですか？

岩田康誠騎手：おはようございます。凄くワクワクしていますし、ジェンティルドンナもいい状態で挑めると思います。

－：今日の坂路での追い切りの指示はどんな内容でしたか？

岩：先生と相談して、アダムスピークの一馬身後ろくらいから、追いかける形。先週は馬なりで、今週もステッキは使いませんでしたが、十分に追い切れたと思います。

－：手綱から伝わってくる感触はいかがでしたか？

岩：時計は馬場が悪かったので出ませんでしたが、ラスト1Fも彼女なりの走りで駆け上がってきてくれたんじゃないかと思いますね。

－：馬の気配、息遣いなどは前走と比べていかがだったでしょうか？

岩：前走、初めて乗せてもらったんですけれど、凄く乗り易かったですし、前回以上の競馬が望めると思います。自信を持って桜花賞に挑める気がしますね。

－：今、お話にもあったチューリップ賞は敗れはしましたが、非常に強いところをみせてくれましたよね。

岩：4着だったんですが、状態に関しても｢まだまだ｣と聞いていましたし、それでもよく走っていると思います。今回はそれ以上のパフォーマンスが期待できると思います。馬自体も本当に乗り易くイメージより、どこからでもレースができそうな感じ。本当にいい馬だと思いました。

－：時の運もあると思いますが、枠順についての希望はありますか？

岩：枠はどこからでも競馬はできますし、この馬は展開に左右されるタイプではないと思います。僕がうまいことエスコートさえできれば、結果はついてくるんじゃないかと思いますね。

－：最近は週末に天気が悪くなることが多いです。馬場についてはどうでしょう。

岩：雨が降ったら仕方ないですし、良でも不良でもこなせる自信はあります。

－：数多くのGIを手にしてきた岩田騎手ですが、桜花賞のタイトルは無縁ですよね。桜花賞に懸ける意気込みはどんなものでしょうか？

岩：桜が綺麗だなと(笑)。それだけの馬に乗せて頂いているので、何とかタイトルをね。もぎ獲りたいというか、一緒に桜をみたいですね。

－：綺麗な桜の下でウイニングランをしたいと。

岩：まだ先週は咲いていなかったですけれどね。今年は異常気象で開花が遅れていますが、それだけが心配です(笑)。天気よりも桜の下でレースをしたいので、そこはJRAの力でジェットヒーターでも使って満開に……(笑)。

－：さすがにそれは無理ですよね(笑)。やっぱりクラシックは特別なモノですか？

岩：気持ちも入りますし……、獲りたいというか、今年第一弾のクラシックですし、女の子はここを第一目標にやってきますからね。

－：今回、有力馬を色々抱える中で、ジェンティルドンナの手綱をとられるということですが、この馬の魅力はどんな部分に感じていますか？

岩：男馬にも勝っていますし、パワーもありますし、それでいて落ち着きがある。凄く冷静な子ですね。

－：最後に岩田康誠騎手、ジェンティルドンナの桜花賞制覇を期待しているファンへ向けて、一言お願いいたします。

岩：今年は有力馬が沢山いる年ですが、勝てるチャンスがあると思うので、是非、応援してください！