内からエピカ、抜けて出てくる脚が速い!!

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土曜小倉5R
2歳新馬・牝
芝1200m
勝ちタイム1.09.4

エピカ (牝2、マイネルラヴ・栗東、清水久厩舎)

※内からエピカ、抜けて出てくる脚が速い!!

小倉競馬場の暑さは午前中は全然まし。パドックは風も吹いて心地よいぐらい。そんな中で周回する馬を見る。目についたのがエピカ。やや肩が窮屈そうだ。《コズんでいる?エ!、新馬戦で!!》と思いながらも返し馬もジックリと観察。すると硬さはまったくない。《えらく最初と見た目が違うな~》とレース。前半は行けないのか行かないのか、後方。《ああダメなんだ・・》と見ていると、いつの間にか来ていて、それも一番前へ出てのゴールだった。パドックで感じた歩様の事を、検量室で一段落した時に清水久師に直接聞いてみる・・と。

ニコっとして『ええ、お祖母さんと同じような歩様をするんですよ』である。《エ!》、瞬時、頭の中で考える。《あ、そうか!》、もしかしてがやっぱりだった。ファレノプシスを担当していたのが今の清水久師であったのだ。その特徴と良く似ているの言葉・・。
《良かった、聞いてみて》と改めてPVを見る。そもそもこのレースは新馬戦のわりには前半が速すぎる流れである。前半が33.4で行って後半が36.0もかかっている。最後の1ハロンは12.4と止まっている先行馬なのである。ファレノプシス、いやエピカの使った脚は35.0。それも一番前に出てから急ブレーキをかけていたと浜中Jは言う。物見をしたそうだ。武豊Jクロフネサプライズも終始物見をしていたと言っていた。若駒だけに仕方のない事なのであろう。

内からフライトミューズが速い。中からクロフネサプライズ。そして外からサンミッシェルがハナを叩いて行った。ファインスカイパリュールが次のグループ。先行集団がけっこう多い。ドンドンと前の馬達が行く。4コーナー手前では前3頭はけっこう接近している。
3頭が雁行して直線に入って来た。1番人気クロフネサプライズがけっこういい手応えでもある。そして残り1ハロンというあたりから追い出しにかかる。ところが前を捕まえる脚色でもない。ジワジワと伸びてはいるが、切れはない。むしろその内目をいい脚で突っ込んで来ているのがエピカだ。内目から2頭めの狭いところを躊躇なく突っ込んで来ている。脚色が違い過ぎる。エピカが抜けた、しかし後続もまたジワジワと差を詰めだす。意外とエピカの伸びがなくなった。そして外からセイントデジタルが、これまたいい伸びで猛追して来て2着争いに加わった。1着からクビ・アタマ・クビの表示ではあるが、エピカは体半分ぐらいも出ていたかの様なクビ差。2着争いがかなり熾烈といった感じのゴール前なのであった。

やはり前半が速いからキッチリとこの結果になったものだと思える。エピカの切れは違っていた。でもクロフネサプライズも前へ行った馬では一番の粘り。次、25日の牝馬未勝利戦で頑張って貰おう・・・か。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)

競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。