後藤浩輝騎手が調教に復帰「興奮して一睡も出来ませんでした」

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5月6日に行われたNHKマイルカップでシゲルスダチに騎乗して最後の直線で落馬、頚椎骨折のケガを負い休養していた後藤浩輝騎手が、8月22日に調教での騎乗を再開した。

【後藤浩輝騎手のコメント】
「8月の頭に、医師から騎乗許可が出ました。ケガをしたといっても体の痛みがなかったので、自分としては1週間ぐらい休む程度だと思っていて、まさか4ヶ月ちかくも休むことになるとは思っていませんでした。やはりケガをした場所が場所だけに、その分復帰まで時間がかかったんでしょうね。
入院中もベンチプレスをしたり、首に負担のかからないような普通のトレーニングをしていましたし、2週間ぐらいで退院した後は、基礎体力を維持するトレーニングを続けて、復帰のメドが立ってからグッと実戦的なトレーニングを始めました。休んでいる間、トレセンの事務所などには足を運ぶことがありましたけど、馬に乗りたくなってしまうので、馬がいる区域には入らないようにしていました。馬に乗りたい気持ちはずっとあったので、今日はワクワク感、楽しみを持って家を出てきました。緊張なのか楽しみなのか、昨夜は興奮して一睡も出来ませんでしたよ。
実際に乗ってみて、サラブレッドの背中の上でしか感じられないものがあると思いましたし、良い緊張感を与えてくれますし、馬の背中の上は気持ち良いなと思いました。まだ今日は調教に乗っただけですし、競馬場に行ってはじめて『帰ってきた』と言えると思います。
実際、その場にならないと分かりませんが、そのときに自分がどんな気持ちになるか楽しみです。あとはレースまでケガをしないように気をつけたいですね。あと約2週間、出来るだけ数を乗って、感覚を掴んでいきたいと思います」

なお、レースでの騎乗に関しては、次開催の中山競馬での復帰を予定している。