最後までまったく追わず、クラウンレガーロが楽勝!!

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トピックス


日曜小倉5R
2歳新馬
芝1200m
勝ちタイム1.09.5

クラウンレガーロ(牡2、グラスワンダー・栗東、日吉厩舎)

※最後までまったく追わず、クラウンレガーロが楽勝!!

逃げたコアレスドラゴンの2番手を楽に追走のクラウンレガーロ。4コーナーで少し外へ逃げ気味なのかと思える処もあったが、些細なもの。直線に入ってなかなか追い出さない。残り1ハロンあたりで、鞍上の幸Jは内を観て、それから外をチラっと確認。しかしその後も追う訳ではなく、少し行ってから今度は股の下から後方を確かめる余裕。一度も幸Jの手綱が動く事はなかった。
着差は2馬身半だったが、それは永遠とも思える様な差だった。ゴールまでの2ハロンが11.9~11.5をまったくの馬なりでなのである。これはもしかしてと思わせる楽しみな馬が出てきたようだ・・・。

大体、新馬戦で勝つ馬は、いち早くゲートを出ている馬が多い。このレースでもまさしくそれだった。クラウンレガーロが真っ先にゲートを飛び出し、半馬身のリード。コアレスドラゴンが内から押して押して先手を主張して行った。その2番手をスーッと楽について行くクラウンレガーロ。カシノガーネットモンタージュがその後を続く。

2ハロンを過ぎるあたりで、クラウンレガーロはコアレスドラゴンの逃げにピッタリとついて行く。後ろの追走する馬達はけっこう押して行っているのに涼しい顔だ。
3コーナーのカーヴをに入る時には、モンタージュが上がり3番手の外め。内からはシゲルトビウオザが差を詰めて行った。3、4コーナー中間点を通過する時には4番手内のシゲルトビウオザの手応えがやけに良く、直線での弾けぶりに期待できそうだ。
残り400のハロン棒を通過、クラウンレガーロがさらに前へ詰めて行く。逃げるコアレスドラゴンの外に馬体を寄せて行く。この時にやや外へと流れる感じ。手前を替えるのが下手な様子だ。

直線に入って来たが、コアレスドラゴンと手応えが完全に違うクラウンレガーロ。残り200のハロン棒を通過する前に内をチラっと観た幸Jだが、追うそ振りはない。そのまま併せ馬の感覚で進むが、勢いはもうトップスピード。
今度は外側をチラっと観る幸J。その視線の先、後ろから勢い良く伸びてくる馬はいない。
コアレスドラゴンを突き放して伸び出て行くクラウンレガーロ。今度は鞍上幸Jが股の下から後方を観る。その後も手綱をしごく事さえもせずに駒を進める。

コアレスドラゴンが何とか粘りに粘って2着だったが、外目を上がってきたブイダッシュの脚色だけがゴール寸前賑わしていた。しかし3着まで。シゲルトビウオザが4着。
前半3ハロンを34.0で行ったコアレスドラゴン。2番手だがほとんど半馬身と逃げた馬とそう変わらぬ位置での競馬だっただけに、前半ラップもそうは差はない。上がり3Fがが35.5。特に最後の1ハロンが11.5だが、まったく追わずでのもの。だから勝ち時計の遅さはアテにはならないし、どれだけ縮まっていたかは鞍上の幸Jだけが知っている事。

小倉2歳Sにエントリーしてきた。連斗に踏み切ってきたら面白い競馬をしそうな雰囲気の、緒戦の勝ちっぷりなのである。もしかしてもしかするかも知れない、そんな雰囲気のある馬の様だ。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。