パララサルー貫禄!中山4戦4勝で秋華賞へ名乗り…紫苑ステークス

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12年9月8日(土)、4回中山1日目11Rで紫苑ステークス(芝2000m)が行なわれ、三浦 皇成騎手騎乗の1番人気・パララサルーが優勝。勝ちタイムは1:58.4(良)。

2着には1/2馬身差で4番人気・ブリッジクライム(牝3、美浦・鈴木康厩舎)、3着には8番人気・フレイムコード(牝3、栗東・谷厩舎)が続いて入線した。 なお、2着までの2頭が秋華賞の優先出走権を獲得している。

勝ったパララサルーは昨年暮れから今年の春にかけて、中山で3連勝。桜花賞トライアルのアネモネSも制していたが、桜花賞では馬体減も響いて9着に敗退。オークスは右前ザ石を発症して回避していた。同馬の母はチリのG1馬・タンタスエルテという血統で、 馬主は株式会社 G1レーシング、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「健康の為に(西)」。

1着 パララサルー(三浦騎手)
「距離延長に配慮し、これまでより前目のポジションで競馬をしようと思っていた。想定よりも後ろとなったけど、周りも速いと感じたので、道中はリズム良く走らせることに専念。自ら押し上げて馬群を割るいままでとは違うスタイルだったし、みんながインを狙うタイトな勝負となったなか、見込み以上にハートの強さを発揮してくれたよ。春も多いに期待された素質馬。これでG1(秋華賞)が楽しみになった。関西勢は強いけれど、堂々と太刀打ちできるだろう。この勢いで、自分も気持ちを高めていきたい」

2着 ブリッジクライム(大野騎手)
「内枠から厳しい競馬。包まれないように出していき、かかり気味になりました。下手な競馬をしたと思います。それなのに、最後までよく伸びています。スムーズならば、もっとやれたでしょう。力がありますよ」

3着 フレイムコード(蛯名騎手)
「かかる面に配慮した。ハイペースに巻き込まれないよう、渋太さを生かせるように乗ったんだ。あと一歩だったが、レースを覚えれば長いところにも対応は可能だね」

5着 アイスフォーリス(松岡騎手)
「インが伸びる高速馬場。大外枠はつらいよ。かなり押していかないと、いい位置は取れない。早めに追い上げていくしかなかったからね。馬なりで直線に向けたら、結果は違ったはず。でも、力はあるし、これを叩いてもっと良くなる」

6着 セプタードアイル(吉田隼騎手)
「ペースが速くても、なかなか止らない状況。いいポジションで競馬ができました。積極的に動き、よくがんばったと思います。この馬にはもっと力が要る馬場がいいですね」

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パララサルー
(牝3、美浦・国枝厩舎)
父:ディープインパクト
母:タンタスエルテ
母父:Stuka
通算成績:6戦4勝



写真:武田明彦

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