いきなり兄は越した、ディアデラマドレが楽に抜け出し快勝!!

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トピックス


日曜阪神6R
2歳新馬
芝1400m
勝ちタイム1.22.8

ディアデラマドレ(牝2、キングカメハメハ・栗東・角居厩舎)

兄のディアデラバンデラを上廻る新馬勝ち

手綱をシャクったのは、4コーナーのカーヴで上がって行く時だけ。直線では他馬の一番外を涼しい顔で加速して行く。鞍上福永Jのステッキは2,3度だけ入れられただけ。前半3ハロンが36.0と遅い流れだっただけに、前半はやや掛かるところをも見せてはいたが、許容範囲だったはず。4コーナー手前に前のグループに近づいて、後は危なげない進出。圧倒的1番人気に応えて、そして夢をも運んできたゴール前の脚色であった・・。楽しみな馬がターフに出てくれた様だ・・。

パドックで観ていて、岩元厩舎がこのレースにも出ているのに気が付いた。さっきのマイル戦にも出ていたっけ?と思う。まして同じオーナーの馬である。《そうかこちらが主体なんだ~》、なんて勝手に解釈して馬を観てしまう。
大方の馬が大人しい。僅かにエーシンウェンディがうるさいぐらいか。ディアデラマドレはおちついている。返し馬も主力人気馬はユックリと残り1ハロンあたりまでダクで来て、そこからおもむろに返し馬に入って行く。ディアドラマドレは小さく感じないし、フットワークは雄大だ。やはり一番よく見えた。

ゲートは一番外のミラクルセレーネがダッシュがつかない。ディアデラマドレはあまり急がせない出方だった様子で、出た瞬間にはブービーだった。内からシゲルコギツネザ、中からアッピアスと行くのかと思えた瞬間に、ダッシュついたテーオーレイチェルが先頭に踊り出た。そのまま先頭に立って行くが、2番手アッピアス、そこから2馬身ぐらい離れてシゲルコギツネザ。エーシンウェンディと続く。
2ハロンを通過した時には、ディアデラマドレはブービーより一段階上がってクインポルカカーヴィシャスより少し前に位置していた。
3ハロンを過ぎる時には、ディアデラマドレは前から5番目。6馬身ぐらいの位置か。ペースはそんなに速くなく、最後方のミラクルセレーネで8馬身ぐらいの差。4コーナーのカーヴに入って来る時には、前が急接近。2番手グループがかなり前2頭に近づく。その後ろにディアデラマドレ。カーヴを追いながら上がって行くが、ここらがいち早くペースが速くなったのではなかろうか。

残り300のオレンジ棒で、ほぼ前の馬達を捕えにかかったディアデラマドレの勢い。残り1ハロン通過時には完全に先頭にた立った。そして後は手綱をシャクりながらの動作。2馬身ぐらいの差をキープしたままゴールへと入った。
その後ろを追う様にクインポルカとカーヴィシャスの2頭が上がって行くが、前は楽に進んで行くのに、こちらはステッキで促す感じ。外のクインポルカが半馬身程前に出てゴールに入った。

ディアデラマドレは、まず兄のディアデラバンデラを上廻る新馬勝ちを収めた。後は母ディアデラノビアを抜ける馬になるのかであろう。むしろ距離は伸ばしていくはずで、この1400は牝馬限定のデビュー戦だからの選択であったはずだ・・・・。これからが楽しみにしたい。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。