【フォワ賞】オルフェーヴルが快勝!凱旋門賞へ好発進!

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9月16日(日)、フランスのロンシャン競馬場で行われたフォワ賞【Qatar Prix Foy】(G2)(4歳上牡・牝、1着賞金:7万4,100ユーロ、芝2400m)は、日本から参戦したC.スミヨン騎手騎乗のオルフェーヴル(牡4、日本・池江厩舎)が優勝。

道中は帯同馬のアヴェンティーノがハナを切り、5頭ほぼ一団の中、オルフェーヴルは馬群の最後方を追走。序盤は折り合いに手を焼くようなシーンもみられたが、直線に向いて最内から抜け出し。 ジワジワと脚を伸ばすと、ミアンドル(牡4、仏・A.ファーブル厩舎、M.ギュイヨン騎手)、ジョシュアツリー(牡5、英・M.ボッティ厩舎、L.デットーリ騎手)が外から追撃。ライバル達もしぶとく食いさがったが、最後はオルフェーヴルの脚が上回った。

2着はG1 3勝馬で今回、最大のライバルと目されていたミアンドル、3着は一昨年のジャパンカップにも参戦したジョシュアツリー。帯同馬としてオルフェーヴルと共に挑んだ日本のアヴェンティーノは5着にそれぞれ入っている。

なお、本番の凱旋門賞はは3週間後、10月7日に同じ舞台のロンシャン競馬場で行われる。また、日本馬のフォワ賞挑戦はこれまでに6頭が挑戦し、1999年のエルコンドルパサー以来の勝ち星となった。

勝ったオルフェーヴルは海外初勝利。牡馬クラシック三冠を制した昨年から一転、今年は阪神大賞典でまさかの逸走、天皇賞(春)で惨敗など、試練の春シーズンとなったが、前走の宝塚記念を快勝。
今回は主戦の池添騎手から、世界的名手で凱旋門賞を制した実績を持つクリストフ・スミヨン騎手へスイッチし、必勝態勢をとっての世界挑戦となったが、凱旋門賞制覇へ好発進をきった。
管理する池江泰寿調教師にとっても、これが海外重賞初勝利。同馬の馬主は有限会社 サンデーレーシング、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「金細工師(仏)」。オーナーであるサンデーサラブレッドクラブの募集価格は6000万円。

全着順は以下の通り。
1 オルフェーヴル 2:34.26
2 ミアンドル 1
3 ジョシュアツリー クビ
4 フィオレンテ 6
5 アヴェンティーノ 3 1/2

オルフェーヴル
(牡4、栗東・池江厩舎)
父:ステイゴールド
母:オリエンタルアート
母父:メジロマックイーン
通算成績:15戦9勝
その他の重賞勝利:
12年宝塚記念(G1)
11年有馬記念(G1)
11年菊花賞(G1)
11年東京優駿(G1)
11年皐月賞(G1)
11年神戸新聞杯(G2)
11年スプリングS(G2)

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表彰式手前からサンデーレーシング・代表取締役の吉田俊介氏、クラストゥス騎手、殊勲のスミヨン騎手。



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