楽勝、それも追うとこなし!マルヴァーンヒルズだ!!

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トピックス


土曜阪神6R
2歳新馬
ダ1200m
勝ちタイム1.13.6

マルヴァーンヒルズ(牡2、ストリートセンス・栗東・荒川厩舎)

楽勝、それも追うとこなし!マルヴァーンヒルズだ!!

スタートが開いた瞬間に、体半分は出ていたマルヴァーンヒルズ。そのまま先手を取って行く。4コーナーでは、追走するメイショウバイシヤマニンジェルブと、3頭がもっとも接近した処もあったが、直線に入ったらもう独壇場。鞍上の川田Jは手綱でシャクるだけで追わない。後続の動きを肉眼とオーロラビジョンで確認する余裕まであるほど。結局、5馬身差をつけてのデビュー勝ちとなった。追走した馬が全部バテて、2着にはブービーを追走していたエクセレンフレールが、最後に末脚を伸ばして上がった。

メンバー中で最高馬体重はマルヴァーンヒルズ。518キロと雄大な馬である。そこへ400キロちょうどと、小柄なメイショウバイシが追走して行く流れ。3番手にヤマニンジェルブ。前半3ハロンは36.4とユックリと流れていく。しかしそんな流れでも、中団のエクセレンフレールはつつ一杯な手応え。マイメモには、4コーナー手前で×印を入れたほど。まず脱落かと見ていた。

前の3頭は軽快で、カーヴを廻る時にはメイショウバイシ、ヤマニンジュルブと先頭のマルヴァーンヒルズに並びかけて行ったぐらい。
外のヤマニンジュルブの勢いがなかなかにいい。これは勝つのか!と思えたぐらい。しかし直線に入った途端に勢いが落ち始める。逃げるマルヴァーンヒルズは軽快な足取り。内ラチ沿いを何もせずにいる。後続がついてこなくなったのを見る川田Jだ。左後ろをチラっと観て、今度は右手、オーロラビジョンを。そして再度、左を観る。ここで後続の追撃はないと確認し、後は流すだけ。それでも最後の1ハロンは12.8。追っていたら、少なくともコンマ8秒は楽々と縮めただろう。1分12秒台で走っている勘定だ。
メイショウバイシが、何とか2着かと思われた残り100メートル。しかしエクセレンフレールがジワジワと追い詰めてきて、かわした。最後方だったシャトーウインドも追い上げて来たが4着まで。

この父の産駒はダートで活躍。角居厩舎でストリートハンター1勝にフリートストリートが3勝と、勝ち鞍をあげているダートは間違いない血統。しかしこのマルヴァーンヒルズはダートだけではない馬にも思える。芝に使う時に是非にも注意をしておきたいと思えるものだ・・。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。