【神戸新聞杯】ゴールドシップ「皐月賞馬として恥ずかしくないレースを」

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23日(日)に行われる神戸新聞杯(G2)に出走予定のゴールドシップ(牡3、栗東・須貝尚厩舎)の、須貝尚介調教師の調教後コメントは以下の通り。

-:神戸新聞杯に向けまして、ゴールドシップ、須貝調教師にお話をお伺いして参ります。よろしくお願いします。

須貝尚介調教師:おはようございます。

-:ダービー以来ということになりますが、あのダービー、5着ながら本当に素晴らしい内容のレースだったと思いますが、振り返っていかがですか。

尚:そうですね。実力は示したので……。ちょっと勿体ないなという気はしたのですが、結果的に5着でも力は示したと思います。

-:なんと言いましてもメンバー中最速の上がり、その力は十分にファンの方にも伝わったと思います

尚:距離が延びてああいう脚が使えるということは、これから先に楽しみな材料になったので。心肺能力が高いのを証明できたので、はい。

-:そして中間、ダービーが終わった後、どのような感じで過ごしていたのか改めて教えてください。

尚:放牧に出しまして、夏場は函館に早目に持ってきて、秋に備える形で調整してきました。

-:栗東に戻ってきてから、まず12日ですか、坂路で内田ジョッキーが跨っての追い切りがありました。この時に先生はどのような指示を?

尚:「そんなに速い時計は必要ないから、反応だけ確認しといてくれ」と。その後、先週の土曜日に馬場でやることになっていたので、その過程を考えての攻め馬でした。また変則ローテーション(3日間開催のため)になっていたので、その辺を考えながらの調整でした。

-:最終的に1週前はCWコースで追い切ったのですが、その時の動き、評価をいただけますか?

尚:平坦(コース)での攻め馬も必要として色々な兼ね合いで土曜日にやったのですが、ラストの低くなる姿勢は春の時と同じくらいの感触を得ましたね。

-:そして、今日の最終的な追い切りなのですが、どういった点に主眼を置かれましたか?

尚:毎日王冠を使うジャスタウェイとある程度、最後も2頭一緒にという指示で、はい。特に時計にはこだわっていませんでした。

-:その動きの評価をいただきますといかがですか?

尚:悪くないと思います。

-:この後は2400mのトライアルはもちろん、あるいはさらに距離を延ばしていきます。そういった面で調教などで気を使われた面というのはありますか?

尚:やっぱり(調教を)やる時きついので、その辺を毎日注意しながらスタッフには接してもらっています。

-:夏を越えての精神面、あるいは肉体面、成長がありましたら教えてください。

尚:もともと成長が早かったので、早めにおろしてここまで来たのですが、特に良いところ、悪いところを評価するのではなくて、この馬本来に持っているものを大事にしてやっている形なので、どこが良くなったとかそういうのはないです。もともと良かったのを維持しているという形ですね。

-:そして本番に向けてということになりますが、東京で1800mの時のような前々、こういったレースもできますし、終いを生かす、様々なレースに自在に対応できるという印象があるのですが、この馬としてはどういったレースが一番いいかとお考えか教えてください。

尚:とにかく勿体ないレースだけはしてほしくないので、ジョッキーにはそれだけ。悔いが残るようなレースだけはしてほしくないので、それだけです。あとはもう内田君が分かっていると思うので。皐月賞馬として恥ずかしくないレースをしてほしいですね。

-:何と言いましても、お母さんのお父さんが(メジロ)マックイーンと言うことで、秋口は非常に注目される血統だと思います。最後、ファンの方に一言お願いできますか。

尚:はい。皐月賞馬として恥ずかしくないレースをしたいと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします。

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