内で脚を貯めたエイユーモモチャンが直線で伸びる!

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トピックス


土曜阪神5R
2歳新馬
芝1200m
勝ちタイム1.10.0

エイユーモモチャン(牝2、サクラバクシンオー・栗東・牧浦厩舎)

内で脚を貯めたエイユーモモチャンが直線で伸びる!

圧倒的1番人気のロードクロサイトが先手をとって前半の3ハロンを35.5の理想的な流れを演出。直線半ばでも勝利を確信していたが、最後の詰めで伸びない。道中中団の内ラチ沿いで脚をジッと貯めていたエイユーモモチャンが直線でメンバー中最速の34.0の脚を使って綺麗に差し切った。2着にはアジャストメントが好位から粘ってのもの。

ゲートの出が速かったのは内でアウェーキンザール。そしてアイリーンバローズサニーサイドヒルと続いて行くが、ロードクロサイトもダッシュがついて前へと出て来る。内を見ながら先手かと思えたがサニーサイドヒルが先手を主張して行く。内サニーサイドヒル、外ロードクロサイトが体半分ぐらいの2番手で先行して行く。その後ろが3頭が並びかげんで行く。アウェーキンザール、アイリーンバローズ、アジャストメント。その後ろにエイユーモモチャンが内ラチ沿い。外がテイエムウカゼだ。前の2頭のペースはゆったりで前半の3ハロンが35.5と、この距離では遅い入りである。
4コーナーが近づくと、後続がどっと差を詰めてかかる。カーヴから直線へと入って来た時にはロードクロサイトが先頭となっている。そのまま残り300を通過するまで追い出さず、これはと期待できる手応え。外にアジャストメントで、さらに赤い帽子に赤い勝負服のエイユーモモチャンの勢いが増してきてはいるが、ロードクロサイトが追い出されれば離せるのだろうと、期待し見守る。

実際、残り1ハロンを過ぎて武豊Jのステッキも飛び、ロードクロサイトも追い出されて反応も悪くなく、そのまま押し切るのかと思えた。ところが残り100を迎える前あたりからエイユーモモチャンの脚色が優りだし、最後にはアジャストメントにまでも交わされてしまう。エイユーモモチャンは抜け出して最後は抑えている感じで、1馬身の差だったがもっと優勢の脚だった。
最後の2ハロンが11.2~11.6の上がりだったが、ロードクロサイトの伸びが案外なだけで、先着した2頭はそれなりに伸びていたもの。

エイユーモモチャンは道中は好位の後ろのイン、ラチ沿いを追走。そこから直線入口で外へ綺麗に出してきての末脚発揮。絵に描いた様な乗り方が出来ていた。佐藤哲Jの左ステッキ7発が利いて最後までしっかりとした伸びを見せていた。
これが新馬であろう。能力を発揮できるか否かだけ。勝ち時計、決め脚と、勝ったエイユーモモチャンが今回は力を発揮した様子だ・・。

平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。