マジェスティハーツが圧倒的1番人気に応えて快勝!!

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トピックス


日曜阪神5R
2歳新馬
芝外1600m
勝ちタイム1.39.0

マジェスティハーツ(牡2、ハーツクライ・栗東・松永昌厩舎)

マジェスティハーツが圧倒的1番人気に応えて快勝!!

昼からは芝は良馬場と回復した。日差しも戻ってきた中での新馬戦。1000メートル通過が1.05.0と超スローな流れとなったが、切れ味勝負を制したのはハーツクライ産駒のマジェスティハーツ。位置は後ろだったが先に追いだしたのはポセイドンバローズの方。ユックリと追いだしたマジェスティハーツだが、切れ味はなかなかで、抜かせないどころか、その差を広げて行く感じだった。最後は1馬身半差の余裕でデビュー戦を飾った。
勝ち時計はそんな流れだけに1.39.0と平凡なものだが、切れ味は光った一戦でもあった・・。

追い切りに二度、そして今回のパドックと馬体を観ている私でも、この体型は太いと思えるもの。腹めがある体型で、一見するとかなり太いと思えてしまうものだろう。同じ父のポセイドンバローズはそんなにも目立たないのだが、マジェスティハーツはただ単に重め残りと見てしまう体型なのだ。むしろ、ケイコでも今回の返し馬でも、口角を嫌がるそぶりを見せて頭を高くしてしまうのがネックだと感じていた。返し馬と実戦は違う、そんな見本のような競馬っぷりだった。

ゲートの後ろ扉の外に尻尾が残っていて《大丈夫?》と思えたマジェスティハーツだったが、やっぱり出は速くなかった。一瞬、最後方?と思えたもの。だが1ハロン行ったあたりではもう中団にいたので安心。さらに2ハロンぐらい進んだ時には、もう3番手ぐらいに上がったのでなお安心の位置であった。
逃げたのは大外枠からトウカイルーチェ。2番手にポセイドンバローズであったのだが、マジェスティハーツが上がって行った時を前後して、位置どりが逆転してしまっていた。

何せ、ペースの上がらない競馬。3コーナー過ぎから4コーナーまでも13秒台とまったくのスロー。4コーナー手前では最後方にいたミヤビハカンサンガヴィーノまでもが、好位グループの外へと一気に上がって来てまったくの団子状態。10頭が直線入り口では二列に並んで来た。そしてやおらの上がり勝負。前で脚を貯めていたマジェスティハーツの勝ちとなったもの。
内から出てきたポセイドンバローズもいい脚を使ってはいるが、一番前までは突き抜けなかった。
3着にはサンガヴィーノ。ミヤビハカンと上がって来たまでは良かったのが、やや外へと流されてしまい、ロスタイムが痛かったかも。

11.8~11.7~11.5がこのレースの上がり3ハロンのラップ。これを押し切ったマジェスティハーツの完勝であった。やや3コーナーと最後のカーヴでも外へと逃げ加減な処はあるが、マズマズではなかったか。レースを終えて帰ってきた時の馬体は、汗もしっかりかいていたせいなのか、戦前の太い体型も実に締まった馬体に見えたものでもあった。

平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。