安田厩舎の中でもひと際攻め駆けする新馬…山田乗男の2歳馬ジャッジ

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先 週 の 2 歳 戦

先週はオープンのききょうSや新馬よりも、未勝利戦のネオウィズダムが最大の注目の的。オルフェーヴル、アパパネを送り出したノーザンF空港牧場でも1、2の評判になった馬で、デビュー戦の札幌にわざわざ内田博騎手が乗りに行ったほど。しかし、まさかの2着。だが陣営は、まだ2本足りない仕上げということで、叩いた今回こそが勝負と見られ、再度内田博騎手が阪神に乗りに行った。

今回は絶対に落とせないとスタートから積極的に進め、1000mラップ59秒7と、2歳未勝利戦にしては速めのペースで逃げる。おかげで最後は差し馬に迫られたが、何とか凌ぎきった。このペースで逃げ切ったのは評価できるが、前評判を考えるとまだまだ物足りない。更なる変わり身を期待したい。

ききょうSは、プリンセスジャックが差しきり。母がゴールデンジャックで、半兄にサイドワインダーがいる良血。桜花賞戦線でもやれる器だ。

新馬で目立ったのはマジェスティハーツ。1週前の芝1800m戦を見送り、相手が弱化。これも大きく、評判どおりの楽勝。道中かかった面を除けば問題ない。上へ行ってもやれそうだ。



今 週 の 2 歳 馬 情 報

芙蓉Sの一昨年は、後にGⅠを制するホエールキャプチャ、オルフェーヴルがワンツー。今年も上位馬から、GⅠで活躍する馬が現れるのか。

実績ではエデンロックがリードする。札幌2歳Sは人気薄ながら、コディーノ、ラウンドワールドに続く3着。上位2頭が、現時点2歳のトップ2の評価もあることから、この3着は価値を認めていい。プロヴィナージュの全弟で、まだまだのびしろはある。

持ち時計ならサンブルエミューズだ。前走は新潟の芝1400mで1分21秒3の好時計。2着に5馬身差をつけた。祖母のキョウエイマーチは桜花賞馬。ここを勝てば、この馬も桜花賞候補に名乗り挙げることになる。

ヤマボウシ賞は、ダート1400mの500万特別。予想通りダートの快速馬が名を並べた。デビュー戦をぶっちぎり、小倉2歳Sでは初芝ながら32秒7という猛烈な逃げを披露したメイショウユウダチをはじめ、マルヴァーンヒルズ、タイセイロバリー、アースゼウスなど、逃げて圧勝した馬が勢ぞろい。見応えのある一戦となろう。

サトノプレシャス
(牡2、栗東・安田厩舎)
父:アグネスタキオン
母:ハニーローズ
母父:Lode

調教が目立つ安田厩舎だが、中でもこの馬は際立っている。2週前は坂路。評判馬が重い馬場に脚を取られ54~55秒台が多い中、この馬は52秒9。そして先週はCWで馬ナリのまま5F65秒、上がり1Fは12秒を切り、併せたプレイズエターナル(当週の未勝利戦を楽勝)を子供扱いした。

半姉のサトノジョリーは関東オークス2着など極端なダート馬だが、父はダート志向の強いベルナルディーニ。アグネスタキオンに変わって、陣営は芝でも通用すると見ている。

同じ馬主で、橋口厩舎の期待馬サトノユニコーンをはじめ、ガムザッティ、クラウディオスなど良血馬も同じレースに出走してくるが、仕上げの面で断然リードしている。

新馬期待度★★★★★
将来性★★★☆☆



山田乗男
主なPOG実績として過去にビワハヤヒデ、ナリタブライアン、ディープインパクト、ブエナビスタ、ロジユニヴァース、ヴィクトワールピサ、アンライバルド所有の経歴を持つ。現在、某有名競馬雑誌でPOGコーナーを担当中。