【府中牝馬S】2頭出し石坂師・ドナウブルー「今が充実期」

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13日に行われる府中牝馬S(G2)に出走予定のドナウブルー(牝4、栗東・石坂厩舎)、クリスマスキャロル(牝5、栗東・石坂厩舎)を管理する石坂正調教師の共同会見(11日)は以下の通り。

-:まず、ドナウブルーについてお話を伺って参ります。前走、関屋記念をレコード勝ち。一戦ごとに強くなっている印象もあるのですが、いかがですか?

石坂正調教師:妹(ジェンティルドンナ)に比べて1つ上なんですけど、1年遅れてやっとやってきました、という感じですね。

-:一戦ごとに馬体重も増えていって、馬体減りの心配もなくなってきたのかと周りは見ていますがいかがですか?

石:そうですね。普段の様子もすごく落ち着いていて、「ああ、やっぱり成長してくれたんだな」と。結果も出てますからね。そういうふうに思っています。

-:馬体さえ維持していれば結果を残す馬だと。

石:そうですね。予定通りの調教をやっていますし、何分の狂いもなく攻め馬してきましたので、走ってくれると思いますけど。

-:その調教なんですが、坂路で追われました。今日は57.3-42.2-27.4-13.2というタイムでしたが、改めてどのような指示、ジャッジを下されましたか?

石:変則日程で、月曜日に本追いをやってますので。まあ、ちょっと流す程度で、気合十分に上がってきました。いい調教だったと思います。

-:マイルで4勝をあげている馬ですが、1800mでも勝ち星があります。この舞台に関してはいかがでしょうか?

石:何の心配もしていませんし、大丈夫な距離だと思っています。

-:今が充実期だと見てよろしいですか?

石:そうですね。充実していますよね。

-:ドナウブルーも非常に素質を秘めた馬ということで、たくさんのファンがいます。意気込みをお願いします。

石:心身ともに成長して、ココのところ期待通りの競馬をしてくれますしね。今週も府中でいい競馬ができると思います。

-:ありがとうございました。次はクリスマスキャロルについてお話を伺って参ります。4ヶ月ぶりの出走となりますが、前走のマーメイドSは強い相手と戦って2着でした。振り返って頂けますか?

石:進路がなくて一番後ろからの競馬になったんですけどね。ジョッキーが腹を括って差す競馬に徹してみたらすごい脚を使ってくれたと。キャロルもこの時期になってようやく本格化したのかなと。そういうふうに思っています。

-:特にどのようなところが良くなってますか?

石:この馬は1年くらい前に比べたら馬体重がたぶん40キロくらい増えていると思うんですよね。奥手の血統みたいで、本当に軌道に乗ったと思っています。

-:調教に関してはいかがでしょうか?

石:調教はそんなに動く馬ではないですけど、シッカリ走ってきますしね。十分に調教を積んでの競馬なので、いい走りができるんじゃないかと思っています。

-:4ヶ月ぶりということですけど、乗り込んでいるからある程度は問題なし、というところですか?

石:そうですね。期待できる走りはできると思います。

-:馬体重はある程度増えてくると?

石:20キロくらいは増えてるんじゃないですか。

-:それも成長分と見てよろしいですか?

石:殆ど成長だと思います。

-:前回が50キロでの2着。今回は54キロになりますが、斤量が増えるあたりはいかがですか?

石:まあ、マークされる立場でもないし、気楽な競馬ですからね。この前が実績がなくて50キロだったので、これでみんなと同じカンカン(斤量)で競馬をしてどんなもんかと。そういうふうに思ってますけど。

-:クリスマスキャロルの成長度も目を見張るものがあると思うんですが、改めて抱負をお願いします。

石:ココ半年くらいでビックリするほどの成長を示してくれていますね。まあ血統的背景がありますから、ココまでなってくれたことは不思議でも何でもないですけど。キャロルに関しても期待しております。