【天皇賞(秋)】トゥザグローリー「本来のデキには…」

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昨年の天皇賞(秋)では5着だったトゥザグローリー

28日(日)に行われる天皇賞(秋)(G1)に出走予定のトゥザグローリー(牡5、栗東・池江厩舎)を管理する池江泰寿調教師の共同会見(24日)は以下の通り。

-:天皇賞(秋)に出走するトゥザグローリーについて池江泰寿調教師にお伺いします。前走、宝塚記念は叩き2走目で挑み、12着でした。まずはこちらから振り返っていただけますか?

池江泰寿調教師:中間は朝5時に乗っていたので夏負けの症状は出ていなかったのですが、当日はかなり暑く、湿度も高かったので、装鞍所に入った時には終わっていました。

-:もうその時点でという…

池:そうですね。今日はダメかなと思いました。

-:敗因はハッキリしているということですね。

池:やっぱり暑さに弱い馬なのでね。その辺がかなり応えたかと思います。

-:最近は非常に涼しくなってきました。冬に抜群の成績を誇るトゥザグローリーですけれども、今の季節、今の状態はいかがですか?

池:もう少し冷え込まないと本来のデキには持って行きにくいのですが……、あと、ちょっと大型馬なので2走目、3走目の方が良いので、その辺の割り引きというのは必要かなと思っています。

-:調教の様子ですが、今日の内容と手応えを教えてください。

池:今日はCWコースで3頭併せで6ハロン追いをしたのですが、最後方から前を行く2頭を追いかけて、ラスト1ハロンくらいで前の馬に並びかけて、最後は一番手応えが良かったですし、脚色も良かったので、態勢は整っているなと感じましたね。

-:後はどれだけ寒くなってくれるかという…

池:本当にこの馬が良くなるのは気温が3度とか5度とか、本当にグンと冷え込んでから。12月とか1月2月は本当に調子が良くて、その時のパフォーマンスだったら、いつでもG1勝てるんですがね。その頃はフェブラリーSくらいしかないので使えないんですけどね。

-:G1を獲らせたい気持ちは本当に強いと思います。

池:能力がG1級なので特にその思いは強いですね。

-:舞台は東京2000mですが、このコースに関してはいかがですか?

池:レースはしやすいと思います。やっぱりちょっと行きっぷりの良い馬なので2400mとかコーナー4つよりも東京2000mとか京都や阪神の1800mあたりというのが競馬を一番しやすいんじゃないかなと思っています。

-:そして今回、岩田騎手が初騎乗で追い切りにも乗られたということですけれども、どのようなことをおっしゃっていましたか?

池:ちょっとまだ緩さを感じると。手前を替えたい時に左右のバランスがいまひとつだけど、使えば変わってくるんじゃないかなとは言ってましたね。

-:どんな姿でレースをするのか楽しみですね。

池:そうですね。楽しみです。

-:トゥザグローリーはお母さんも人気がある馬だったのでたくさんのファンが見守っています。メッセージをお願いします。

池:お母さんもなかなかG1を獲れなかったんですがね。早くこの息子にも獲らせてあげたいなと思って頑張っていますので、是非応援よろしくお願いします。