【天皇賞(秋)】トーセンジョーダン「できれば良馬場の方が良い」

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28日(日)に行われる天皇賞(秋)(G1)に出走予定のトーセンジョーダン(牡6、栗東・池江厩舎)を管理する池江泰寿調教師の共同会見(24日)は以下の通り。

-:天皇賞(秋)に出走するトーセンジョーダンについて池江泰寿調教師にお話を伺ってまいります。半年ぶりの実戦となりますが、天皇賞(春)2着から今回までの中間の様子を教えていただけますか?

池江泰寿調教師:天皇賞(春)の時に軽い結節炎を起こして宝塚記念をパスしまして、札幌記念を目標にしていたのですが、また持病の裂蹄が再発して回避しました。その後、北海道のノーザンファームで爪をシッカリと治療していただいて、トレセンに入ってからは本当に順調に調教をこなしていますし、裂蹄も再発していませんので、何とか今日無事に最終追いを終えられました。

-:ではもう爪の不安は今のところは無いと。

池:そうですね。牧場の方達にシッカリとケアしていただいたお陰で。まだ休み明けということもあって追い切りは動いていないですけど、ビシビシと毎週追えていますのでね。

-:調教はCWコースで追い切られました。その内容と感触を教えてください。

池:CWコースで3頭併せの真ん中で、6ハロン追いだったのですが、併せた相手他2頭もオープン馬だったので、ジョーダンも休み明けはなかなか動かない馬ですから、その分他の2頭には手応えで見劣りました。それでも時計はまずまずだったので何とか臨戦態勢は整ったのかなと思います。

-:去年制覇した時とは違う臨戦過程ですので評価しにくいところはあると思うのですが、前回が100とすれば今回はパーセンテージで言うとどのくらいで臨めそうですか?

池:去年の天皇賞(秋)が100とすればですか?え~、そうですね、1,2回使えばあの状態になるんじゃないかな?というくらいの感じですね。

-:去年の天皇賞(秋)が日本レコード。凄いタイムで勝ちました。能力的には変わらないというか、あとは使っているか使っていないかの差だけということですか?

池:その通りですね。去年の天皇賞(秋)の次のジャパンCでもブエナビスタの2着でしたが、そんなに着差はなかったですしね。あわやというところもありましたので、能力はそのレベルだと思います。後はやはり緒戦はなかなか動けないタイプの馬ですから、その分でしょうね。

-:東京コースも非常に合っている印象を受けますが。

池:そうですね。東京コースは良いですよね。

-:去年の覇者ですし、もちろん舞台は申し分ないですね。

池:東京競馬場の2000mも2400mも両方得意ですのでね。有馬記念よりは良いと思うんですがね。

-:鞍上のスミヨン騎手、過去にも2度騎乗しているようですけれども、まだ来日されていないようですが、コンタクトの方は。

池:フランスでは何度かジョーダンは天皇賞(秋)を使うという話はしましたけどね。

-:スミヨン騎手はトーセンジョーダンの印象を何か話していましたか?

池:印象自体は何も言ってなかったのですが、本当に楽しみにしているとは言っていましたけどね。

-:フランスで悔しい思いをした分、日本の大きな舞台でスミヨン騎手とタッグを組んでというところですね。

池:そうなれば少しは私の気分も晴れるのかなと、10分の1くらいは晴れるんじゃないかなと思います。

-:トーセンジョーダンは才能が開花するまで非常にご苦労もあったと思いますが、その分ファンもたくさん応援しています。メッセージをお願いします。

池:宝塚記念と札幌記念を2走連続で回避となり、楽しみにしてくれていたファンの声を頂いていたので本当に申し訳ない気持ちで一杯です。この秋は良い状態に戻して去年の秋以上の走りをお見せできればと思っています。応援よろしくお願いします。

-:ちなみに、もし悪い馬場になった場合、対応はできそうですか?

池:う~ん、できれば良馬場の方が良いですけど、傘マークが付いているので少し心配しています。

-:ありがとうございました。