ここでは力が上、フィールドメジャーが楽勝!!

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日曜京都6R
2歳新馬
芝1200m
勝ちタイム1.12.6

フィールドメジャー(牡2、ダイワメジャー・栗東・西園厩舎)

ここでは力が上、フィールドメジャーが楽勝!!

圧倒的1番人気のフィールドメジャーが2番手から抜け出したものだが、ゴールが近づいてきてもまったく追わずだった。最後の1ハロンが11.8とペースアップしているのに、涼しい顔でのゴール。楽に追走していたとは言え、切れ味が違い過ぎるのだろう。3馬身差の2着には、逃げたジョウショーターフが何とか粘ったものだった・・。

ややダッシュがつかないのがセントアモーレ。前へと行く他の7頭に1馬身から2馬身と遅れる。最内からシャインエタニティ。ジョウショーターフ、そしてフィールドメジャーが行く構えだ。フィールドメジャーが中から出て行くのかと思えたが、ジョウショーターフが前と出て行く。クビ差でフィールドメジャーが続く。外からメイショウソウインが上がって3番手。最後方のセントアモーレも離れず続いている。
2ハロンを過ぎてもペースはまったく上がらず。先頭から最後方まで馬群はさらに固まって4馬身ぐらいか。先頭のジョウショーターフが3ハロンを通過するが37.0とかなりユッタリ。その外にピタっとフィールドメジャーが続く。4コーナーのカーヴへと入ってきたが、当然に8頭全馬が持ったままの手応え。3番手のメイショウソウインが、フィールドメジャーの外へと上がる。ややカーヴでのコーナーリングで、フィールドメジャーが手前を替えるのが上手くなさそうな感じだったが、事なきを得て直線へと入ってくる。

真っ直ぐに直線へと向いたあたりで、チラっと内のジョウショーターフを観たのか、オーロラビジョンを観たのか、酒井学Jの動き。内のジョウショーターフが残り300を過ぎて追い出しているのに、まだ手綱を絞ったまま。内のジョウショーターフの鞍上がステッキを入れ出す。外のメイショウソウインも1馬身後ろながらステッキを入れている。
1ハロンを通過。そこで左ステッキを1発だけ入れた酒井学J。フィールドメジャーにゴーサインを出す。手綱を少しシャクっていく。そしてその動作も納めて、ゴール前の2完歩ぐらいは流し気味と完勝だった。

ジョウショーターフにクビ差詰寄ったメイショウソウイン。かくして前残りの競馬となった。それだけフィールドメジャーがこのメンバーでは上の存在の様であった。まず楽に初戦を通過した・・。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。