【アルゼンチン共和国杯】ビートブラック「ハンデ59キロがカギ」

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4日(日)に行われるアルゼンチン共和国杯(G2)に出走予定のビートブラック(牡5、栗東・中村厩舎)を管理する中村均調教師のコメントは以下の通り(31日の最終追い切り後)。

-:それでは、まず、前走は京都大賞典を出走取消となりましたが、その時の様子を教えていただけますか?

中村均調教師:はい、最終追い切りを終えて2日後ですね、金曜日の日にちょっと爪に熱を持ちまして、それで右前の爪を痛がるような仕草をしたんで、出走取消になったんです。

-:その後の様子はいかがですか?

中:痛みは2日ぐらいで治まりまして、その後調教を開始して今のところ全く異常ないんですけども、予断は許さないです。

-:今は大丈夫ということでしょうか?

中:はい、今は大丈夫です。今日も最終追い切りが終わりましたので。

-:追い切りの内容を教えてください。

中:今日はいつものとおり坂路コースで徐々にピッチを上げていって、終い一杯にやりました。時計も、52.8~12.7ということで、悪くないと思います。

-:仕上がり具合はいかがでしょうか?

中:まあ大賞典の時も完全に仕上がってましたのでね。その後2~3日休んだんですけども、また今回に向けてかなり追い切りをやってきましたので、まったく大賞典と変わりないにぐらい仕上がっていると思います。

-:そしてレースなんですけれども、舞台は東京コースに替わりますけれど、いかがでしょうか?

中:京都と東京を比べて、京都の方が若干、良績があるのでね。東京コースがまったくダメっていうわけじゃないんですけども、この馬にとっては、やや京都のほうがいいかなという感じがします。

-:ポイントとなる部分などはありますか?

中:今回はハンデ戦なので、天皇賞を今年勝っているということで、メンバー中、最重量ハンデの59キロ。本当に厳しいハンデなのでね、ここをどういう風に克服できるか、その辺りがポイントじゃないかなと思います。>

-:やはり先生からみれば、59キロは厳しい感じですか?

中:はい、常日頃58キロを背負っているので、59キロが堪えるっていうわけじゃないんですけども、他馬が、50キロとか53キロとか、すごく軽い馬がいますので、その比較で、やっぱりかなり不利じゃないかなと思います。

-:ただやはりメンバー的には、やはりビートブラックもすごく注目されてると思います。

中:ええ、G2なのでね、まあ天皇賞馬として、恥ずかしくないレースをしたいと思うんですけども。今回はやっぱりハンデがカギじゃないかと思います。

-:それでは、最後にファンの皆様にひと言、よろしくお願いします。

中:京都大賞典は目標にしていたレースなのでね、出られなかったのは残念でしたけれども、一ヶ月後にちょうど同じようなレースがありましたので、また気持ちを切り替えて、このレースを目標に仕上げて参りました。万全の仕上げで、天皇賞馬として恥ずかしくないレースをお見せしたいなと思っています。よろしくお願いします。