【アルテミスS】コレクターアイテム「牝馬にしてはメンタルが強い」

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12年11月3日(土)、5回東京1日目11Rで第1回アルテミスステークス(重賞)(芝1600m)が行なわれ、浜中 俊騎手騎乗の1番人気・コレクターアイテムが優勝。勝ちタイムは1.33.8(良)。

レースはジーニマジックらがハナを切り、若駒らしく掛かり気味に各馬も先行。1番人気に推されたコレクターアイテムは、包まれる心配もある最内枠を物ともせず、須貝師も「浜中君が落ち着いて乗ってくれたこも良かったです」と評したようにジックリと中団を追走。

直線に向くと空いたスペースから抜け出すと、外からアユサンが追い込み。コレクターアイテムも応戦し、併せにかかると、そこからグイっとひと伸び。最後はアユサンを突き放した。

「最内枠だったので、直線までロスなく折り合いをつけて行きました。良い馬場状態で、この馬の能力を出せたことが、レコードタイムという結果に繋がったと思います。追い切りで跨がったときも良さを感じましたし、返し馬でも良い雰囲気だったので自信を持って乗りました。
最後の脚は良いものがありますし、どこでも抜けられると思っていましたが、その手応え通りの伸び。牝馬にしてはメンタルが強くて、どんな環境でも力を出せるところがいいですね」と浜中騎手。

前走のデイリー杯2歳ステークスでは、4着に終わったものの、牡馬相手に直線だけの競馬で4着に食い込み。そのパフォーマンスがダテではないことを早くも証明したが、次走は勇躍として、12月9日(日)の阪神JF(G1)へ向かう。
奇しくもこの日は同厩舎の2歳牝馬・オツウが圧巻の走りでデビュー勝ち。そして、ローブティサージュは次週のファンタジーS(G3)出走を予定している。
今年はゴールドシップで二冠を達成した須貝尚介厩舎の三人娘が、2歳牝馬ナンバーワン決定戦、来年の牝馬クラシックを沸かせてくれそうだ。

【須貝尚介調教師のコメント】
「ホッとしましたね。体があるから輸送も心配ないし、マイナス8キロも想定内でした。間隔が開きすぎるから、前走を使ったことも大きかったね。1番枠でも力で抜け出すことができましたし、1度かわされそうになったら、そこから伸びてくれましたし、浜中君も落ち着いて乗ってくれました。
新設重賞を勝つことができて嬉しいし、ハーツクライの牝馬で重賞を勝つのは初めてでしょう?それも嬉しいし、G1レーシングのクラブ重賞初勝利を挙げられたことが嬉しいです」

コレクターアイテム
(牝2、栗東・須貝厩舎)
父:ハーツクライ
母:ネットオークション
母父:Storm Bird
通算成績:3戦2勝


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