スイスイとコパノリチャードが逃げ切る!!

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日曜京都4R
2歳新馬
芝外1800m
勝ちタイム1.49.5

コパノリチャード(牡2、ダイワメジャー・栗東・宮厩舎)

スイスイとコパノリチャードが逃げ切る!!

ゲートを出た当初は数頭が行く構えに見えたのだが、少し行くと落ち着きだす。結局は好発を切ったコパノリチャードが単騎の逃げとなる。すんなりとした流れで、4コーナーまでも絡まれずに進む。直線もラチ沿いを選ぶ。

4コーナーで2番手に上がってきたエールブリーズは馬場の真ん中を進路とする。前の2頭が馬体を併せる事がなく、そのまま先頭のコパノリチャードが押し切った。2馬身の差をつけての逃げ切りであった。タイムはその割には速く1.21.3と新馬戦では悪くないものであった・・。

イキの鞍上小牧Jが2Rの返し馬で落馬。その後全てが乗り替わりとなり、イキの鞍上は秋山Jに乗り替わった。コパノリチャードが先手だが、2番手にそのイキがつける。2ハロン過ぎまでその位置をキープも、坂の昇りあたりで後続と一緒になる。2ハロンめが10.9とけっこうなラップ。そこで脚を使ったか。後続組の4番手外に1番人気エールブリーズがいた。先行集団の次のグループの先頭に3番人気オースミナインである。

一時、単騎逃げとなっていたコパノリチャードに後続組が坂の下りでまた接近する。ワンダーブライドクリノアンデスだが、その外にエールブリーズがいい感じで上がって来た。少し後ろのオースミナインはやや外目に出した様子。最後のカーブに入って来たが、コパノリチャードは2馬身ぐらい。開けて外目をエースブリーズが2番手からもう並んで先頭となってきた。

コーナーワークでコパノリチャードが内からまだ1馬身前となる。外エールブリーズの鞍上川田Jのステッキが入り出す。少し遅れて岩田Jも左ステッキを抜きゴーサインを出す。2馬身、3馬身と差が開いて行く。しかしエールブリーズも少しずつながらも差を縮めて行くが、思うように差が詰めらない。結局2馬身の差をつけて、コパノリチャードが逃げ切った。

ゴール寸前でオースミナインが3番手に上がって来た。前半の3Fが35.2で上がり3Fが34.6と、完璧に先行有利な流れに仕立てた岩田Jの勝ち。コパノリチャードの鞍であった。

平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。