【5回東京】ダノンレジェンド…小平奈由木の注目新馬レポート

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注目の新馬【5回東京】ダノンレジェンド

ダノンレジェンド
(牡2、栗東・村山厩舎)
父:Macho Uno
母:My Goodness
母父:Storm Cat

BCジュヴェナイルを制し、アメリカの2歳チャンピオンに輝いたマッチョウノの産駒。ホーリーブルの後継であり、数々の重賞ウイナーを誕生させている。

母マイグッドネス(その父ストームキャット)は米1勝。祖母のカレシングがBCジュヴェナイルフィリーズに勝ち、2歳牝馬チャンピオンとなっている。早くから活躍が見込める血統背景だ。テスタマッタやスーニも取り引きされたバレッツ社マーチセールの出身。公開調教では内にもたれ、満足に追えなかったものの、1ハロン9秒8という堂々の1番時計をマークした。落札価格は38万5000ドルだった。

4月に輸入され、吉澤ステーブルで入念に仕上げられた。10月17日、栗東に移動後はスピーディーに調整が進み、24日のゲート試験をパスした。時計の本数は少なくても、動きは軽快。先週のウッドコースでは僚馬を追いかけ、馬なりで先着した。いきなり勝負できる態勢にある。

11月10日(土)、東京のダート1400mにスタンバイ。追い切りにも跨り、能力を感じ取っている浜中俊騎手で。



小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
清水成駿氏の公式サイト「SUPER SELECTION」に毎週連載中の「トレセン尋ね人」や、月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判になっている。