【エリザベス女王杯】ヴィルシーナ「何とかG1のタイトルを」

トピックス

綺麗な毛色で凛々しい表情のヴィルシーナ

11日(日)に行われるエリザベス女王杯(G1)に出走予定のヴィルシーナ(牝3、栗東・友道厩舎)を管理する友道康夫調教師の共同会見(7日)は以下の通り。

-:前走の秋華賞ですが、惜しいレースでした。

友道康夫調教師:そうですね。ゴール前はやっぱり力が入りましたよね。

-:牝馬3冠レースの中でも、最もいいレースができたんじゃないでしょうか?

友:ホントに改めてこの馬の強さを感じました。

-:それは具体的に言うと、どのあたりに?

友:1回ゴール前で並ばれて、「ああ、もうココでダメかなあ」と思ったんですけども、またそこから差し返してくれる勝負根性って言うんですかね。

-:それまでの桜花賞、オークスと比べても最も激しいレースだったんじゃないかと思いますが?

友:やっぱり3歳の最後の1冠だったんで、何とか獲らせてあげたいなと思っていて、厩舎一丸となって仕上げた結果だと思います。

-:アノ激しいレースを終わった後の消耗度であるとか、今までとレースを使った後で違うようなところはありませんでしたか?

友:いや、この馬の場合、レース以外はホントに落ち着いているので、今回もすぐに競馬の疲れは取れたと思います。

-:それにしても、3冠レース全て2着確保というのは史上初めてのことだそうですが?

友:そうみたいですね(笑)。

-:友道さんとしても、やっぱりアノ馬(ジェンティルドンナ)がいなければ、と思うところはどうでしょう?

友:まあ、正直ありますけど(笑)。

-:今回はアノ馬がいない中でのエリザベス女王杯ということになります。

友:そうですね。はい。

-:最終調教ですが、坂路54秒5、終い12秒7。今日の狙いというのは?

友:先週、3頭併せで結構気合も乗ってきまして、競馬に向けては精神的にも体力的にもイイ感じできていると思うので。あとは最後の微調整というか、息遣いとかを確認してもらうような感じでジョッキーには乗ってもらいました。

-:追い切った後の状態はどうでしょう?

友:ホントに落ち着いてますし、息の入りも良かったですし、問題ないと思います。

-:そうすると、友道さんから見て、秋華賞を使うときの状態、そして今回、エリザベス女王杯を使う直前の状態、違いというのは?

友:秋は最初から3戦と思ってローテーションを組んでましたので、ホントに秋華賞以上のデキだと思います。

-:体調的には何の心配もないと?

友:そうですね。はい。

-:今回はメンバー的に見まして、連覇中のスノーフェアリーであるとか、ジェンティルドンナも不在の中でのG1競走ということになりますが?

友:そうですね。今回は人気になると思いますので、それに恥ずかしくないような競馬をしたいと思います。

-:それから、このエリザベス女王杯というレース、過去10年を見ましても3歳が6勝をしているというデータもあります。

友:3歳の代表として古馬と戦って、何とかイイ競馬をしたいと思います。

-:具体的にレースそのものはどういうふうに流れたら理想、のようなものはありますか?

友:この馬の場合は、ジョッキーからも「ホントに素直で乗りやすい馬」だと聞いていますので、どんな展開になっても対応はできると思います。

-:それでは、数多くのヴィルシーナのファンにエリザベス女王杯に向けての抱負をお願いします。

友:ココまでは悔しい思いばっかりしてきたんで、今年はこのレースが最後だと思ってキッチリ仕上げました。最後に何とかG1のタイトルを獲らせてあげたいので、応援よろしくお願いします。