【エリザベス女王杯】フミノイマージン「あとはG1だけ」

トピックス

11日(日)に行われるエリザベス女王杯(G1)に出走予定のフミノイマージン(牝6、栗東・本田厩舎)を管理する本田優調教師の共同会見(7日)は以下の通り。

-:まずは前走の京都大賞典なのですけれども、なかなかいい競馬だったんじゃないでしょうか?

本田優調教師:4コーナーまではうまく乗ってきたのですけれどね、4コーナーでちょっと内の馬にぶつけられて、そのあとまた寄られたりしてたので、結果的には4着だったのですけどね。今回にはつながるレースだったと思います。

-:その前のG2の札幌記念は、並みいる牡馬をこう、力で捻じ伏せるといいますか、素晴らしい競馬でした。

本:ずっと不完全燃焼の競馬が続いていた後だったので、本来のあの馬の力を出せた一戦だったと思ってましたね。

-:本当に、今は牝馬というよりオープン馬の中でも、かなり上位の力があるという、そういうところを見せつけられたんじゃないでしょうか。

本:もともと期待していた馬ですしね、スンナリ流れに乗ってレースを運べれば、力を出せる馬だと思ってるのでね、ハイ。

-:京都大賞典を使って、何かこう、馬自体が変わってきたり、そういうようなところってありますか?

本:特に変わったところはないのですけど、当初の予定より、(府中牝馬Sより)1週早めに京都大賞典のほうに切り替えたのですけど、輸送がない分、今回のレースに臨むにあたっては、満足な仕上がりができたのでね。

-:最終的な調教はポリトラックで単走で行われました(5F67.9-52.2-37.7-11.5)。

本:毎レース一緒なのですけど、2週間、他のオープン馬と併せ馬をして、一杯にやってますので。まあ、この日はもう単走で。「サッと流す程度でいいな」と思ってたので。

-:とおっしゃりながら、長めを行って、終いも11秒5ですか。

本:馬なりでサッと流す程度だったのですけども、「(騎乗助手)いい動きしている」と言っているのでね、十分いいレースができると思います。

-:今おっしゃりましたが、先週はCW3頭併せ、ビシッとやれたと受け取っていいわけですね。

本:そうですね。男馬のオープン2頭は後ろから追いかけて、ちょっと遅れたのですけどね、大外を回ってきましたし、あの時点でも出来ているので、今週はもうサッとでいいと思っていてので、はい。

-:まあ、このフミノイマージンに関しては、牝馬という扱い、そのカテゴリーの枠から出るような、そんなイメージでとらえていいのでしょうか?

本:女の子なのですけど、男勝りみたいな体をしている馬なので。男馬とやっても十分戦っていける自信はあるのですけども、まあ今回は牝馬限定ですのでね。

-:それと、奥手と申しましょうか、年々力をつけてきている、そんなイメージもあります。

本:元々期待していた馬なのですけど、スンナリしたレースというか、結構、前が詰まったり、いろんな不利を被ったりしている馬なのでね、なかなか力を出してないのですけどね。まあ、スンナリした流れの競馬になれば、力は出せると思うので。だから、歳を取ったから強くなったというんじゃなくて、元々、そういう素質は十分ある馬だと思っているのです。

-:ただ、そうしますと、レースそのものには注文もつくところはあるということでしょうか?

本:まあ、負けたときはほとんど内で詰まったりというレースが多いので、とりあえずスンナリ流れて、いい感じで4コーナーを回ってくれれば、十分力を出せると思いますけどね。

-:これまで勝ったレースを見てますと、特に3、4コーナーあたりから、マクるような感じで上がって行ったときのフミノイマージンの強さというのが、かなり光るようにも思います。

本:だからそういうレースをすればね、十分力を発揮できて、強い競馬できると思うのですけどね。

-:今回のメンバー、もちろんG1メンバーですから、強い馬も、他馬陣営いるかと思いますが、あらためていかがでしょう。

本:ここ目標、今年の最大目標はここだったので。十分いいレースができる仕上げなので、力は発揮してくれると思います。

-:やはりG1のタイトルを獲らせてあげたという気持ちは。

本:G2も前々走獲ってますし、あとはG1だけなので、頑張って欲しいですね。

-:それではあらためまして、今回のエリザベス女王杯に向けてのフミノイマージン、期待のほどをお願いします。

本:先ほども言ったとおり、ここを目標に仕上げて来ているのでで、フミノイマージンの本当の力をみせるというか、いいレースできると思うので、競馬場に来てファンの人が応援してくれると、なおイマージンも力がつくと思います。よろしくお願いします。