【エリザベス女王杯】アカンサス&オーチャード畠山勢

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7日、日曜京都11レース・エリザベス女王杯(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。


前走、アイルランドトロフィー1着のアカンサス(牝4、美浦・畠山吉厩舎)は、三浦皇成騎手を背に坂路コースで追われ、5F52.7-38.1-24.8-12.4をマークした。

【畠山吉宏調教師のコメント】
「前走はジョッキーも2度目の騎乗で、この馬の持ち味である終いの切れを上手く生かしてくれました。勝つときはいつも接戦になる馬ですが、前走も最後に勝負根性を見せるあの子らしいレースだったと思います。
レース後も大きな疲れはないので、厩舎に置いて調整してきました。先週の追い切りで、ジョッキーに乗ってもらって強めにやっているので、今週は輸送も考えて、折り合い専念でサッとやりました。予定通りの追い切りが出来ましたし、レースを使いながら状態が更に上昇してきている感じです。
昨年の秋華賞で掲示板にきているように、京都コースも輸送も問題ありませんし、外回りで距離が延びるのもプラス材料です。あのとき以上の成績を出せるのでは、と期待しています」


三浦騎手(左)と打ち合わせる畠山吉宏調教師


前走、魚野川特別1着のマイネオーチャード(牝4、美浦・畠山吉厩舎)は、柴田大知騎手を背に坂路コースで追われ、4F53.5-38.8-24.8-12.0をマークした。

【畠山吉宏調教師のコメント】
「1000万クラスで惜しいレースが続いていましたが、前走はジョッキーも強気な乗り方で、ねじ伏せるような勝ち方をしてくれました。折り合いに心配がありませんし、終いは確実に脚を使ってくれます。馬場が広くて直線の長いコースで結果を残してきているので、コース条件もこの馬に向くと思っています。
コンスタントに使ってきていますが、前々走あたりから、レースを使った反動がなくなってきました。前走後も新潟から帰ってきても、反動が全くありません。今回は中3週で余裕を持って調整できています。先週も坂路で終い11秒台で動いていますし、今日もらくらく走って終いは12秒を出しているので、順調にきていると思います。
夏場と比べて、秋の方がレース後の状態は良くなっていますし、この季節になって調子が上がってきていると思います。2200はベストですし、外回りで直線がプラスになるのもいいですね。初めてのG1挑戦ですが、挑戦者の立場で思い切った競馬をしたいですね」

【柴田大知騎手のコメント】
「だいぶ力をつけてきていますね。今日の追い切りの動きも良かったですし、準オープンの身ですけどG1でも良い勝負が出来そうです。折り合いは問題ありませんし、出し気味に行けば前にも行けますし、少し後ろからになっても終いはしっかり脚が使えるので、注文をつけるところがありません。
僕もレースで落馬をして骨折しましたが、今は大丈夫です。復帰する週にいきなりG1に乗せていただいて嬉しいですし、頑張りたいです」


ラボファミリー・大知騎手も今週から復帰!