【ファンタジーS】プリンセスジャック「ちょっとずつでも力が付いている」

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10日(土)に行われるファンタジーS(G3)に出走予定のプリンセスジャック(牝2、栗東・加用厩舎)を管理する加用正調教師のコメントは以下の通り(7日の最終追い切り後)。

-:ファンタジーSに出走するプリンセスジャックについて加用調教師にお話を伺います。よろしくお願いします。オープン特別のききょうS、最後は渋太く勝ち切ったわけですが、レースを振り返ってどういう印象を持ちましたか?

加用正調教師:よろしくお願いします。馬をちょっと怖がるところが調教やレースであったので、そこを少し懸念していました。スタートが良くて、馬込みの中の好位で両サイドに馬を置いてプレッシャーが掛かりながらの競馬でしたけど、直線では外の馬を弾き飛ばすような感じで勝利に結び付いたので、馬を怖がるところは無いのかと。レース内容が良かったです。

-:新馬戦もそうなのですが、非常に僅差で勝ち切る勝負強さを感じます。それについてはいかがですか?

加:福永騎手自体があまりぶっちぎって勝つレースを好まないタイプの騎手みたいなのですよね。他のレースを見ていても僅差で勝っているレースが多いから。普段から馬に負担を掛けたくないということをモットーにして、調教とか競馬でも乗っているようですから。前走も勝ったという時点で納得したから、ああいう着差になったんじゃないかなと思いますね。

-:前走のききょうSから中6週とシッカリ間隔を取ってきました。この間の調整はどのような感じだったのか教えてください。

加:扱いの難しい馬なので、ずっと厩舎に置いて、中間は先週も今週もジョッキーにも跨ってもらっていました。先週はビシッとやって、今週は調整程度に3頭併せの真ん中でポリトラック6F83.5-65.8-51.5-39.7-11.3の終い重点の追い切りでしたけど、上がってきてジョッキーも「ここまでは想像していたような良い感じで来れた」と言っていました。

-:先生がご覧になっての印象はどんな感じだったのでしょうか?

加:馬も北海道にいる時より、馬場でも落ち着いて回っています。今のところ調教の中では馬体もだいぶフックラして、トモなんかも良い肉が付いて、前走よりちょっとずつでも力が付いて良い状態で来ています。

-:今回は京都の外回りの1400mコース。坂越えのあるタフな1400mではありますけど、この点に関してはどのようにお考えですか?

加:別にそこまでスピードタイプというふうには見えないので。1400mの外回りというのは直線でバラけますし、行こうと思えば好位に付けられますので。その辺はジョッキーも1回乗って分かっているので、あとはなるべく外枠よりは内枠の方が良いかなと。

-:無敗で重賞勝利のチャンスです。最後に抱負をお願いします。

加:さっきも言ったように中間は順調に調教を消化して、追い切りもスムーズにできました。当日に良い結果が出るように望んでいます。皆さん競馬場に足を運んでください。そして、応援してください。