【武蔵野S】イジゲンにムーアも「いい素質」

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3歳馬とはいえ、前走で1600万下を制したばかりながら、1番人気に支持されたイジゲン。
課題のゲートではアクシデントに見舞われ、3~4馬身差ほど大きく立ち遅れてしまったが、3コーナー過ぎからスルスルと大外を回って進出。ラスト2F付近から一気に抜け出し、2着のガンジスに1/2馬身差をつけた。

「スターターの人も上手くタイミングを合わせようとしてくれていたのですが、隣の馬がうるさかったことで、それにつられるように出遅れてしまいました。それでも結果的には馬が頑張って挽回をしてくれましたね」とライアン・ムーア騎手。

この勝利でキャリア8戦5勝。初勝利時から“大器”と期待が懸けられてきた素質馬が、並み居る古馬を押しのけて、遂に重賞タイトルを手に。これでG1へ向けても視界が開けてきたといえよう。

「いい素質を持っていますし、今後、大きな舞台に出ることになるでしょうが、そこへ向けて頑張って欲しいですね。僕自身も日本へ来て、騎乗できていることを楽しく思いますし、いいレースができるよう努力していきたいと思います」

今週から来日したクールな素顔の英の名手は、笑みを浮かべながら冷静にパートナーを賞賛したが、その名の通りの走りをみせたイジゲンのパフォーマンスには恐れ入るところ。世代交代の過渡期を迎えるダート界に現れた新星の今後に期待が膨らむばかりだ。


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