ここも福永J、ベストウォーリアがキッチリと差す!!

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土曜京都6R
2歳新馬
ダ1200m
勝ちタイム1.12.7

ベストウォーリア(牡2、マジェスティックウオリア・栗東・石坂厩舎)

ここも福永J、ベストウォーリアがキッチリと差す!!

まるで古馬の様なレースっぷりのベストウォーリア。4コーナーで前4頭の直後で機をうかがっている様な感じ。廻りきってから鞍上福永Jのステッキにゴーサイン。完全に逃げ切り態勢に入っていたディープジュジュだったが、並ぶ間もない脚を使われてはたまらない。最後は2馬身半の差を開けての勝利。
2歳新馬戦でこの1.12.7は速いもの。次なるステージ(阪神初日のポインセチア賞・1400ダート)も楽しみとなるものであった・・・。

エーピーインディの子であるMajestic Warriorを父とするベストウォーリア。父はデビュー戦から2走勝利し、その後のダービー路線は残念ながら入着。距離は1200~1400の馬の様。そんなプロフィールを今頃調べている。アメリカのセールで好タイムを出している。だからディープジュジュには相手が悪かったとしか言えないだろう。ラスト1ハロンは12.8で駆け抜けられている。
そもそもこのレースの入りは速い。ディープジュジュが自分で造っていったペースなのではあるが、後続も行きたがる馬ばかり。パープルアイズデンコウスカイ。そしてサチノリーダースと、やや行きたがる様な性格の馬ばかりだった様だ。3ハロン目まで11秒台で行って35.4。そんな流れで行ったディープジュジュだが、後続を振り切って残り50メートルでベストウォーリアだけに差されて、パープルアイズには4馬身もの差をつけている。

レースを終えて次の馬を待っている時に福永Jに聞いたのだが《距離は1400は欲しい馬なんですが、それでも勝ってくれました。いい馬ですよ・・》との事だった。やはり資質はなかなかのものの様子。そして福永Jの2歳新馬戦の勝率の高さ。それも《いい馬に乗せて貰っていますから・・・》と謙遜していたが、実際にそれもあろうが、結果を出すのがまずは先決の商売。ますます馬が集まってくるものだろう。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。