好発から、そのまま逃げ切る!!メイショウホマレ!

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日曜京都4R
2歳新馬
芝1200m
勝ちタイム1.10.7

メイショウホマレ(牝2、メイショウボーラー・栗東・小野幸厩舎)

好発から、そのまま逃げ切る!!メイショウホマレ!

雨は昼からぐらいの予報だったが、朝からすでに降りだしていた。まだ小雨程度ながら続いていた午前中。そのわりには芝の状態は良好で、発表も良馬場。ダッシュを利かせて出て行ったメイショウホマレがそのまま押し切った。直線残り1ハロンで一旦は半馬身差まで迫ったエメラルハヤブサだったが、逆にそこから突き放されてしまい2着だった。

1番人気のレジームは、前半5番手の内めを進めていたが、4コーナーを廻ってもそんなに反応をせずじまい。これはどうしたのだろうか。スタートは他馬の方が速かったが、ダッシュ良く出ていったのはメイショウホマレ。内からキタサンヤマビコ、中からエメラルハヤブサも二の脚が速い。しかし押してメイショウホマレが先手を取って行く。2番手がキタサンヤマビコとエメラルハヤブサが交互に上がって2ハロンを通過。一時は2馬身ぐらいあったメイショウホマレのリード。その後も軽快に飛ばして3ハロンを35.1と、けっこう流れていく。4コーナーが近づくと、内のキタサンヤマビコがついていけなくなる。代って2番手の外にプリモティノスが上がり最終コーナーを迎える。

直線へ向いてきてメイショウホマレのリードは1馬身ぐらい。早めに追い出したエメラルハヤブサが残り300のあたりで半馬身差まで近づく。しかしまだ追っていなかったメイショウホマレ。残り1ハロンを通過して、鞍上の武幸四郎Jが追い出す。そしてエメラルハヤブサとの差を、むしろ離していく感じとなっていく。馬場の内目からマルイチスクワートが伸びて3着に上がる。外からいい脚を使ったのが、テイエムライオネス。かなり目立つ脚色であった。少しだけ前半が速い流れとなったが、道中はあれで十分に息が入っていた様子のメイショウホマレ。父譲りのいいスピードがある様子。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。