【マイルCS】ドナウブルー｢現時点で一番いい舞台｣

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提供：重賞トレンドジャッジ

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18日(日)に行われるマイルCS(G1)に出走予定のドナウブルー(牝4、栗東・石坂厩舎)を管理する石坂正調教師の共同会見(14日)は以下の通り。

－：前走の府中牝馬S、3着というレース結果でしたけれども、内容を改めて振り返って頂けますか？

石坂正調教師：1800mという距離、こなしてはくれたと思うんですけど、まあ道中でちょっと行きたがるような面も見れましたのでね。今度は1600mがいいかなと、そういうふうに思いました。

－：最後に脚が上がりそうになりながらも、渋太い脚を使ってましたね。

石：前半にもっと折り合いがつけばね、渋太い脚じゃなくてもっと切れる脚でビュッときたと思うんですよね。そういう意味でマイルが最適かなと、そのときにそう思いました。

－：今年に入ってから重賞(1/29京都牝馬S)を勝って、そのあと春のヴィクトリアマイルも2着。メキメキと力をつけてきた感じがあるんですが、そのあたりはいかがでしょうか？

石：そうですね。今年になって、期待通りに走ってくれるようになりました。

－：前回のレースから中4週、この中間の状態はいかがでしょうか？

石：1週間だけ放牧して、リフレッシュできたかどうかは分からないけど、まあ出して、放牧先でも緩めてませんからね。思い通りに調教をやってきました。

－：今朝の最終追い切りですけれども、坂路で追い切られました。どのような指示を出されていたんでしょうか？

石：まあいつもと同じで。先週に併せ馬をしてますのでね。今週は単走で、大体シッカリ、という感じで。思った通り、12秒台で上がってきましたからね。これでいいと思います。

－：状態に関しては前走以上、という感触でしょうか？

石：同じようにイイ状態だと思います。

－：今回のレースなんですけれども、京都のマイルということになります。京都コース、この馬、非常に相性がいいですよね。

石：そうですかね。

－：そしてマイルでも4勝をあげているということで、どうでしょう、やはり京都のマイルコースというのが、現状ではこの馬にとって最適の条件になるんでしょうか？

石：まあ競馬場は問わないと思うんですけど、輸送時間が短いに越したことはないと思いますし、京都の1600mが現時点でベストかもわからないですね。

－：輸送時間が短いという話もありましたけれども、もともと小柄な牝馬ということですが、今回は馬体重、どれくらいで出走できそうでしょうか？

石：430台だと思いますけど。

－：それから気になるところと言えば、やはり男馬との力関係になると思うのですが、そのあたりいかがでしょうか？

石：そうですね。強い男馬とやりますからね。その点だけはちょっと心配というか、通用するかどうかという不安はあります。実際、春に男馬とやって二桁の着順でしたし。馬の力がどんなもんか、今度である程度分かると思います。

－：このドナウブルーにとって理想的な展開というのは、どんな展開になるんでしょうか？

石：この馬はスピードありますから。自分から展開を作るっていうんですか、自分から競馬ができると思いますので、どんな展開を望むということはあんまり考えていません。

－：あと、週末に天気がちょっと崩れるという予報もあるんですが、当日の天気などはいかがでしょうか？

石：もう長いこと競馬やってますから。天気は考えないようにしています。

－：枠順の方はいかがでしょうか？

石：これも決められたまま、ということで。

－：妹のジェンティルドンナが牝馬3冠を達成しまして、今度はお姉さんの番という感じもあるんですが、そのあたりは？

石：ドナウブルーも十分走ってくれてるんですけど、まだ馬は若いですしね。もっと走れるんじゃないかと、そういうふうに期待しています。

－：たくさんのファンの方が、ドナウブルーのG1制覇を応援していると思います。ファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。

石：現時点で一番いい舞台で競馬ができるのでね。シッカリ能力を発揮してくれたら、イイ競馬になるんじゃないかと思っています。

－(追加の質問で)：成績が安定してきたと思うんですが、古馬になって変わってきたというところがあれば。あと、姉妹で似ているなと思うことがあれば。

石：一番似ているというのは、まあ生まれてから凄く手が掛かっているせいだと思うんですけど、凄く人に懐きますよね。調教に出たときはやっぱりうるさい面を見せますけど、厩の中では可愛らしい馬ですよね。2頭とも。(成績が安定してきた理由は)簡単に言えば馬体重でしょうね。馬体重が示す通り、精神状態、肉体状態が成長したと。そういうことでイイ競馬ができているんだと思います。