【JC】ジェンティルドンナ「53キロが凄く有利な材料」

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25日(日)に行われるジャパンカップ(G1)に出走予定のジェンティルドンナ(牝3、栗東・石坂厩舎)を管理する石坂正調教師の共同会見(21日)は以下の通り。

-:ジャパンカップに出走するジェンティルドンナについてお伺いします。よろしくお願いします。

石坂正調教師:はい、よろしくお願いします。

-:秋華賞は本当に激しいレースでしたが、その後の消耗は大丈夫だったのでしょうか。

石:春までの競馬と違ってほとんどダメージもなくて、すぐに回復しましたね。

-:それは夏を越して馬自身が強化されていると見てよろしいのでしょうか?

石:そうですね。心身共に成長して、そのお陰でダメージが少なかったんだと思います。

-:その成長したジェンティルドンナ、今回はジャパンカップを目標にということでしたが、古馬の一線級を相手に中間の調整で何か意識されたことはありますか?

石:今までと同じ感じでやってきまして、古馬と走るからといって特別なことはやっていません。

-:一週前追い切りについてですが、15日に岩田騎手を背に行っています。この時はどういった感じでやろうと。

石:普段通り、終いを伸ばす感じでやりました。

-:一週前の時点での評価をお願いします。

石:順調ということですね。

-:それからその後、18日に少しCWに入られましたが、これはどういう意図があったのでしょうか。

石:長い距離を使いますし、日曜日は大体CWに入りますので、その一環でちょっと大きめに乗ったということですね。

-:そして今日は最終的な追い切りを坂路で行われましたが、どういった指示を与えられましたか?

石:いつも通り終いを伸ばすと。終いが一番速くなるように、そういう感じで調教しました。

-:改めてその動きの評価をお願いします。

石:重い馬場だったみたいですけど、シッカリと上がって来てくれたので、これで良いと思います。

-:十分に臨戦態勢が整ったと見て良いですか?

石:そうですね。整ったと思っています。

-:今回、3歳牝馬は53キロで出走することができます。現時点では古馬との力の比較をどのようにお考えですか?

石:力の比較というより、牝馬3冠を獲りましたのでジャパンカップに挑戦することになったわけですけど、53キロが凄く有利な材料だと思っています。

-:これまでは3冠達成のプレッシャーがあったわけですが、今回はそういったものはありますか?

石:まぁ秋華賞の時よりはずっと楽ですよね。挑戦する立場ですから、そういう意味で凄く楽です。

-:今回は自然体で臨めるという感じですかね。

石:そうですね。人馬共、馬はちょっと分からないですけど、こっちの挑戦する気楽…気楽と言っても変ですけど、そういう気持ちも馬には伝わるかと思います。

-:ジェンティルドンナで一線級に臨みます。最後にレースに向けての抱負をお願いします。

石:3歳牝馬でもジャパンカップで通用した例がありますし、その中でもジェンティルドンナは引けを取らない馬だと思いますので、良い競馬ができると思っています。


最終追い切りは助手が騎乗して4F53.0-38.9-25.6-12.8でフィニッシュ