【JC】ペリエ騎手ソレミアに「馬の動きには大変満足している」

トピックス

ジャパンカップ(G1)に出走予定のスリプトラ、ジャッカルベリー、マウントアトス、レッドカドー(いずれもイギリス)およびソレミア(フランス)の調教状況及び関係者のコメントが、21日、発表された。

〔東京競馬場 天候:晴 馬場状態 芝:良 ダート:良〕

ジャッカルベリー(JAKKALBERRY)(牡6)

調教状況(アレクサンダー ケアンズ厩務員 騎乗)
【調教時間】 7:48~8:15
【調教内容】 (ダートコース) 常歩1/2周、速歩1/2周、キャンター1-1/4周、
その後装鞍所とパドックをスクーリング
<参考タイム>6F(86.1-71.8-58.0-43.0-14.6)

【アレクサンダー ケアンズ(Alexander Cairns)厩務員の話】
「今日は一定のペースでキャンターをしましたが、動きも息遣いもよく、満足しています。一年中世界を回り、また前走のメルボルンカップから間隔があまりあいていませんので、軽めに調整してきました。とてもタフな馬なので、輸送や気候の変化には影響されません。明日は芝で強い運動をする予定です」

スリプトラ(SRI PUTRA)(牡6)

調教状況(ポール デル厩務員 騎乗)
【調教時間】 8:18~8:24
【調教内容】 (ダートコース) 速歩1/4周、軽いキャンター~速いキャンター1周、
その後装鞍所とパドックをスクーリング

【ロジャー ヴェリアン(Roger Varian))調教師の話】
「今朝調教を見た感じでは、動きもスムーズで、状態には大変満足しています。ジャパンカップ参戦は前から考えていました。この馬は硬い馬場を好むのですが、今年のイギリスは夏も秋も雨が多く、海外遠征に出そうと思いました。2000mに適性があるのは確かで、アスコットやサンダウン競馬場は2000mでもスタミナを要するコースですが、それでも問題ありませんし、実際2400mでもよいレースをしています。日本の競馬を何度か見て、実際に芝コースを確かめさせてもらったこともありますが、ヨーロッパのスローなレースよりもペースがしっかりしている日本の競馬はこの馬に合っていると思います。明日は芝コースで、息遣いを確認する程度に強めの運動をする予定です」

マウントアトス(MOUNT ATHOS)(セン5)

調教状況(デイジャシ デ ソウサ厩務員 騎乗)
【調教時間】 7:48~8:16
【調教内容】 (ダートコース) 常歩1/2周、速歩1/2周、キャンター1周、
その後装鞍所とパドックをスクーリング

【チャールズ ヘンソン(Charles Henson)調教助手の話】
「今朝の運動では馬も非常にリラックスしていました。今シーズンから(クマーニ)厩舎に来たので、例年との比較はできませんが、前走メルボルンカップまでレース間隔があいていたので、シーズンを通してフレッシュな状態です。この馬は良馬場向きの馬ですが、イギリスは雨が多かったこともあり、馬場の悪いレースには無理をして出走させませんでした。メルボルンカップでは、スタート直後のポジション取りで理想の位置につけることができず、スローペースの上に他馬との接触もあり、スムーズな競馬はできませんでしたが、最後は一番の上がりを見せてくれました。今回のメルボルンカップでは40時間の輸送でしたが、彼は輸送をよくこなし、体重も落としませんでした。その後の日本への輸送も問題はありません。追い切りについては、脚への負担も考慮して、雨が降って馬場がやわらかくなるようなら、芝コースで少し強い運動をしようと思いますが、そうでないなら芝コースには出ますが軽い運動にセーブすることになるでしょう。すでに馬は仕上がっていますので、どちらでも問題はありません」

レッドカドー(RED CADEAUX)(セン6)

調教状況(ステファン ニコルソン厩務員 騎乗)
【調教時間】 7:51~8:13
【調教内容】 (ダートコース) 速歩1周、キャンター(1F16~17秒)1-1/4周

【ロビン トレヴァー(Robin Trevor)調教助手の話】
「今日の運動では馬の動きもスムーズで、状態には満足しています。過去のジャパンカップにウイジャボードで2回参戦していますが、東京の2400mコースはそれ以上の距離を走れるスタミナが必要だと感じました。そういった意味ではメルボルンカップの距離をこなせるレッドカドーにはこのレースは適していると思います」

ソレミア(SOLEMIA)(牝4)

調教状況(オリビエ ペリエ騎手 騎乗)
【調教時間】 7:47~8:01
【調教内容】 (芝コース) 速歩1/4周、軽いキャンター~追い切り
<参考タイム>7F(92.2-78.2-65.0-51.9-38.4-13.2)

【カルロス ラフォンパリアス(Carlos Laffon-Parias)調教師の話】
「ブリーダーズカップでは間隔が短すぎるのと直線が短いため、またオーナーの希望もあって、ブランド的に価値のあるジャパンカップ出走を決めました。東京競馬場は直線が長く、フェアな競馬ができると思います。ソレミアにとっては初の海外遠征で環境の変化を心配しましたが、状態を取り戻してきています。凱旋門賞はそこに照準を定めてベストコンディションでレースをしましたが、今回は輸送・検疫等で若干の疲れがあるかもしれないものの、本国で十分準備をしてきているので、もう速い運動を行うことはせず、明日は400~500mをキャンターで流し、体調を維持します」

【オリビエ ペリエ(Olivier Peslier)騎手の話】
「馬場の外側の方が芝の状態が良かったので、脚への影響も考えて意識的に外を回しましたが、今日乗った感触は非常に良く、馬の動きには大変満足しています」