【WSJS】第2戦は佐賀・山口勲が6人気ブラボースキーで押し切り勝ち

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12年11月24日(土)、5回東京7日目11RでWSJS第2戦ファンタスティックJT(芝1400m)が行なわれ、山口 勲騎手騎乗の6番人気・ブラボースキーが優勝。勝ちタイムは1:20.2(良)。

2着には1馬身1/4差でR.ムーア騎手騎乗の11番人気・ルリニガナ(牝4、美浦・小野厩舎)と、蛯名正義騎手騎乗の4番人気・ウエストエンド(牡4、栗東・白井厩舎)が続いて入線。1番人気に支持されたプランスデトワールは6着に敗れている。

勝ったブラボースキーは、半姉に同じ音無厩舎で芝、ダートの重賞戦線で長く活躍したブラボーデイジーがいる血統。前走で1000万を勝ち上がっており、今回、連勝でのオープン入りとなった。馬主は松岡 隆雄氏、生産者は日高のヤナガワ牧場。馬名の意味由来は「母名の一部+父名の一部」。

なお、鞍上を務めた佐賀の山口勲騎手はこれがJRA初勝利。東京競馬場での騎乗は今日が初めてだった。

1着 ブラボースキー(山口勲騎手)
「まだ信じられない気持ちです。これがRA初勝利。しかも、こんな華やかな舞台で勝てたなんて。直線でも手応えは十分にありました。でも、ゴールは遠く、懸命に追いましたよ。すばらしい馬に乗れ、感謝しています。ファンのみなさんにもっとアピールできるよう、あすもがんばります」

2着同着 ウエストエンド (蛯名騎手)
「あまりいいスタートではなかったし、もたれそうな気配もあった。行きたいところを我慢させ、併せ馬のかたちに持ち込んだ。よく差を詰めているんだけどね」

2着同着 ルリニガナ(R・ムーア騎手)
「リズム良く、前で運ぶことができた。直線も手応えは十分。この距離はいいし、よくがんばっている」

4着 メジャーアスリート(浜中騎手)
「もともとスタートは速くない。位置取りは想定どおりでしたし、よく伸びてくれました。斤量増でも好内容。このクラスでも通用する力がありますね」

5着 カイシュウコロンボ(A・シュタルケ騎手)
「ゲート内で暴れたため、そこでエネルギーを使ってしまい残念でしたが、それが解消されれば勝つだけの力はあると思います」

6着 プランスデトワール(C・ウィリアムズ騎手)
「タイトな競馬。狭いところに入り、抜け出せなかったよ」

8着 シルクウェッジ(C・スミヨン騎手)
「いい位置で競馬ができた。馬の状態も良かったと思うが、直線は伸びなかったね。どうしたんだろう」

9着 エーシンミズーリ(内田博騎手)
「こんな馬ではないのに。きついローテーションが堪えたのかな」

7着 トゥザサミット(W・ビュイック騎手)
「調教師の指示どおり後方からレースを進めました。直線は良く走っていますが、差し切るまでのスピードはありませんでした。1600mの方が良いかもしれません」

10着 ニンジャ(Z・パートン騎手)
「操作が難しいと聞いていましたが、実際に口向きが悪いところはありました。直線も前が狭くなりながらも、最後は差を縮めていたのでもったいなかったです」

12着 クリーンエコロジー(岩田騎手)
「かかったわけではないのに、伸びなかった。瞬発力の差かな」

13着 サウンドバリアー(J・ムルタ騎手)
「中団につけてコーナーで上がっていこうとしましたが、直線で一杯になってしまいました。ダートの方が向いているかもしれません」

14着 エスカーダ(M・デムーロ騎手)
「スタートは良く簡単に4番手につけることができました。休み明けの影響もあり最後は脚があがってしまいました」

15着 カトルズリップス(池添騎手)
「自分のかたちでレースができたけど。直線で甘くなってしまった」

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ブラボースキー
(牡4、栗東・音無厩舎)
父:ストラヴィンスキー
母:ブラボーサンライズ
母父:サンデーサイレンス
通算成績:13戦5勝




プレゼンターはロンドン五輪・ボクシング男子ミドル級金メダリストの村田諒太選手


写真:高橋章夫

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