暮れの大一番に向けて マジェスティバイオ

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土曜中山8レース・イルミネーションジャンプステークスに出走を予定しているマジェスティバイオ(牡5、美浦・田中剛厩舎)について、山本康志騎手に話を聞いた。

昨年の中山大障害以来、約11ヶ月振りのコンビとなる。
「前走の東京ハイジャンプは、落鉄があったようですし久々の影響もあったみたいですね。先週、今週と稽古で跨って、どんどん良い感じになってきています。
去年の大障害を勝たせてもらったときの状態を100とすると、今回はまだそこまでいっていないと思いますが、かなり近づいてきているので良い競馬が出来るのでは、と思っています」と、手応えは良いようだ。

昨年はこのイルミネーションジャンプステークス2着から、暮れの大一番・中山大障害を制した。
「去年のイルミネーションは、初めてレースで乗ったので、追い出しのポイントが手探りになってタイミングが遅れてしまって前を捕えられませんでしたが、レースで2回乗せてもらっているのでもう大丈夫です。持っている能力が高く、心肺機能も問題ありません。
リズム良く走らせて、追い出しのポイントを間違わなければ、結果はついてくると思います。大事に乗っていくなかで、次の大障害に繋がる競馬が出来れば、と思っています」と、意欲を見せる。


同レースの中からもう一頭、ハクサン(牡6、美浦・浅野厩舎)にも注目だ。

前走(11/3・東京4R)は障害3歳上オープンに出走して、勝ち馬ゴールデンガッツ(牡7、栗東・加用厩舎)から0.6秒差の3着。
「前走は、前にいた馬に残られてしまいましたけど、この馬は最後までしっかり伸びていましたし、よく頑張ってくれたと思います」と石神深一騎手はレースを振り返る。

「中間も変わらず順調ですし、今年はレースの数をそれほど使っていないので、馬の状態も良いですよ。中山ならそれほどスピード競馬にならず、この馬向きのペースになるでしょうし、コース替わりは好材料です。今回はハナを奪うくらいの気持ちで、出来るだけ前につけてレースをしたいと思います」と、気合いが入る一戦だ。