北村友一騎手が約2ヶ月半ぶりに復帰!

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9月17日の阪神競馬で落馬し、右手関節骨折、左足関節外果骨折、両鼠径部痛と診断されていた北村友一騎手が、1日の中京競馬から復帰。
復帰初戦となった4Rは6番人気のファインスカイに騎乗し4着だった。

同騎手は今週のトレセンでも、元気な姿を関係者に披露。こう語った。

「思ったよりも順調に回復しました。ケガをした手首、足首も自分では98%くらい元に戻ったと思います。
落馬直後は病院でも足首が全く動かない状態でしたから、正直焦りはありました。騎手にとって足首はとても重要な箇所ですし、足首の柔らかさは僕の長所でもありましたから。
9月17日の落馬から2か月ちょっとですが、リハビリの効果もあって意外に早く復帰できました。足首にはまだプレートが入っていますが、来年の2月くらいに外そうと思っています。

先週の金曜日11月23日に調教で馬に跨ってみましたが、思ったより違和感なく乗れました。なんだか2週間ぶりに乗ったような感覚でした。2か月以上も乗っていなかったのに感じたのは寒さだけでした(笑)。
調教に乗って「これならレースに乗れる」。そう判断して中京競馬初日から復帰する事に決めました。今週は金鯱賞のダノンバラードをはじめ土日共、中京で沢山、騎乗依頼をいただきました。依頼してくださったオーナーや関係者の方には本当に感謝しています。
これだけの依頼を頂いている以上、レースでは攻めの姿勢を忘れずに一頭一頭大事に乗って行きたいと思います。

最近はテレビで競馬を見るしかなかったですが、外国人ジョッキーのレースには刺激を受けました。凄く勉強になりますし、負けていられない気持ちもあります。
そんな中、ジャパンカップでのジェンティルドンナの岩田さんの騎乗は素直に凄いなと思いました。不利な15番枠から1コーナーでは最内に進路を取るところ、『さすがだな』と思いました。GⅠでアレができるのは岩田さんの自信、気持ちの強さだと思います。
僕自身、ケガは3回目ですけどケガを恐れず、前向きに攻めの姿勢で頑張りたいと思いますので応援してください。よろしくお願いします!」

なお、今週は金鯱賞のダノンバラードをはじめ、土日ともに15鞍で騎乗予定。今週から3週間は中京競馬場で騎乗を続けていく予定だ。

ファインスカイに騎乗し、久々にターフの感触を確かめた


報道陣に対応する北村騎手