【阪神JF】鞍上も絶賛のオツウ｢2歳の女の子じゃない｣

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提供：重賞トレンドジャッジ

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9日(日)に行われる阪神JF(G1)に出走予定のオツウ(牝2、栗東・須貝尚介厩舎)を管理する須貝尚介調教師の共同会見(5日)は以下の通り。

－：デビュー前から厩舎にとっても非常に評判高かったですよね。

須貝尚介調教師：というか、まわりがそういうふうにしたのかも(笑)。わからないんだけれど(笑)、まあ、動き自体はホント悪くなくて、うちの他の2頭よりも成長度が少～し遅れていたところがあったんでね。その様子を見ながらという感じで新馬に使わせてもらったんだけれど。ちょっと予想以上の競馬だったので。

－：最後は流す程度でしたものね。

尚：今後のために祐一くん(福永祐一騎手)に「あれで良いの？」みたいな感じで言ったんだけれど(笑)。「追ったらナンボ離すかわからないから」みたいな感じで言われたので、「ああそうなの？」みたいな感じで。能力は凄く見せられたんじゃないかと思ってます。

－：しかも軽やかに真っ直ぐでしたね。

尚：そうですね。一回、牧場のほうで祐一くんに跨ってもらった時は、まだひ弱なところがすごくあったんで、遅らせたこともあったんですけれどね。

－：でも新馬戦の内容は……。

尚：そうですねえ。ビックリしました。

－：使っての変わり身というのを良い意味でも悪い意味でも教えて下さい。

尚：更にパワーアップしています。今日の追い切りを見てもね。古馬を相手にね。

－：調教の内容を教えて下さい。

尚：古馬と併せ馬をしたんですけれど、相手もクラスで勝ち負けしてる馬なので。レース間隔が開いてるし、新馬で一回しか使ってないので、｢ある程度やっていいよ｣って指示だったんですけれど。反応がね、サッと届いて沈むような動きで良かったですよね。

－：今日の重い馬場で？

尚：ハイ。

－：あがってきてからの息の入りですとか雰囲気はいかがでした？

尚：それも良かったです。疲れを見せたりイレ込んだりはしていなかったですね。

－：使って精神面も馬体面もアップしているということで？

尚：う～ん、そう思います。

－：まだキャリア1戦ですが、ここに入っても、というところはあるのでしょうか？

尚：コレクターアイテムはキャリアでは一番上、パワーアップとしたらローブティサージュが上なので。オツウに関しては未知のものがかなり多いのでね。まあ、でもここに出れたら、この2頭を脅かす存在になるとは思っているんですけれど。

－：まだキャリア1戦なので、改めてゲートなどもお聞きしたいのですが、新馬戦は五分のスタートでしたがその辺りはいかがでしょう？

尚：ゲートをどうのこうのとか言うタイプでもないですし、この馬に関してはどんな競馬でも出来そうだと思います。

－：道中の折り合いも問題無さそうですよね。

尚：そうですね。新馬勝った時も最初は馬混みの中にいて、外へ出して行った感じだったので。

－：そしてどこまで伸びるか、という感じですもんね？

尚：どうなんでしょうね(笑)。

－：となると、先生も当日はどこに注目すれば？というのもありますよね？

尚：担当者を決めます(笑)。

－：厩舎でどの馬を見るかと(笑)。そしてキャリア1戦ということで、当日の雰囲気なんですけれど、新馬戦の時の雰囲気、そして今回どのようだったら良いというのを教えて下さい。

尚：おそらく予想としたら新馬の時と変わらないような感じで歩けるとは思います。落ち着いているだろうし。まあちょっとスイッチ入りやすいからね。その辺を出させない方向でね。

－：阪神の1600mへのコース適性というのはどのように捉えてますか？

尚：この仔は問題ないんじゃないですか。

－：坂も大丈夫ですか？

尚：坂も距離も対応できると思います。

－：武幸四郎騎手と初コンビとなりますが、今日乗って、手応えというのは感じてらっしゃいましたかね？

尚：う～ん、なんだかね、ビックリしてました(笑)。

－：その動きにですか？

尚：「ちょっと2歳の女の子じゃない」っていうような。結構大げさなところあるんだよね(笑)、でもまあ、ホントに感じたことを言ってくれて、好評価でしたよ。

－：かなり軸も芯もしっかりしていると？

尚：そうですね。

－：ではレースに向けて抱負をお願いします。

尚：オツウが出れたらうちの厩舎から3頭出ることになりますが、それぞれにチャンスがあると思います。それぞれ応援の仕方があると思いますが、出たら3頭共が良い競馬をしてくれたらいいなと思っていますので応援宜しくお願いします。