【阪神JＦ】ローブティサージュ「質のいい筋肉ができている感じ｣

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提供：重賞トレンドジャッジ

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9日(日)に行われる阪神JF(G1)に出走予定のローブティサージュ(牝3、栗東・須貝尚厩舎)を管理する須貝尚介調教師の共同会見(5日)は以下の通り。

－：まずは新馬戦から振り返っていただきたいのですが。

須貝尚介調教師：この馬は函館の1800ｍの新馬、メンバーが強いのは判っていて、先のことを考えれば評価に繋がっていくと思って使ったわけなんですが、いい結果で。その後は札幌2歳も考えたのですが、牝馬ですし、この馬に関してはもう少し体が欲しかったので、この間のファンタジーSで結果が出ればというふうに調整していきました。

－：3ヶ月空いたのはその点があったのですね。

尚：そうですね。ウォーエンブレム産駒なのですが、気性の悪さに関しては全然この馬は問題なかったので。それでも使い詰めたらどうなるかという精神的なメンテナンスも必要だったので、ファンタジーSを選びました。

－：確かに、ウォーエンブレム産駒は“初戦を勝っても2戦目は”となりますものね。

尚：そういうタイプの馬が多いので、その辺のメンテの掛け方というのは必要かと思って待ったわけで、1400でも外回りだったので。本来ならもう少し距離があったほうがいいかなとも思いましたが、牝馬同士で賞金を加算するならここじゃないかと。勝てはしませんでしたが、地力があるところは見せられたのではないかと思っています。

－：それにしても、新馬戦では他馬とぶつかりながらでしたものね。

尚：危なかったね(笑)。

－：そんなところもあって勝ってしまうところが、凄く根性があるのかなと見受けしたのですが。

尚：あの後に無理をすると気の悪さが出たのかも知れないけれど、そのへんを注意しながら。今ではおりこうさんで凄くジョッキーから「乗りやすい」と評価ももらっているので。

－：そして、3ヶ月空いての前走ですけれど、馬体的には先生から見て北海道からの違いはあったのでしょうか。

尚：欲を言えばもうちょっと体重増が欲しかったですが、その点を差し引いてもあれだけの結果を出してくれたので。さらにパワーアップはしていますよ。体重どうのこうのではなくて、質のいい筋肉ができている感じを受けますよね。

－：では休み明けを一度叩かれて、さらに良くなっていると。

尚：はい、間違いなく。

－：今日の追い切りですけれども、併せ馬でしたね。

尚：そうですね。相手はコレクターアイテムですけども。それにヒケを取らない動きだったと思います。

－：今日の坂路はかなり馬場も重そうでしたものね。

尚：ええ。2頭ともいい感じで消化できたと思います。

－：上がってきてからの雰囲気はいかがでしたか。

尚：良かったですよ。秋山君もニコニコしていました(笑)。

－：秋山ジョッキーはかなり自信を持っていますよね？

尚：はい。

－：折り合い面なのですが、一瞬見ていると少し難しさがあるのかなと、ここ2戦。そうでもなさそうなところも……。

尚：大丈夫じゃないですか。

－：普段はどうなんですか？

尚：おりこうさんですよ。

－：では、折り合い面も大丈夫？

尚：はい、大丈夫です。

－：さあ今回、阪神が初めてということになりますけれど、最後の坂を含めてどのようにお考えですか。

尚：そういうのは問題ないと思います。新馬が函館で、前回が京都で。どこの競馬場でも対応できると思います。

－：コレクターアイテムにとっても怖い一頭となりそうですね。

尚：ハハハ、そうですね。