【朝日CC】ジャスタウェイ「アスリートになってきた」

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8日(土)に行われる朝日チャレンジカップ(G3)に出走予定のジャスタウェイ(牡3、栗東・須貝尚厩舎)を管理する須貝尚介調教師の共同会見(5日)は以下の通り。

-:第63回朝日チャレンジカップに向けまして、須貝先生にお話をおうかがいして参ります。よろしくお願いします。古馬の一線級との天皇賞、あらためてあの時のレースを振り返っていただきたいのですが、ある程度の位置を取ってのレースでした。

尚:初めての古馬相手で「どこまで競馬できるかな」と思ったんですけども、着順はともかく“やれる”っていう意味では証明できたかなと思うレースでしたね。

-:さあ、そして今年から朝日チャレンジカップ、1800mになるんですが、その前の毎日王冠、非常に惜しいレースでしたが、この時はどうでしたか?

尚:少し自信はあったんですけども、あそこまで頑張ってくれるとはね、強い相手だったし。天皇賞も古馬でも一級のメンバーだったしね、それを終わった時点でもうここを目標にしてましたんで、何とか頑張って欲しいなと思ってます。

-:さあ、古馬と対戦したこの2戦を見て、どうでしょう春先との成長、教えてください。

尚:この馬に関しては、2歳3歳の春まで、追い切りとか競馬のあとに、かなりメンテナンスの時間がかかったタイプで、また症状も現すタイプだったんです。四肢がむくれるとか、使ったあとにすぐ皮膚病が現れるとかね、そういう症状がこの秋になって全く出なくなったのでで、メンテナンスに時間がかからないってことは、それだけ攻められるっていう意味でも、かなり成長度が高いんじゃないかと思ってます。

-:内部から、かなりしっかり強化されたと。

尚:そうですね、言ってみれば、高校生のインターハイに出る選手から、本当のアスリートに変わってきたという、変化が見られるんじゃないかなと思っています。

-:さあ、そしてそれを受けまして、前走から激しいレースのあとだったんですが、そのメンテナンスはいかがでしたか?

尚:いや~もう、予想通り時間はかからなくて、調教のメニューも消化して挑めると思います。

-:そして今日の最終的な追い切りは、どういった点に主眼を置かれたか、教えてください。

尚:来週。重賞を使うアスカトップレディもね、攻め馬で動くタイプなので、アレと併せ馬になりました。ちょっとアスカトップレディのほうが動き過ぎちゃっているところもあるんですけども、まあまあ、デムーロもね、先週も乗っているので。そして、いい感触を味わっているのでね、今回も併せ馬でキッチリと終えました。

-:戻ってきたあとの、馬の気配などの雰囲気はどうでした?

尚:いいですよ、落ち着いているし、歩きもしっかりしているし。

-:今回はハンデキャップ競走、3歳馬ですが、56.5というハンデになりました。この点に関しては、あらためていかがでしょう。

尚:3歳だしね、その“0.5”は要らないんじゃないですか……(笑)、と思っているんですけど、まあ、評価が高かったというところなんでしょうね。

-:阪神といいますと、アーリントンカップを勝ちました非常に験のいい舞台、1800mで向正面が若干長くなりますが、あらためていかがですか?

尚:そのへんに関しては、もう2000も経験してるので。折り合い面に関しても、この馬もすごく乗りやすいタイプ。あとはもうミルコに、託すしかないかなと思ってます。

-:実績を含めて、3歳馬ですが、おそらく一番の注目を集めると思います。最後に先生から抱負のほどをひと言頂けますか?

尚:来年、実質的に古馬になるわけなんで、そうなるとやっぱりレースも限られてくるし、賞金を持ってかなきゃ出たいレースにも出れないのでね、このへんで何とか、賞金を加算したいところですね。

-:来年に向けてのいいステップになるよう期待しております。

尚:そうですね、頑張って欲しいと思います。