【1回京都】ミニョネット…小平奈由木の注目新馬レポート

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注目の新馬【1回京都】ミニョネット

ミニョネット
(牝3、栗東・藤岡健厩舎)
父:クロフネ
母:ビスクドール
母父:サンデーサイレンス

父はクロフネ。フサイチリシャール(朝日杯FS)、スリープレスナイト(スプリンターズS)、カレンチャン(スプリンターズS、高松宮記念)、ホエールキャプチャ(ヴィクトリアマイル)をはじめ、スピードが豊かであり、確実に勝ち上がる。牝馬に大物が多いのも特徴だ。
母ビスクドール(その父サンデーサイレンス)はトゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯、ドバイワールドC2着、トゥザグローリーの母)の全妹。姉兄にアイスドール(6勝)、ジュモー(3勝)、バトードール(現3勝、ユニコーンS2着)などがいる。信頼度が高い繁殖である。キャロットクラブの募集馬であり、総額は2000万円の設定だった。
ノーザンファーム空港で丹念に体力アップが図られ、10月6日、NFしがらきへ移動した。12月5日、栗東に入厩。12日のゲート試験にスピード合格すると、順調に時計をマークしている。大型ながら十分な鍛錬を積んできただけあって、イメージ以上にフットワークは軽い。
1月5日(土)、京都の芝1600mでターフに初登場。藤岡佑介騎手が手綱を取る。


小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
清水成駿氏の公式サイト「SUPER SELECTION」に毎週連載中の「トレセン尋ね人」や、月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判になっている。